パンダ・ペンギンアップデートとは・・・Google検索アルゴリズム の、有名なアップデートの事で、
- 【パンダ・アップデート】・・・品質の低いページの掲載順位を下げ、同時に、良質なページの掲載順位を上げるアップデート
- 【ペンギン・アップデート】・・・品質が著しく低いリンクを扱っているページや、そのページからリンクを受けているページの掲載順位を下げるアップデート
になります。
今回の記事では、これらの詳細な特徴や、パンダ・ペンギンの影響を受けないための対策について、順に解説していきます。
以下、目次。
- Google検索アルゴリズム:パンダ・ペンギンの違いや特徴について
- パンダ・ペンギンアップデート、それぞれの実施履歴(2014/12まで)
- SEO担当者必見!パンダ・ペンギン対策と、捕獲された時の回復手順
Google検索アルゴリズム:パンダ・ペンギンの違いや特徴について
当章では、パンダ・ペンギンの詳細な特徴や、影響を受ける原因についてまとめたので、順に解説していきます。
パンダアップデートの特徴や影響
パンダ・アルゴリズムは、上述している通り、品質の低いページの掲載順位を下げ、同時に、良質なページの掲載順位を上げるアルゴリズムとなります。
では、具体的に、どのようなページを、Googleは低評価とするのか・・・
下記にまとめてみました。
- ユーザーにとって、価値のないサイト
- 利便性の低いサイト(レイアウトがごちゃごちゃしていたり、視認性が悪いなど)
- 他のサイトのコピー
- 自動生成されたページ
- オリジナルのコンテンツがほとんどまたはまったくないページ
- 実質のないアフィリエイトサイト(広告の割合が非常に高いサイト)
一方、高評価となるページは、
- ユーザーにとって重要な情報を提供しているサイト
- 独自性の高い、研究や報告・分析がされているコンテンツ
以上です。
参考元:
・Google公式ブログ : Google検索が、高品質なサイトをよりよく評価するようになりました
・Google公式ヘルプ : オリジナルのコンテンツがほとんどまたはまったく存在しない
ペンギンアップデートの特徴や影響
ペンギンアルゴリズムは、上述している通り、品質が著しく低いリンクを扱っているページや、そのページからリンクを受けているページの掲載順位を下げるアルゴリズムになります。
では、Googleは、どのようなリンクを低品質としているのか、、、
下記にまとめてみました。
- PageRank の転送を目的として売買したリンク
- 過剰なリンク交換(相互リンク)
- アンカーテキストに、不自然なほど、キーワードを詰め込んだリンク
- 質の低いディレクトリサイトや、リンク集からのリンク
- 自動化されたプログラムやサービス(自動相互リンクシステムなど)を使用して集めたモノ
Googleは、上記に挙げているようなリンクを、低品質であるとし、ペンギン・アップデートの餌食対象としています。
パンダ・ペンギンアップデート、それぞれの実施履歴(2014/12まで)
現在、パンダアップデートは、Ver4.1(2014/9/25)、ペンギンアップデートは、Ver3.0(2014/10/17)まで、進んでいますが、
これらの歴史を辿ってみると、
パンダについては、2011/2、ペンギンは、2012/4 まで遡ります。
以下に、ザッとアップデート履歴をまとめてみました。
-
【パンダ・アップデート】
・Panda 1.0 (2011/2/24)
・Panda 2.0 (2011/4/11)
・Panda 3.0 (2011/10/19)
・Panda 4.0 (2014/5/20)
・Panda 4.1 (2014/9/25)
-
【ペンギンアップデート】
・Penguin 1.0 (2012/4/24)
・Penguin 2.0 (2013/5/22)
・Penguin 2.1 (2013/10/4)
・Penguin 3.0 (2013/10/17)
以上です。
SEO担当者必見!パンダ・ペンギン対策と、捕獲された時の回復手順
