SEO対策

SEO対策の7つの基本とは?「1万PV/日」を達成したブログSEOの方法(キーワード選定や順位チェック、ツール紹介など)

・ ” SEO対策を今後行おうと思っているが、どのようにやっていけば良いのか分からない ”

・ ” SEO対策で、思うように成果が出せずにいる ”

こんな悩みを抱えた方は、当記事を読み進めていってください。

話は変わりますが、

先日、当ブログは開設後1年を迎えました。

開設当初は、まったくSEO的なノウハウは無く、学びながらの手探り状態で、ブログ運営を始めたのですが、

徐々に、検索エンジン経由のアクセスは集まっていき、

開設してから、1年後の現在まで、右肩上がりで順調に推移しています。

そして先日、ようやく目標であった「1万PV / 日」を達成いたしました。

SEO対策 アクセス数

そこで今回、縁起の良い節目ということで、

当ブログで持っているノウハウを元に、ブログ運営者が、SEO対策でやっておくべき「7つ」の基本についてまとめたので、順に解説していきます。

以下、「7つ」の基本。

  1. 独自ドメインとレンタルサーバーの準備
  2. ブログシステムの「Wordpress」を利用する
  3. キーワード選定
  4. タイトルタグの設定
  5. コンテンツ本文の作成ポイント
  6. 内部・外部リンクの構築ポイント
  7. その他

では、順に解説していきます。

SEO対策の基本1 : 独自ドメインとレンタルサーバーの準備

こちらは、SEO対策云々以前の事になりますが、ブログ運営後の、SEOパフォーマンスに大きな影響がありますので、必ずやっておくべき事になります。

おそらく、みなさんがブログ開設をする際に、真っ先に思い浮かべるのが、「アメブロ」や「はてブ」などの、無料ブログサービスでしょう。

ただ、これらの無料ブログサービスでは、「SEO」的に圧倒的不利益なことがあります。

それは、自分のブログページが、検索エンジンにインデックス(登録)されるのに、他の全ユーザーが競合になってしまう、、、という事です。

Google の仕様では、1つのキーワードに対して登録できるページは、1ドメインあたり3ページまでと決まっています。

なので、例えば「アメブロ」の場合、数千万人のユーザーの中から、たったの3人しか登録されない事になります。

また、仮にインデックスされたとしても、そこから上位表示されるかは、また別の次元の話です。

そこで、これらの圧倒的不利益な状態を脱するための方法として、

自分で、「独自ドメイン」と「レンタルサーバー」を準備することです。

独自のドメインであれば、インデックスするのに競合なんていないので、ページを作成すれば、ほぼ「100%」インデックスされることになります。

なので、SEO的に見れば、これらは必須条件といえます。

ただし、「独自ドメイン」を取得するには、お金が掛かりますし、サーバーもレンタル費用が掛かります。

費用としては・・・

  • 「ドメイン代」     : 1,000 円前後 / 年
  • 「サーバーレンタル代」 : 500 円前後 / 月

大体、これぐらいが相場です。

なので、そこまで負担になることはないのですが、初心者であれば、どのような手順でこれらを準備して、そこから、どのようにしてブログ公開まで進めていくのか・・・

といった事がまったく分からないと思います。

そこで、どの会社(サービス)からドメインを用意して、どこから「サーバー」をレンタルすれば良いのか・・・

といった事を、下記の記事にてまとめているので、ぜひ参考にしてください。

で、、、

サーバーとドメインが用意できたら、次にやることが、

  1. 「取得したドメイン情報を、レンタルしたサーバー上で設定する」 ・・・ 下記の記事にて、まとめています。

    ムームードメインで、ドメイン検索から取得・設定までの手順をまとめてみた
    (ムームードメインが対象)

