佐村河内守氏と新垣隆氏のゴーストライター問題

佐村河内守氏と新垣隆氏のゴーストライター問題!出版業界ではゴーストライターの起用は常識なのだが、、、


佐村河内守氏と新垣隆氏のゴーストライター問題とは・・・2014年2月、佐村河内守氏が自作としていた曲が、ゴーストライターの代作によるものと発覚した問題です。

これは、ゴーストライターの本人であった新垣隆氏によって公になり、瞬く間に大問題へと発展していきました。

また、佐村河内守氏は「全聾(ぜんろう)の作曲家」として人気を博していたが、この発覚と同時に、実は「耳が聞こえていた」事も明かしています。

今回の問題で大きく取沙汰された「ゴーストライター問題」ですが、出版業界ではごく一般的にある事だそうです。

ビジネス本やタレント自叙伝など、著名人が出している本の「9割」はゴーストライターが執筆している

といった記事もあります(詳しくはこちらで解説しています→ゴーストライターとは?ビジネス本やタレント自叙伝の「9割」はゴーストライターの執筆らしい

では、なぜ今回は、こんなにも大きな問題に発展していったのでしょうか・・・単に通例であれば、ここまで大騒ぎにはならなかったはずです。

その理由について、今回の記事では解説していきたいと思います。

また、佐村河内守氏、新垣隆氏それぞれの経歴や有名作品についてもまとめていきます。

以下、目次です。

  • 佐村河内守氏の経歴
  • 新垣隆氏の経歴
  • 知っておいた方が良い!佐村河内守氏・新垣隆氏の有名作品
  • 「佐村河内守氏と新垣隆氏のゴーストライター問題」と、出版業界の違いについて

佐村河内守氏の経歴

佐村河内守

佐村河内守氏は、1963年9月21日、被爆者の両親の下、広島県に生まれました。

高校では演劇部に所属し、しばらくは役者の道を歩んだそうです。

音楽の道に本格的に進んだのは、1988年で、作曲家かつ音楽プロデューサーであった大倉百人(おおくらもんど)氏の事務所に所属しました。

ですが、1年も経たずに事務所を辞めさせられています。

その後、1990年には自ら作曲活動を始め、ロックバンドを結成していたそうです。

そして、1996年に新垣隆氏と出会い、その後ゴーストライター関係を結んだといいます。

1998年には、ゲームソフト『バイオハザード』の交響曲として「CRIME AND PUNISHMENT」を発売し、続いて、ゲームソフト『鬼武者』の音楽「交響組曲ライジング・サン」の担当も決定し、順調に作曲活動を続けています(実際の作曲は、新垣隆氏)。

2001年には、「交響組曲ライジング・サン」を含むサウンドトラックを発売し、その時の記者会見で、聴覚障害含め、様々な障害や持病があることについて公表しました。
関係者間では、この時「佐村河内守氏は、全聾(ぜんもう)である設定とした」と暗黙の了解だったそうです。

一方、世間では、佐村河内守氏のことを「現代のベートーベン」と賞賛し、さらに躍進していきます。

佐村河内守氏 現代のベートーベン

2007年には、自叙伝である『交響曲第1番』(講談社)が発売され、2011年にはCDの「交響曲第1番HIROSHIMA」が発売されました。

その後、2012年11月、NHKの『情報LIVE ただイマ!』で、佐村河内守氏が紹介され、この番組が反響を呼び、『交響曲第1番』のCD売上が、オリコンで9位を獲得。

佐村河内守氏 NHKスペシャル

さらに、2013年3月、佐村河内守氏を特集したNHKスペシャル『魂の旋律 ~音を失った作曲家~』が放送され、『交響曲第1番』のCD売上がオリコン2位にまで浮上。

その後も売上を伸ばし続け、10万枚を記録するヒット作となり、クラシックでは異例の売れ行きとなりました。

ですが、2014年2月『週刊文春』の暴露記事によって、ゴーストライター問題が発覚しました。

「全聾の天才作曲家」佐村河内守は本物か

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新垣隆氏の経歴

新垣隆

小さいころから音楽一本で、ヤマハ音楽教室、千葉県立幕張西高等学校の音楽科を経て、桐朋学園大学の音楽学部作曲科を卒業。

その後、桐朋学園大の非常勤講師を務めています。

佐村河内氏の件では、「ゴーストライターを18年間に渡ってやってきた」と記していて、佐村河内氏が提案したイメージを基に、旋律や和声を含め、実際の作曲をしていたとされています。

作曲家の伊東乾氏は、新垣氏について下記のように述べています。

新垣隆君は、日本で芸術音楽の作曲に関わる者で知らない人のいない、彼の世代のトップランナーの1人として20代前半から注目されてきた芸術家です。

彼は、プロフェッショナルのピアニストを養成するうえで、最も高度に教育指導をできるピアノの教授者で、何千人という学生が彼の教えを受けてピアノ科出身者としてプロの仕事をしています。

音楽家としての彼の格は、国際的に見ても超一級の折り紙付きでしょう。

知っておいた方が良い!佐村河内守氏・新垣隆氏の有名作品

知っておいた方が良い、佐村河内守氏・新垣隆氏の作品について3つにまとめました(下記)

以上です。

「佐村河内守氏と新垣隆氏のゴーストライター問題」と、出版業界の違いについて

佐村河内守氏と新垣隆氏 ゴーストライター

上述している通り、出版業界では「ゴーストライターの起用」はごく一般的になっています。

特に、ビジネス本やタレント自叙伝など、著名人が出している本の「9割」はゴーストライターが執筆していると言われています。

では今回、なぜこのような大きな問題に発展していったのでしょうか・・・

その理由について、下記二つにまとめました。

  • ゴーストライター以外の問題が深刻だった

    佐村河内守 聴覚障害

    今回ここまで騒動になっているのは、単にゴーストライター問題だけではありません。
    聴覚障害とされていた事にたいして、実際は違っていた。これも非常に大きな原因でしょう。

    特に、佐村河内守氏は、「聴覚障害」を自身のブランディングに活かしていました。
    「現代のベートーベン」とまで賞賛されていた程です。

    その分、本当は違っていた。となれば大きな話題になるのは当然と言えるでしょう。
    なので、単にゴーストライターが居たこと以外において、問題となる部分があったことが一つ挙げられます。

  • 対象とする「著者(作者)」が著名人でなく、生業が同じ作曲家であった

    ゴーストライター 出版業界との違い

    出版業界のゴーストライター起用と大きく違っている部分が、対象としている「著者(作者)」です。

    上述している通り、出版業界で「ゴーストライター起用」が特に著しいのが、芸能人やタレントの自叙伝や、経営者のビジネス本です。

    要は、著名となっている方々を対象としているんですね。

    これは、明確な理由があって、著名人というのは忙しければ忙しいほど時間がありません。
    当然、本業が忙しいので本を執筆している時間なんて無いんですね。
    これが一点と、あとは単に文章力がないため、プロのライターが書いた方が良いといった、この2点が主な理由になります。

    著名人の本にゴーストライターが多いのは、このためなんですね。

    一方、今回の事例では、「同じ生業」である作曲者を対象としています。

    特に、佐村河内守氏は作曲者として高い評価をもらっている方です。
    「現代のベートーベン」とまで言われたぐらいですからね。

    それが、「実は違いました、、」なんてなってしまったら、反響が違うのは当然の事ですよね。

    ここが、出版業界でよくあるゴーストライターとの大きな違いになります。

以上、「佐村河内守氏と新垣隆氏のゴーストライター問題」と、出版業界の2つの違いでした。

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