CTA(Call To Action)

CTA(Call To Action)の意味とは?成約率を高めるための、コンバージョンボタンのポイント

CTA(Call To Action)とは・・・直訳すると「行動喚起」という意味になり、Webマーケティングの世界では、「訪問者にとってもらいたい行動を誘導する」ことと定義できます。

ほとんどが、下図のように「ボタン」や「リンク」で表されます。

CTA ボタン例

例えば、資料請求をしてもらうことが目的のWebページであれば、「いますぐ資料請求をする」といったボタンで、ユーザーを資料請求ページへ誘導することが、「CTA」の役目になります。

今回の記事では、この「CTA(Call To Action)」の配置において、コンバージョン率を高めるためのポイントを、順に解説していきます。

※「コンバージョン率」に関しては、こちらで解説しています→コンバージョン(conversion)の意味とは?CVR:コンバージョン率(レート)を上げるための6つのポイント

以下、目次になります。

  • WEBマーケティングには必須!CTA(Call To Action:コンバージョンボタン)のポイントについて
  • CTA(Call To Action)以外の、コンバージョン率を高める3つの要素

WEBマーケティングには必須!CTA(Call To Action:コンバージョンボタン)のポイントについて

CTA(Call To Action:コンバージョンボタン)のポイント

Webマーケティングという言葉を、”Web上で商品(サービス)が売れる仕組み” と定義すると、Webマーケティングにおいて、「CTA」の役割は非常に重要なポイントになります。

「CTA」は、ボタンを、少し大きくしたり、色を目立つ色に変えたり、文言の変更をしたり、、、といった、たった少しの事でも、コンバージョン率が2倍や3倍になったりもします。

コンバージョン率が上がるということは、それだけ商品が売れたり、見込み客の獲得に繋がります。

なので、Webマーケティングにおいて、「CTA」というのは、非常に重要な役割を担っているのです。

そこで、当章では、コンバージョン率を高めるための「CTA(Call To Action)」のポイントについて、まとめました。

以下、目次になります。

  1. ターゲットにとってもらいたい行動は、1つに絞る
  2. 商品(サービス)によって、CTAの内容を最適化する
  3. とにかく目立つようにする
  4. CTAの配置場所
  5. CTAの内容は、具体的にターゲットに分かるようにする
  6. CTAボタンの「色」について
  7. お得感と限定感を演出する

では、順に解説していきます。

1、ターゲットにとってもらいたい行動は、1つに絞る

CTA(Call To Action)のポイント ターゲットを絞る

「CTA」というのは、Webページに訪れた訪問者が最終的にとってほしい行動を促すことが役目です。

ここで、”とってほしい行動” を複数設定してしまうと、その分「ターゲットへの訴求度」が分散され、効率的に促すことができなくなります。

要は、「二兎追うものは一兎をも得ず」ということです。

なので、「ダイエット商品」も「育毛剤」も両方売りたい。といったページにならないようにしましょう。

「ダイエット商品」と「育毛剤」とでは、売るべきターゲット像がまったく異なりますよね。
なので、結局どちらのターゲットにも、効果的に訴求することができなくなってしまうのです。

ただ、ターゲット像が同じ場合であれば、複数設定しても「OK!」です。

例えば、「ダイエット商品」を売りたい場合で、「CTA」に、「商品の購入」と「資料請求」の二つを設定する。ということであれば良いです。

ただ、多くても2つまでにとどめておきましょう。

2、商品(サービス)によって、CTAの内容を最適化する

低額商品や、日常的に消耗していて価値がハッキリしている商品であれば、「購入」を促すCTAでも問題ないでしょう。

例えば、食料品や雑貨・書籍などが、これに該当します。

ただ、高額商品やコンサル系・システム開発などといったモノ(一見、価値が分からないモノ)については、いきなり「購入」を促しても、ハードルが高いでしょう。

おそらくほとんどの方が、購入の段階までは至りません。

ただ、「興味」は抱いています。

なので、「興味」の段階から「購入」の段階まで、ターゲットの購買意欲を高めるための「教育」をしなければならないのです。

そのために、まずは「資料請求」や「お問い合わせ」・「無料体験」といった「CTA」を設定しておいて、のちにターゲットの購買意欲が高まった段階で、商品の購入を促すのです。