  2. 「レンタルしたサーバー上に、ブログシステムを設定する」 ・・・ 次の章にて、詳しく解説しています。

SEO対策の基本2 : ブログシステムの「Wordpress」を利用する

ドメインとサーバーの準備が終わったら、次は、ブログシステムを、サーバー上に組み込んでいく必要があります。

そこで、最もオススメなのが、「Wordpress」です。

WordPress は・・・世界中で最も利用されているブログシステム(CMS)で、SEO 的にも効果的なことで有名です。

Google のアルゴリズム開発の責任者である「マット・カッツ(Matt Cutts)氏」も、公式に下記のように言及しています。

” WordPress を選ぶことは、非常に良い選択です。

なぜなら、Wordpressは、SEO に関する多くの問題を自動的に解決してくれて、SEO の手法の80%~90%に対応するように作られているからです”

参考元 : WisdomMingle.com:Google検索の責任者やSEOの天才も認めるWordPressのSEO効果

また、

SEO 的な面だけでなく、

  1. 多数の「テーマ・テンプレート」が存在するため、ブログデザインのパターンが数多く用意されている。

  2. 多数の「プラグイン」が存在するため、ブログ運営にて困る事は基本ない(以下、例)

     ・スマホ用のデザイン最適化
     ・セキュリティ関連
     ・ソーシャルメディア連携、、、等々

  3. 最も一般的なブログシステムなので、ネット上のソース(情報)が多く、何か困った時でも、すぐに解決しやすい

といったように、SEO の面だけでなく、ブログ運営全般において、推奨できるシステムになります。

※Wordpress のインストール手順や基本的な使い方については、下記の記事で、一から解説しているので、ぜひ参考にしてください。

WordPressとは?ワードプレスのインストール方法・使い方と、オススメの無料テーマ(テンプレート)・プラグイン紹介

以上です。

これまでの内容で、ようやく「ブログSEO」を行うための、下準備・環境構築が終わった段階になります。

実質的に、ここからの内容が、SEO対策自体のポイントになります。

SEO対策の基本3 : キーワード選定方法

WordPress にて、ブログの開設が終わったら、いよいよ運営開始ですが、

まず、SEO対策でやるべき事が、「キーワード」の選定です。

要は、「どの検索キーワードで、上位表示させたいのか・・・」といった事を選定します。

対象は、主に下記の3つになり、

  • ブログ全体
  • カテゴリ
  • ページ単体

上から、順に定めていきます。

では、それぞれの選定ポイントを順にまとめていきます。

ブログ全体のキーワード選定

まずは、ブログ全体を通して、対策するキーワードを選定します。

ここで決定したモノが、ブログのテーマにもなります。

例えば、当ブログであれば、「ブログ運営論」という、割りと幅広く抽象的なモノを、テーマにしています。

キーワードとしては、「ブログ運営」ですね。

このように抽象度の高いモノを選定しても良いですし、逆に、ある程度「特定」されたキーワードにしても良いです。

例えば、

「SEO」とか「FX」、「パズドラ」などなど。

ただ、ブログテーマを特定のモノにする場合、それに、ちゃんと需要があるかをチェックしてください。

具体的にいうと、「そのキーワードで、どれぐらい検索されているのか」をチェックします。

チェック方法は、Google の提供する「キーワードプランナー」を利用して、月間検索数をチェックしてください。

参考 : キーワードプランナーの使い方をまとめてみた

以上です。

カテゴリのキーワード選定

ブログ全体のキーワードが決定したら、次は、カテゴリを決めていきます。

カテゴリのキーワードを選定する際の条件としては、

ブログテーマに内包される形で、関係しているキーワードを選定してください。

例えば、当ブログの「ブログ運営」であれば、

  1. SEO
  2. セキュリティ
  3. 記事の書き方
  4. ソーシャルメディア連携
  5. アクセスアップ手法

などなどです。

このように、カテゴリを設定するさいは、必ずブログテーマに沿った内容にしてください。

ページ単体のキーワード選定

ブログテーマ・カテゴリまで決まったら、あとは、ページ単体になります。

ページ単体のキーワード選定をするさいは、属するカテゴリに関係するモノである事は当然として、

SEO 的に、以下の5つのポイントを考慮する必要があります。

  1. キーワードの検索数をチェックする(需要の調査)