当章では、パンダ・ペンギンの餌食にならないための対策と、もしも捕獲された場合の回復手順について、順に解説していきます。
ではまず、パンダ・ペンギン対策について、以下にまとめました。
-
【パンダ・アップデート対策】
パンダは、上述している通り、低品質なコンテンツを嫌います。
なので、大前提として、高品質なコンテンツを作成することが求められます。
ここでいう「高品質」とは、下記の4つの意味を持ちます。
1 : ユーザーにとって、有益となるコンテンツ
2 : 体系的にまとめられていて、分かりやすく読みやすいコンテンツ
3 : ターゲット像とテーマ(キーワード)が明確である
4 : 独自性があり、情報量が多いコンテンツ(パクリ記事ではなく、かつ2000字以上のモノ)これら、4つのポイントを満たすコンテンツを作り続ければ、パンダに襲われる心配はないでしょう。
※高品質なコンテンツを作るポイントについては、下記の記事にて詳しくまとめているので、ぜひ参考にしてください。
・検索エンジンとユーザー双方に最適化したコンテンツ作成手順をまとめてみた
以上です。
-
【ペンギン・アップデート対策】
ペンギン対策としては、まず
・リンクの売買
・相互リンク集の利用
・自動プログラム・サービスの利用といった、『リンク取得のみを目的とした行為』をしない事が大前提です。
では、SEO的に重視されているリンクをどのように獲得していけば良いのか・・・
Google は、公式に下記のように言及しています。
他のサイトから自分のサイトへの高品質で関連性の高いリンクを作成してもらう最善の方法は、インターネット・コミュニティで自然に人気を獲得する、関連性の高い独自のコンテンツを作成することです。良質なコンテンツを作成すると、それが利益につながります。
参考元 : Googleガイドイン : リンクプログラム
上記にもある通り、リンクの獲得に際して、最も意識すべきは「コンテンツ」です。
「Contents is King」
と、SEO界隈では言われていますが、結局は、そこに帰結するわけですね。
当ブログでも、リンクの獲得は、あくまで自然発生的なモノだけで、意図的な施策をおこなった事はありません。
以上です。
パンダ・ペンギンに捕獲された時の回復手順
もしも、パンダ・ペンギンに捕獲された場合、まずやらなければいけないのが、『確認』です。
本当に、捕獲されてるのかどうか(ペナルティを受けたのか)・・・
そこでまずは、Googleの提供する「ウェブマスターツール」を確認します。
Google では、パンダ・ペンギンに関わらず、ペナルティ(手動)を受けた場合、ウェブマスターツールに通知がいきます(下図例)
上記のように、「手動による対策」がおこなわれた旨が表示されていれば、ペナルティ確定です。
ここでは、ペナルティを受けた原因も確認できるので、あとは、その原因となっている内容を修正し、
修正した旨を、Googleに報告(再審査リクエスト)して、見事承認が降りれば、検索順位は徐々に戻っていくでしょう。
というのが、ザックリとした流れですが、詳しくは下記の記事にてまとめているので、ぜひ参考にしてください。
また、、、
一点注意点としては、Googleのアルゴリズムによって、自動でパンダ・ペンギンに捕獲される場合もあります、
この場合は、ウェブマスターツールに通知がいきません。
※通知が来るのは、あくまで「手動によるペナルティ」だけです。
なので、まずやる事としては、「Panguin Tool」を利用して、
自分のサイトが、パンダ・ペンギンアップデートの影響を受けたかどうか・・・を確認することです(下図参考)
「Panguin Tool」
上図は、サイトのアクセス推移と、「パンダ」・「ペンギン」・「その他のアップデート(順位変動率が高いもの)」が起きた日を確認する事ができます。
これによって、例えば、サイトのアクセスが急激に落ちたタイミングと、パンダ・ペンギンの発生日が被っている場合、影響を受けたと判断できます。
あとは、アップデートの内容から、原因を推測して修正し、様子を見るようにしてください。
以上です(下記記事も参考になります)