SEO対策業者(会社)とは・・・クライアントのホームページに、SEO対策をして、検索エンジン上での順位を上げる業者のことです。
そーすることで、クライアントは、自社のホームページに検索エンジン経由のアクセスが増えるため、ビジネスが加速していくメリットがあります。
その対価として、費用を業者に支払う。といったモデルになってるわけですね。
ただ、SEO業者のサービス形態に問題がある場合もあって、一部の非道徳的な「SEO業者」では、スパム的なリンク構築、いわゆるブラックハット的なSEO手法を用い、不正に、検索順位を操作しようとするケースもあります。
※ブラックハットについては、こちら → ブラック・ホワイトハットSEOとは?検索エンジン最適化は、業者利用やスパム行為の時代から、純粋なコンテンツSEOの時代へ
そうすることで、被害を被るのは、Googleからスパム判定を受ける、クライアントのホームページなので、
一時期、そういった業者の問題がよく取り沙汰され、話題となっていました。
昨今では、そういったスパム行為を働く業者は、だいぶ駆逐されていったのですが、まだまだ影を潜めている業者も存在します。
そこで今回の記事では、こういった悪い業者の見分け方についてや、オススメの会社について、順に紹介していきたいと思います。
以下、目次。
- SEO業者を選別・比較するさいのポイント(見積もり料金や診断・サービス内容など)
- ”無料・格安” に注意!SEO対策業者(会社)の、評判ランキングBEST3
- 最後に – 自社ブログ(ホームページ)が取り返しのつかない状態になる前に –
SEO業者を選別・比較するさいのポイント(見積もり料金や、サービス・診断内容など)
2011年頃までに蔓延っていたSEO業者のサービス形態というのは、至極単純で、
数千といった膨大な数のサテライトサイトをSEO業者が抱え込み、これらのサイトからクライアントのホームページにリンクを張るといった、いわゆる「ブラックハット」的な手法が一般的でした。
※サテライトサイトについては、こちら → サテライトサイト・ブログの作り方(作成手順)と、SEOやアフィリエイト的に注意すべき制作ポイントとは?
ただ、2011年頃からは、Google の検索アルゴリズムがどんどん最適化されていき、それら「ブラックハット」的な要素のサイト群は、軒並み「圏外」へと追いやられていきました。
ここで、SEO界隈は、一気に「ホワイトハット」へと移行していったのです。
これに伴って、SEO業者はサービス形態の変更を余儀なくされるわけですが、
それでも、、、未だに「ブラックハット」的な事をやっている業者は複数存在していますし、いざ、クライアントのサイトが「ペナルティ」を受けたとしても、「知らんぷり」を突き通すような悪名高い業者もいるわけです。
そこで、当章では、そんな悪徳業者に引っかからないための、選別ポイントについてまとめてみました。
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「SEOに関するノウハウ・知識をつけておく」
SEOというのは、Google の複雑怪奇なアルゴリズムを推測して、それに対して最適解を見つけ実施していく、、、
ということで、複雑で難しい印象を持ってしまいがちですが、実態としては、そんなに難しい仕組みにはなっていません。
言ってしまえば、一般的に「当たり前じゃん」と思ってしまう要素で、ほとんどが構成されています。
なので、大前提として、SEO業者の利用検討をする場合は、まず「SEO」についての知識・ノウハウを身に付けてください。
サイト管理者として、ブラック・ホワイトすらも把握できていない状態で、業者に全てを一任してしまうのは、あまりに危険すぎます。
※SEO について、初心者の方は、下記記事をご覧ください。一から解説しています。
・SEO対策の7つの基本とは?「1万PV/日」を達成したブログSEOの方法(キーワード選定や順位チェック、ツール紹介など)
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「費用形態には注意する」
SEO業者の費用形態としては、大きく「成果報酬型」と「月額固定」の2つになります。
特に注意すべきなのは、「月額固定」形態で、最悪の場合、成果が全く出てないのに、費用だけが毎月かさんでいきます。
さらに、その状態で、「年単位」の契約とかだっだたら、、、
なので、契約する時は細心の注意を払ってくださいね。
また、一見リスクがない「成果報酬型」でも、成果の定義によっては、リスクがあります。
例えば、一度でも上位表示されたら「支払い」が生じる場合、、、
大量のリンクを供給して、1日だけ上位表示して、すぐにペナルティを受け「圏外」へ、、、
なんて状況になっても、「支払い」はおこなわなければなりません。
また、上位の定義も重要で、「10位」以内なのか、「20位」以内なのかによっても、天と地との差があります。
ハッキリ言って、上位表示したとしても、2ページ目以降だった場合は、極端にアクセスは激減します。
なので、支払いが発生する条件も、ちゃんとチェックしておきましょう。
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「サービス価格には注意する」
SEO業者のサービス価格はピンキリで、無料のモノから、月額10万円を超えるものまであります。
大体、無料のモノというのは、簡単なサイトチェックや、お悩み相談がほとんどで、
月に数万円といった高いプランは、質の高いリンクの供給や、SEO的に最適化されたコンテンツ生成などが、サービスとなっています。
なので、一概には言えないのですが、注意すべき点としては、
『月額数千円で、リンク供給ありのプラン』
または、