  2. 現状の検索順位を確認する

  3. 1記事=1メインキーワードで設定する

  4. タイトルタグと見出しタグ(hタグ)に設定する

  5. コンテンツ内のキーワード出現率について

これらについて、詳しくは、下記の記事にてまとめているので、ぜひ参考にしてください。

SEO対策キーワード選定の5つのポイント(検索数調査や順位チェック・出現率について)と、使用すべきツール

以上です。

SEO対策の基本4 : タイトルタグの設定方法

キーワード選定が終わったら、次は、記事を作成していきます。

そこで、まずやるべきことが「記事タイトル」の設定です。

タイトルというのは、SEO 的に見て、最も重要視されている要素になります。

Google が記事内容を認識する際も、まずは、タイトルタグの内容を見て、記事内容の概要を認識しています。

なので、タイトルタグに設定するのは、「ページ内容を端的に表した概要」であることが、前提のポイントになりますが、

SEO 的に見たら、下記の3つのポイントも考慮する必要があります。

  1. SEO的に最適なタイトルの文字数について

  2. ページタイトルの重複は、SEO的に危機的状況である、、

  3. タイトルタグの内容は、h1(見出しタグ)にも設定する

これらのポイントについて、詳しくは下記の記事にてまとめているので、ぜひ参考にしてください。

SEO対策で必須!タイトルタグを設定するための5つのポイント(文字数やキーワードの包含、ページタイトルの重複有無など)

以上です。

SEO対策の基本5 : コンテンツ本文の作成ポイント

タイトルが決まったら、次は、コンテンツの本文を作成していきます。

まず、コンテンツを作成する際に考慮すべき事として、SEO 云々以前に、下記のポイントを抑えておく必要があります。

  1. 【検索ユーザーの抱えている悩みや問題を、明確に解決している】

    コンテンツを作成する際、まず重要なのが「ターゲット設定」です。

    SEO対策をして、アクセスを集めていきたい場合、ターゲットは「検索ユーザー」になります。

    要は、選定した「キーワード」で検索してくる人が、ターゲットになります。

    なので、コンテンツを作成する人は、その検索ユーザーがどのような事に困っているのか・・・

    どのような問題があって、検索してくるのか・・・を想像した上で、その解決策をコンテンツに反映させてください。

  2. 【ユーザーにとって、理解しやすいコンテンツになっている】

    コンテンツが理解しやすい「ポイント」としては・・・

    ・専門的な用語や、難しい漢字は頻出しないにする

    ・どうしても分かりにくい部分は、画像を用いたり図解したりといった工夫をする

    ・箇条書きでまとめられる部分は、箇条書きでまとめる

    ・長い文章がひたすら続いているような内容にしないこと(最高でも、5行以上は続かないようにする)

    ・重要性の高い部分や、ピックアップしてほしい部分は、デザインを変える(太文字や赤文字、背景色の変更など)

    これらのポイントを考慮して、理解しやすく読みやすいコンテンツにしてください。

  3. 【専門性が高く、具体的な指標や根拠が入っているコンテンツになっている】

    コンテンツを作成する際は、なるべく「専門性」が高い内容になるよう意識してください。

    専門性が高ければ高いほど、ネット上で言及される可能性は高くなりますし、そうなれば当然、リンクをしてもらえる可能性も上がります。

    そうすれば、SEO 的にも価値は上がりますし、

    検索エンジン自体も、論文のような専門性の高いコンテンツを好む傾向にあります。

    また、何かしらの命題がある場合や主張をする場合は、ちゃんとその根拠となる指標やデータを提示するようにしてください。

    そうする事で、専門性はもちろん、説得力も高いコンテンツになります。

以上です。

これらの事は、SEO 云々の前に、コンテンツの作成ポイントとして考慮しておきましょう。

では次に、「SEO」の観点で考慮すべきポイントを挙げていきます(以下)

