受動態(受け身)と能動態

受動態(受け身)と能動態を最適化するライティング術


受動態(受け身)とは・・・文法の一つで、「○○○は、●●●に~される」のように、主語が誰かから動作を受ける時に表現される文法になり、別名「受け身」と言われます。

受け身 別の意味

受動態は、基本的に「~される」のように表現されます(以下、例)

例:私は、田中先生から怒られました。

一方、「能動態」とは・・・「○○○は、●●●を~する」のように、主語が対象にたいして、何かしらの動作をする文法になります。

以下に、例を示します。

例:田中先生は、私を怒りました

上述から、受動態と能動態の「違い」を一言でいえば、主語が動作を起こすのか、動作を受けるのかの違いになります。

ですが、文章内で「受動態」を使うか「能動態」を使うかで、読み手の印象は大きく変わってきます。

なので、読み手を意識した文章を書く際には、受動態と能動態の最適化をしなければなりません。

そこで、今回の記事では、読み手が感じる受動態と能動態の印象についてと、最適化するさいのポイントについて、順に解説していきます。

以下、目次になります。

  • 読み手が感じる、受動態(受け身)と能動態の印象について
  • 受動態(受け身)と能動態の最適化

読み手が感じる、受動態(受け身)と能動態の印象について

受動態(受け身)と能動態の印象

上述しているとおり、文章が「受動態」で書かれているのか・「能動態」で書かれているのかによって、読み手の印象は大きく違っています。

以下に、それぞれの例を示してみます。

【受動態の例】
ブログでアクセスを集めたい場合は、ソーシャルメディアからのアクセスを集める「SMO(ソーシャルメディア最適化)」よりも、検索エンジンからのアクセスを集める「SEO(検索エンジン最適化)」方が、効果があるとされています。

【能動態の例】
ブログでアクセスを集めたい場合は、ソーシャルメディアからのアクセスを集める「SMO(ソーシャルメディア最適化)」よりも、検索エンジンからのアクセスを集める「SEO(検索エンジン最適化)」方が、効果があります。

※SEO(検索エンジン最適化)については、こちらで解説してます→SEO対策とは

上記の比較例を読むだけで、違いは顕著に表れていますよね。

では、それぞれ(受動態と能動態)に対しての、読み手の印象を下記にまとめてみました。

  • 能動態の印象

    ・文の内容が明快に伝わる
    ・文に、説得力がある
    ・書き手の思いが直接的に伝わる
    ・誰が、何を言っているのかといった関係性が明確である。

  • 受動態の印象

    ・文の説得力が弱い
    ・回りくどく伝わる
    ・(上記例のように)発言者の所在が不透明になりがちである。
    ・誰が、何を言っているのかといった関係性が不明確になりがちである。

以上です。
これらの特徴を踏まえたうえで、次の章では「最適化」するポイントについて解説していきます。

受動態(受け身)と能動態の最適化

受動態(受け身)と能動態の最適化

上述しているとおり、文章が「受動態」で書かれているか、又は「能動態」で書かれているかによって、読み手の印象は大きく違います。

なので、「書き手」として大事なのが、読み手を考慮した上で、それぞれの文法を適切に使い分けることです。

そこで当章では、そのポイントについて、下記の3つにまとめました。

  1. 文章に説得力を持たせたい場合は、能動態を用いる

    上述しているとおり「能動態」の特徴として、書き手の思いが直接的に伝わり、文章に説得力が生まれます。

    なので、読み手に「コレは伝えたい!」といった内容は、能動態を用いた文章にすべきでしょう。

    例えば、社会人向けに「コミュニケーションの取り方」について解説する際、下記のように、重要な部分を「受動態」で解説したら、説得力がまったく無いモノとなってしまいます。

    コミニュケーションで重要なのは、相手の話しを聞く事だとされています。

    上記で主張されている内容は書き手の意見ではなく、第三者の意見になっていますね。
    なので、文章にまったく説得力がありません。

    ※文章に説得力を持たせるポイントについては、下記記事にもまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

    文章力(説得力)を向上させるためにやっておくべき「13の基本」についてまとめてみた

  2. 書く内容に対して、いまいち理解していなかったり、根拠となる情報がない場合は「受動態」を用いる

    例えば、下記のような例文があったとします。

    IT系の開発職というのは、職業柄コミュニケーション能力が著しく低いです。

    上記を、実際にIT系の職場で働いていたり、開発職の方と頻繁にコミュニケーションを取っていて「実感」している方。
    また、「開発職はコミュニケーション能力が低い」とする理由を明確に持っている方であれば、述べても良いでしょう。

    ですが、これらに該当せず、上記例文の根拠となる情報を全く持っていない場合は、受動態で述べるべきです(下記)

    IT系の開発職というのは、職業柄コミュニケーション能力が著しく低いとされています。

    なぜなら、書き手の主張に対して、「根拠となる情報」を全く持っていない場合、読み手が、前後の文脈から「矛盾」を感じる可能性があるからです。

    能動態というのは、文の主張者がハッキリしているので、その分「責任の所在」も明確になります。

    なので、いまいち理解していない事だったり、明確な理由を持ちあわせていない事を、「能動態」で述べることで、その分「矛盾」が発生した時に、(文章の)信用度が格段に落ちてしまう「リスク」があります。

    「このひと、●●●なこと言っておいて、全く出来てないじゃん」

    と、読み手に思われてしまうわけです。

  3. 主語に合わせて使い分ける

    これは、文法を決めるさいに、最も前提となるポイントとなります。

    実は、受動態を使うか、又は能動態を使うかは、(その文の)主語によって自然に決まるものなのです。

    主語というのは、その文が「何について説明している内容なのか」を示し、文の「中心」となる存在です。

    例えば、「彼は野球に夢中になった」という文の主人公は「彼」になります。
    ですが、「野球は、彼を夢中にさせた」という文は、「野球」が主人公になります。

    さらに、「彼は野球に夢中になった」という文では、「受動態」はありえませんよね。
    また、「野球は、彼を夢中にさせた」という文でも、「受動態」はありえません。

    このように、その文の主語によって、自然と「態」は決まるものなのです。

以上、文法の「受動態」と「能動態」を最適化する3つのポイントでした。

まとめ

今回の記事では、読み手が感じる「受動態」と「能動態」の印象についてと、最適化するさいのポイントについて、順に解説してきました。

「態」を最適化することで、読み手にとって分かりやすい文章や、説得力のある文章にすることができます。

なので、ビジネス文書やブログ記事など「文章を書く」さいには、ぜひ意識してみてください。

また、「文章を書くさいのポイント」について、下記記事にも詳しくまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。

文章の書き方で4つのポイントを守ったら、1記事で1日500人以上の方に読まれるようになった

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