『月額数千円で、コンテンツ生成ありのプラン』
これは注意してください。安すぎます。
大体、ありきたりな質の低いコンテンツ(または、コピーコンテンツ)になっていたり、スパム丸出しの、リンクが供給されていたりと、
サイトに悪影響を及ぼしかねません。
なので、低価格帯のサービス業者には、細心の注意が必要です。
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「とりあえず、ググる」
SEO業者を検討するさいは、とりあえずググりましょう。
ググるときは、下記のようにググッてください。
・「seo ●●● レビュー」・「seo ●●● クレーム」
・「seo ●●● 詐欺」
※「●●●」は、業者名。
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「サービス内容や、実績内容について、具体的に公開しているかをチェックする」
サービスとして、SEO業者が、どのような手法でSEO対策をおこなっているのか
また、その対策内容が、定量的に表されているか。
●【ダメな例】 : 毎月、定期的に多数のリンクを、御社のサイトに供給します。●【良い例】 : 毎月:計100本のリンクを、1日:5本ずつ、御社のサイトに供給します。
供給元のページは、御社のサイトテーマに関連し、かつ、コンテンツ的にも価値の高いページを指定し、該当ページのURLは、月末に、まとめて御社に公開いたします。
また、御社側で、供給されるページの指定も可能です。
また、過去の実績内容が、具体的・定量的に表されているかも、重要です。
少なくとも、どの会社(クライアント)が、どれくらいの期間で、どの程度の上位表示に至ったのか。
さらに、どのキーワードで、どれぐらい検索経由のアクセスが増えたのか・・・
これぐらいの実績内容は公開していて、然るべきです。
また、念のため、掲載されている会社に問い合わせて、確認してみても良いでしょう。
※よく、クライアント名など具体的な情報は、機密保護のため提示できませんと謳っているところがありますが、本当に実績と信用があるところは、必ずその証明として具体的な情報を載せてますので、
具体的な情報を提示できない会社は、実績と信用がない。と判断して良いでしょう。
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「サービス(取り組み)として挙げている内容の、善し悪しを理解する」
現状の「SEO対策」というのは、大きく2つの要素で構成されています(下記)
●SEO に最適化された、コンテンツの生成●リンクを集める
詳細に言えば、まだまだ様々な対策ポイントというのはありますが、結局は、この2つのポイントが内包する形になります。
なので、業者がおこなうサービスも、このどちらか、又は両方になります。
ここで重要なのが、業者が、これらに対してどのように取り組むのか・・・です。
そこで、業者が公開している「取り組み例(サービス内容)」の良し悪しを、ザッと付けてみました。
【コンテンツの生成】●悪い例 : キーワードに従った「自動記事投稿ツール」を使って、ブログ記事を作成します。
●良い例 : まずは、御社の事業テーマに最適なキーワード選定をおこない、
それに従って、コンテンツ自体は、御社の有識者が作成することが理想ですが、その余裕がない場合は、業界に精通したプロのライターを探させて頂きます。
そして、コンテンツが出来上がったら、弊社のSEO専門家が、SEO 的に手直しをた状態で、記事の公開に至ります。
【リンクの構築】
●悪い例1 : 弊社でリンク構築のためのウェブサイト群を運営しているので、それらのサイトから、リンクを供給させていただきます。
●悪い例2 : 弊社の保有するリンクは安全で品質の高いものです。御社のサイトへは、これらのリンクを、数百・数千といった単位で供給させていただきます。
※この場合、安全で品質の高いモノであるという証拠を提示してもらいましょう。少なくとも、リンク元ページの公開は必須です。
また、数百・数千といった単位のリンク供給の場合、高い確率で、質の悪いスパムリンクとなるので注意してください。●良い例 : 弊社のクライアント、パートナー、そして、ベンダーに連絡を取り、理想的な形でリンクを張っていただけるかどうかを確認します。
その際、具体的なURLと、アンカーテキストは、御社に提供致します。
また、御社の業界に関する記事を投稿するウェブサイト & ブログを探し、接触して「ゲスト投稿」の機会を手に入れます。
そうすることで、ゲスト投稿を介して、そのサイトで読者に注目してもらうと同時に、御社サイトへのリンクも設置することができます。以上です。
このように、SEO業者の取り組み内容についての「良し悪し」の基準を付け、必ずチェックするようにしましょう(取り組み内容について、具体的な事を非公開にしている業者は、そもそも論外です)
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「万が一の時の、リンクの削除について」
Google からペナルティを受けてしまう原因として、非常に多いのが、「スパムリンク」です。
google からスパムと判定されたリンクが、自社サイトに付いていた場合、そのサイトはペナルティを受けてしまう可能性があります。
なので、せっかくお金を出して、業者にSEO対策をお願いしたのに、上位表示どころか、逆にペナルティを受けてしまったという最悪のケース、
ここでまず疑うべきは、「リンク」なので、業者に供給してもらったリンクの削除を申請しましょう。
ここで重要なのが、業者側の対応です。
リンクを削除するのにも費用を請求したり、断られるケースもあります。
なので、契約の段階で、