  1. 【本文の「見出し」構成】

    Google は、論理的に体系立っているコンテンツを好みます。

    そのポイントが、「見出し構成」なわけですが、まずは、例を出します(以下)

    SEO の基本:コンテンツ作成-1

    このように、コンテンツの命題(タイトル)は、「見出しタグ(h1)」に設定し、

    本文内で、主張したい事やピックアップすべき事を、「h2タグ」にまとめていきます。

    そして、各「h2タグ」の配下には、その説明や根拠を記載していきます。

    こうやって構成されたコンテンツを、論理的に体系立っているコンテンツと理解すれば良いでしょう。

    また、下図のように、ピラミッド型に「本文」が構成されている事も特徴になります。

    SEO の基本:コンテンツ作成-2

  2. 【最低限のコンテンツ量(文字数)として、2,000文字以上は必要】

    Google は、低品質のコンテンツを嫌い、評価を下げます。

    その1つの指標として、コンテンツ量(文字数)がありますが、当ブログの経験則から、最低でも、1記事辺り、「2,000」文字ぐらいは必要です。

    ※当ブログの記事を平均すると、3,000~4,000 文字ぐらいに収まると思います(感覚値)

    昨今のSEO界隈では、コンテンツの高品質化が叫ばれているので、文字数的にも一定のボリュームは保証するようにしましょう。

以上です。

参考 : 検索エンジンとユーザー双方に最適化したコンテンツ作成手順をまとめてみた

SEO対策の基本6 : 内部・外部リンクの構築ポイント

昨今の、Googleアルゴリズムの変化から、コンテンツ自体の重要性が高まり、リンクそのものの価値は、一昔前に比べて薄れてきています。

ただ、それは、ブラックハット的な手法で人工的に集めたリンクの価値が著しく低いだけであって、自然発生的に集まったリンクについては、今でも重要な評価対象の一つになります。