なので、重要なのは、低額商品や日常消耗品以外のモノについては、いきなり「購入」を促さないことです。

ここを間違えてしまうと、せっかく興味を持ってくれてるのに、みすみす、その見込み客を逃してしまうことになります。

※「購買意欲」を高めるためのポイントについては、こちらでまとめています→購買意欲を高めるための「色」や、消費者の心理・行動(動向)論についてまとめてみた

3、とにかく目立つようにする

CTA(Call To Action) 目立たせる

CTAは、とにかく目立つようなデザインにすることです。

なので、背景色と同調しないような色にし、大きさもなるべく ”大きく” 設定します。

また、Webページを見るユーザーの目線というのは、左から右に流れて、下にいって、また左から右に流れるように視線が移っていきます。

「Webページを見る、一般的な人の目線(Fライン・Zラインの法則)」
Webページを閲覧する際の目線

なので「CTA」は、より見られる「左」に配置するようにしましょう。

4、CTAの配置場所

Webマーケティングの世界では、「コンバージョン率の向上に最適化したWebページの構成」というものが、ある程度法則化されています。

そのページ構成を、下図に示します。

コンバージョンに最適化したWEBページ構成

このページ構成については、こちらのページで詳しく解説しています→ランディングページとは?landing pageの作り方(制作手順)と、LPO対策で重要な8つのポイントをまとめてみた

上図のように、コンバージョン率を意識する場合、「CTA」は、1箇所ではなく複数の箇所に設定します。

これは、「CTA」が少ないことによる機会損失を防ぐためです。

例えば、ページの冒頭部分にて既に「購買意欲」が高まってる訪問者がいた場合、重要なのは、その瞬間に「購入ページ」に促す仕掛けです。

消費者が「購入したい」といった心理状態になっているのは、”その瞬間のみ” ということを理解してください。
その時に、購入ページへ促す仕掛け(CTA)が、すぐに見当たらなかったら、最悪の場合、そのまま離脱に繋がってしまいます。

なので、各節ごとに「CTA」を用意しておく必要があるのです。

5、CTAの内容は、具体的にターゲットに分かるようにする

CTA(Call To Action)のポイント 具体性をもたせる

例えば、単なる「資料請求」や「資料をダウンロード」といった文言の場合、

「なんの資料なのか」・「どのような資料なのか」といった事が、それだけでは分かりません。

まあ、実際は前後の文脈で、予測は付きます。

ですが、「3ヶ月でー10kgを達成したダイエットノウハウをダウンロード」といったように、具体的な文言を設定したほうが、コンバージョン率は上がります。

ある検証によれば、文言の具体性を上げたことで、なんと「4倍」も差が出た。というデータもあるそうです。

なので、CTAの文言を設定する場合は、具体的にターゲットが認識できるように設定しましょう。

また、ターゲットが商品を購入する上で、必要とする情報は、ちゃんと明確に提示しておきましょう。

意外と多いのが、「商品の金額」を提示していないケース。

商品の金額というのは、購入する上でも最も気にする情報の1つです。
これが不明確ということは、消費者にとって、非常に不安な心理状態なのです。

なので、購入する上で必要な情報は、必ず明確化しておきましょう。

6、CTAボタンの「色」について

コンバージョンボタンの色

Webマーケティング業界では、常識となっていますが、実は、ボタンの「色」も、コンバージョン率に影響を与える要素の一つになります。

一般的に、設定されるのは「赤」か「緑」です。

「赤」は、最も目立つ色で、購買意欲を刺激する「色」とされています。
また、「緑」は、安心感を与える色とされ、購入する際の「不安」を軽減します。

「色」と人間心理の関係については、下記にまとめていますので、ぜひ見ておいてください。

色(カラー)が人の心理に与える印象(イメージ効果)と、好きな色で分かる人間の性格について診断してみた

7、お得感と限定感を演出する

お得感と限定感は、人の購買意欲を高め、効果的に「購入」へと促します。

まず「お得感」は、「値引き」が効果的です。
値引く場合は、下図のように、定価と値引き後の比較表示をすると良いでしょう。

CTA(Call To Action)のポイント お得感の演出

また「限定感」というのは、「●●名様限定」だとか「あと●●日で締め切ります」といった文言になります。

CTA(Call To Action)のポイント 限定感の演出

ただどちらも注意しないといけないのが、ちゃんとその理由を明記することです。
この理由がちゃんとなっていないと、消費者は、ただの「押し売り」や「売り文句」と思ってしまいます。

以上、コンバージョン率を高めるための、7つののポイントでした。

まとめ:CTA(Call To Action)の最適化は、集客されてこそ意味がある

今回の記事では、CTAの最適化ポイントについて、7つに分けて解説してきました。

ですが、ここで注意しなければならないのが、あなたのサイトへ多数のアクセスがあって、はじめて「CTAの最適化」は意味があるのです。

なので、まずはアクセス数を上げるためのサイト運営をしなければなりません。

アクセス数を上げるためにやっておくべき事で、特に効果的なのが「SEO対策」です。

SEO対策とは・・・検索エンジン最適化のことで、自分の運営するサイトを、検索結果の上位に表示させるための対策になります。

一度、検索エンジンの上位にサイトをもっていくことができれば、その後は安定したアクセス数を集めることができます。

なので、アクセス数を安定的に向上させていきたい場合、SEO対策は、非常に効果的な施策の一つになります。

SEO対策について、詳しい内容や、やっておくべき項目については、下記にてまとめているので、ぜひ参考にしてください。

SEO対策とは

以上です。

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