なので、SEO対策的には、必要最低限のリンク対策はやっておく必要があります。

リンク対策の内容としては、大きく「内部」と「外部」に分けることができます。

では、それぞれの対策ポイントを、順に解説していきます。

内部リンクのSEO対策

以下に、SEO的な内部リンクの扱い方について、まとめました。

  1. 【アンカーテキストを最適化する】

    Googleは、リンク先ページの内容を認識する際、そのリンクの「アンカーテキスト」の内容を参考にしています。

    なので、ブログ内でリンクを貼る際は、「こちら」・「ホーム」といった記載ではなく、リンク先のページ内容を表した文言にしてください。

    ※基本は、リンク先の「ページタイトル」で良いです。

  2. 【SEO的に不利な「リンク切れ」の対策】

    ブログ内に設定されているリンクで、「リンク切れ」を起こしているモノが複数あると、SEO的に不利な状態となります。

    ※リンク切れとは・・・リンク先のページが無かったり、URLが間違っていたりなどして、正常にリンクされていない状態のことです。

    なので、定期的に、自分のブログ内にリンク切れとなっているリンクが存在しないかをチェックしてください。

    WordPressを利用している場合は、「Broken Link Checker」というプラグインで、自動でリンク切れを検出してくれるので便利です。

    もし、Wordpressを利用していない場合は、下記ツールなんかが便利です。

    「dead-link-checker.com」

  3. 【内部リンクの設置場所による、SEO的な価値の違いについて】

    リンクというのは、SEO の評価的に、ページの本文に設置されているものが最も高くなります。

    逆に、グローバルメニューやサイドバーなど、どのページでも固定化されたリンクに関しては、評価が低くなります。

    なので、ユーザーの目線に立って、有益だと判断したら、積極的に「本文」に内部リンクを貼るようにしてください。

  4. 【リンク数の上限数(ページ単位)について】

    以前の、googleガイドラインでは、

    「1つのページに表示するリンク数を適切な数に抑える(100未満)」と記載がありました。

    ただ現在では、具体的な上限数についての言及はなく、「ユーザーエクスペリエンスの観点から導き出せる合理的範囲内」であればOK!としています。

    参考元:「SEMリサーチ:Google Matt Cutts氏、「1ページあたり発リンク100未満」ガイドライン撤廃について説明」

    なので、具体的な上限数については気にしなくても良いので、

    ユーザーの観点から、リンク数については判断するようにしてください。

以上、内部リンクのSEO的な対策ポイントでした。

外部リンクのSEO対策

以下に、SEO的な外部リンクの扱い方について、まとめました。

  1. 【SEO業者や相互リンク集などは、Googleペナルティの原因となるので絶対に利用しない】

    外部リンクを集める上で、最も主張したい事がこの項目です。

    SEO業者や相互リンク集を頼ってしまったが最後、、、

    ブラックハット的な手法で低品質なリンクを貼られたり、相互リンク集に登録することで、機械的(人工的)なリンクが集まってしまったり、、、

    これによって、Google からの致命的なペナルティを受けてしまい、取り返しのつかない事になってしまう可能性があるので、絶対に利用しないでください。

  2. 【他のサイトへの寄稿によって、外部・被リンクを得る】

    他のサイトへ寄稿し、そのコンテンツ内に、自分のサイトへのリンクを設定することで、純粋なアクセスの導線にもなりますし、SEO的にも、外部リンクの面でメリットがあります。

    寄稿するさいの注意点としては、

    ・Googleにインデックスされているサイトである

    ・コンテンツテーマを関連させる

    ・リンクは最小限におさえ、寄稿コンテンツの質を高めるよう努力する

    最低でも、これらの点は満たすようにしてください。

    また、寄稿先のおすすめとしては、「NAVERまとめ」や「blogos」などがあります。

  3. 【TwitterやFacebookなどのソーシャルメディアを活用する】

    こちらは、SEO云々以前に、ブログ運営する上で必須の項目ですが、

    SEO的に見ても、TwitterやFacebookなど、主要ソーシャルメディアでの拡散度は評価対象に入りますし、

    拡散されればされるほど、様々な人に見てもらえることで、外部リンクを得れる確率は高くなります。

    なので、最低限、ユーザーがコンテンツを共有しやすい仕組みは構築しておきましょう。

    具体的には、

    主要ソーシャルメディアの共有ボタンと、アカウント・ウィジェットは、ブログ上に設置しておいてください(下図参考)

    SEO 外部リンク施策:ソーシャルボタンの設置

    SEO 外部リンク施策:ソーシャルアカウントウィジェットの設置

以上が、外部リンクのSEO的な対策ポイントになります。

ただ、、、

一点考慮してほしい点としては、外部リンクを集めるということは、結局のところ『コンテンツ』が最も重要なポイントであるということです。

実際に、当ブログでは、「外部リンク施策」というものを一切おこなっていません。

ソーシャルメディア活用については、SEO云々の前に重要なことなので、ちゃんとおこなっていますが、

これ以外に、外部リンクを目的とした対策などは全くやっていません。

それでも、こうやってSEO的に価値を評価され、検索エンジンから多数のアクセスを集めています。

それは、結局「コンテンツ」が、ユーザーにとって有益となれば、それは自然と拡散され、自然とリンクが付いていくという本質的なポイントを抑えた上で、

愚直にコンテンツを作成し続けた事が功を奏したと言えます。

参考 : SEOの内部・外部リンク対策で効果を出すポイント(業者や相互リンク集の扱い等)と利用すべきツール(被リンク数の確認など)

SEO対策の基本7 : その他、やっておくべき「6つ」の事

当章では、「その他」として、SEO対策でやっておくべき「6つ」の事をまとめてみました(以下)

  1. 【metaタグ(keywords・description)の設定】

    SEO対策において、metaタグ(keywords・description)の重要性というのは、昔と比較すると落ちていますが、

    それでも、Google は、公式に「description」の設定を推奨していますし、「keywords」の方も設定しておいて損はないため、各記事ごとに設定することをオススメします。

    Google 検索エンジン最適化 スターターガイド (「descriptionメタタグを設定しよう」の章)

    ※具体的な設定手順や、設定する際の「SEO」的なポイントについては、下記の記事にてまとめているので、ぜひ参考にしてください。

    seo対策に必要?metaタグ name = keywords・descriptionの設定について

  2. 【パーマリンク(記事URL)の設定】

    Google は、記事の内容を認識する際に、その記事の「パーマリンク(URL)」からも情報を取得しています。

    なので、重要なのは、URL にも「意味」を持たせてください。

    以下に、良い例と悪い例を提示してみます。

    ・良い例 : https://viral-community.com/seo.html

    ・悪い例 : https://viral-community.com/jfigjioe.html

    上記から分かる通り、良い例は「SEO」についての記事なんだなと分かります。

    逆に、悪い例は、何に関しての記事なのか、URL からは全く分かりません。

    当然、さすがの Google 大先生も頭を悩ますでしょう。

    なので、パーマリンクを設定するさいは、その記事を端的に表した「URL」にしてください。

    WordPress を利用している場合は、記事の作成・編集画面にて設定が可能です(下図参考)

    seo-パーマリンクの設定-1

    ※一般のブログサービス(アメブロや、はてブ等)では、基本的にパーマリンクの編集はできません。

  3. 【画像データの最適化】

    ブログ記事を書く際に、大半の人は、画像データを用いていると思います。

    それはそれで良いのですが、SEO的に見ると、二点ほど注意が必要です(下記)

    ●「画像のファイル名には、その画像を表した名前(英語)を設定する」

     例 : 「dog.jpg」、「japan.png」

    ●「画像(imgタグ)の「alt属性」には、ちゃんとその画像の説明文を定義する」

     例 : <img src=”seo-title-setting.png” alt=”seo対策のタイトル設定方法” />

    以上です。

    こうすることで、上記二つの要素から、Google は、正しくその画像データを認識することができます。

    そもそも、Google は、画像データを「ピクセルの集まり」としか認識できません。

    ただ、ファイル名やalt属性に、「どのような画像なのか・・・」を定義しておくことで、Google は、その情報を参考に、その画像データを認識します。

    なので、SEO対策をしている場合は、正しい画像情報を認識してもらうために、ファイル名やalt属性を設定してください。

  4. 【パンくずリストを設定する】

    パンくずリストとは・・・下図のように、「今見ているページの、ブログ内での階層」を表したモノになります。

    seo-パンくずリストの設定-1

    この「パンくずリスト」を設定することで、ユーザーは、ブログ内での現在位置を把握でき、トップページや上位階層のカテゴリページヘも容易にアクセスすることができます。

    また、SEO的にも効果があって、Google がサイトの全体構成を把握する際の、地図的役割を担います。

    WordPress を利用しているのであれば、プラグインの「Breadcrumb NavXT」を導入することで、簡単に設置できます。

  5. 【シンプルな、ブログ構成(階層)にする】

    SEO的な観点で、ブログの全体構成を考える場合、まず重要なのが、「シンプル」であることです。

    それは、シンプルであればあるほど、Google は、サイト全体を隈なく認識・評価し、

    逆に、階層が多く複雑であればあるほど、認識してもらえないページなども出てくるからです、、、

    なので、ブログの基本構成は、

    「トップ」 > 「カテゴリ」 > 「記事」

    という「3階層」にし、

    出来るだけ、トップページから「2」リンクで全てのコンテンツにアクセスできるようなブログ構成にしてください。

    (少なくても、「3」リンクで行き届くように。。)

  6. 【ブログの読み込み速度について】

    Webサイトの閲覧者は、ページが表示されるまでに待てる時間は最大2秒で、3秒以上かかると40%以上のユーザーが離脱してしまう。

    という検証結果があります。

    参考 : 海外SEO情報ブログ : 最低2秒、目指すは1秒以内。ウェブサイトを高速化するためのTIPS

    ただ、Webサイトの表示時間は、ユーザービリティーだけじゃなく、SEO的にも影響してきます。

    それは、Google が、SEO的な評価をするうえで、ページの表示速度も、重要な評価基準に置いているからです。

    当然、遅ければ遅いほど、評価も下がります、、

    なので、

    ・キャッシュの設定
    ・画像データの圧縮
    ・スペックの高いサーバーの利用

    といった対策をとる必要があります。

    特に、Wordpress を利用している方は、注意が必要で、Wordpress は、コンテンツを表示する際に、動的にデータベースからコンテンツ情報を取得した上で、表示しています。

    なので、単純な静的ページを表示するのに比べて、大幅に時間が掛かってしまうのが特徴となります。

    なので、キャッシュ系のプラグインを導入するなど、ちゃんと対策をとっておく必要があります。

    詳しくは、下記の記事にてまとめているので、ぜひ確認しておいてください。

    wordpress(ワードプレス)の高速化!キャッシュ系プラグインとサーバー選定で、「遅い(重い)表示速度」を改善する

以上です。

SEO対策を行う上で、利用すべき「ツール」の紹介

当章では、SEO対策をする上での便利なツールを、以下の用途ごとにまとめました。

  1. キーワード選定
  2. 検索順位のチェック
  3. サイトの内部構成(HTML構成)の診断・解析
  4. リンク切れのチェック

では、順に紹介していきます。

1、キーワード選定

SEO対策で、最も重要な作業である「キーワード選定」

ここで、利用すべきツールが以下の二つになります。

  • 「Googleキーワード・プランナー」

    キーワード選定をする上で、最も王道かつ必須なツールになり、

    下図のように、「検索数」や「競合度」、「関連キーワード」を確認することができます。

    SEO対策ツール:Googleキーワードプランナー

  • 「Google検索」

    当ブログでは、Google検索のサジェスト機能も、キーワード選定に利用しています。

    これによって、下図のように「関連 or 複合キーワード」を確認することができます。

    google検索 サジェスト機能

以上です。

2、検索順位のチェック

SEO対策をする上で、日々の検索順位チェックは欠かせません。

そこで、検索順位をチェックするための、便利ツールを以下にまとめました。

  • 「Googleウェブマスターツール」

    Googleが提供する「ウェブマスターツール」は、SEO対策をする上で多数の便利機能がある、必須のツールになります。

    その一つが、検索順位のチェック機能で、

    下図のように、キーワードごとの「検索順位」や「検索結果へ表示された回数」などを確認することができます。

    SEO対策 googleウェブマスターツール

    また、上図からも分かる通り、日々の推移についてもグラフ形式で確認する事ができます。

    「ウェブマスターツール」では、この他にも、SEO対策をする上で便利な機能を、複数用意しているので、ブログ運営者の方は、必ず導入しておきましょう。

    詳しくは、下記の記事にてまとめているので、ぜひ参考にしてください。

    参考 : Google対策に必須!ウェブマスターツール(WebMasterTool)へのサイト登録と基本的な使い方

  • 「GRC」

    「GRC」も、検索順位をチェックする上で、スタンダードなツールになります。

    下図が、画面例ですが、

    Google、Yahoo、Bing の3つの検索順位を確認でき、その推移もグラフ形式で確認することができます。

    SEOツール:GRC

    また、

    「GRC」にしかない機能として、検索上位100サイト分の、検索順位推移を確認することができます。

    これによって、どのサイトが上がってきていて、どのサイトが落ちているか・・・といった競合チェックも、一目で行うことができます。

  • 「Panguin Tool」

    「Panguin Tool」は・・・Googleアナリティクスと連携して、Googleのパンダ・ペンギンアップデートによる影響を受けたかどうかを確認できるツールになります。

    検索順位のチェックツールではないですが、、、

    検索順位の変動に大きく影響するため、その確認ツールとして挙げました。

    下図のように、ブログのアクセス推移に対して、「パンダ」・「ペンギン」・「その他のアップデート(順位変動率が高いもの)」が起きた日を確認する事ができます。

    SEO パンダ・ペンギンアップデート 影響確認ツール

以上です。

3、サイトの内部構成(HTML構成)の診断・解析

SEO的に見て、サイトの内部(HTML)が、ちゃんと構成されているか・・・

例えば、

  • SEO的に重要な「タイトルタグ」や「metaタグ」に、ちゃんと値は設定されているのか
  • 重複しているタイトルタグはないか
  • タグ構成がおかしくないか(タグが閉じられていなかったり、タグの入れ子構造がおかしかったり等)

こういった、SEO的に見て、評価を落としてしまう「HTML構成」をチェックしてくれるツールが、以下の3つになります。

  • 「Googleウェブマスターツールの、HTML診断・改善機能」

  • 「g-seomonitor.jp」

  • 「W3C Markup Validation Service」

これら、各ツールの詳細や使い方については、下記の記事にてまとめているので、ぜひ確認しておいてください。

SEO対策:サイト構成の診断(解析)に必須のツール比較まとめ

以上です。

4、リンク切れのチェック

以下、オススメのリンク切れ・チェックツールになります。

  • 「dead-link-checker.com」

    「dead-link-checker.com」は・・・Web上で、チェックしたいURLを入力するだけで、「リンク切れ」がないかをチェックしてくれるフリーツールになります。

    dead-link-checker.com 使い方-2

    上図では、特にエラー(リンク切れ)が無いことが分かります。

    ただ、、、

    「dead-link-checker.com」は、一つ一つのURLを入力してチェックしていかなければならず、

    サイト全体の記事に記述のあるリンク全てを、一括でチェックする機能がないため、

    個人的には、あまりオススメしません、、、

  • 「Broken Link Checker (Wordpress限定)」

    「Broken Link Checker」は、Wordpress のプラグインで、自動かつサイト全体のリンクを、一括でチェックしてくれるので、最もオススメのツールです。

    なので、Wordpressを利用している方は、必ず導入しておきましょう。

    こちらを導入しておけば、

    下図のように、リンク切れとなっているURLとリンクテキスト、該当のページ(ソース)を、確認することができます。

    seoツール リンク切れチェック-1

以上、SEO対策で利用すべきツール群のまとめでした。

※当章で挙げてきた、各ツールの詳細や使い方については、下記の記事にてまとめているので、ぜひ確認しておいてください。

SEO対策のおすすめ無料ツール10選!キーワード選定や順位チェック・サイト構造の診断(解析)に必須の「ツール」比較まとめ

最後に : SEO業者の利用は考えないこと(診断だけであれば、まだ良いが、、、)

最後に、SEO対策をする上で、基本方針として

「自分のサイトは、自分で管理・管轄すべき」ということを主張しておきます。

まだ、コンテンツ制作だけなら、外部に委託しても良いとは思いますが、

(まとめサイト等の「CGM」が、象徴的存在)

SEO対策を、外部に委託し、運営者の管轄外とする事は、非常に危険です。

それは、未だに「ブラックハット」的な手法によって、SEO的な価値を上げようとする業者が数多く存在するからです。

そんなときに、SEO手法の良し悪しも判断できないような状態だと、取り返しの付かない状態に陥ってしまう可能性が極めて高くなりますし、

いざ、そのような状態になったとしても、対策のとりようもありません、、、

なので、SEO的に価値を高めていきたいのであれば、必ずブログ運営者本人が、責任者となって、対策を講じていってください。

むしろ、ブログ運営とSEO対策を切り分けて考えるのではなく、ブログ運営の一環として考えていく必要があるでしょう。

当記事が、ブログ運営者にとって、少しでも参考になったら幸いです。

では。

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