「リンク削除を申請した際に、無料でやってくれるのか・・・」を必ず確認しておきましょう。
以上、悪徳業者に引っかからないための、7つのポイントでした。
また、Google も、公式に、SEO業者へ確認する事項として、以下の10項目を挙げています。
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過去の事例のサンプルを見せてもらい、成功事例を紹介してもらう。
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Google のウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)に従っているか。
- 通常の検索を補完するオンライン マーケティング サービスやアドバイスを提供しているか。
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期待される結果とその日程、成果を測定する方法。
- 同業種での実績。
- 国内/地域での実績。
- 外国語サイトの開発経験。
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最も重視している SEO 技術。
- 創業年数。
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連絡方法。サイトに加えたすべての変更に関する情報、およびアドバイスの内容に関する詳しい情報とその理由を伝えてくれるかどうか。
※個人的に、特に重要視すべき項目を、赤文字にしました。
以上です。
”無料・格安” に注意!SEO対策業者(会社)の、評判ランキングBEST3
当章では、個人的にオススメと判断した「SEO業者」を、3社ほど挙げましたので、順に紹介していきたいと思います。
※実際に、今回挙げている業者のサービスを利用したわけではなく、主観的判断軸に沿って挙げただけなので、参考程度に留めてください。
1、devo(株式会社ディーボ)
公式ホームページ : SEO対策サービスの「devo」
以下、devo を推奨する4つの理由です。
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「SEO に関しての、出版書籍あり」
株式会社ディーボ代表取締役の「藤沢竜志」さんが、個人で出している「即実践! SEO対策」や、
鈴木 将司さん(全日本SEO協会 代表理事)、渡辺 隆広さん(SEMリサーチの運営者で、アイレップの取締役)といった、SEO業界で著名な方との、共著もあります。
このように、出版している書籍があることは、信用性の1つとして挙げられるでしょう。
参考元:devo会社情報:書籍執筆・寄稿
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「検索エンジンからの評価が高い」
devo は、「SEO」関連のいくつかのキーワードで、10位以内に上位表示されています。
例えば、
・「SEO」
・「SEO対策」
・「SEO ツール」※2015/02/15、時点。
このように、自身のサービス(or ホームページ)において、競合度が高く超 BIG なキーワードで、実際に成果を出しています。
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「SEO 関連のツールあり」
devo は、SEO関連のツールも多数用意していて、SEOかつ技術的にノウハウを持っている企業である事を、示しています。
以下、一例です。
・被リンクチェックツール : 「hanasakigani.jp」・Google順位変動観測ツール : 「namaz.jp」
・キーワード検索数調査ツール : 「aramakijake.jp」
※ devo のツール一覧 : devo SEOサービス一覧
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「SEO関連のブログ運営」
SEO関連の、役立つ情報・ノウハウを更新しているブログの運営も行なっています(下記)
以上、4つが「devo」の推奨理由になります。
また、devo が提供する、「クライアント向けのSEO対策サービス」は、段階的に3つのプランに分けられています(下記)
2、ferret(フェレット) : 株式会社ベーシック
公式ホームページ : ferret [フェレット]
以下、ferret を推奨する「3つ」の理由です。
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「SEO 関連のツールあり」
ferret は、SEO に役立つツールを、多数用意しています。
・キーワード検索数調査ツール・被リンクチェックツール
・アクセス解析ツール
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「Webマーケティング全般のニュースサイト運営」
SEO に関する情報はもちろん、もっと広い視点の、Webマーケティング全般のニュースサイトを運営しています。
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「検索エンジンからの評価が高い」
ferret は、「SEO」関連のいくつかのキーワードで、10位以内に上位表示されています。
例えば、
・「SEO」
・「SEO対策」
・「SEO ツール」※2015/02/15 、時点
このように、自身のサービス(or ホームページ)において、競合度が高く超 BIG なキーワードで、実際に成果を出しています。
以上、ferret を推奨する3つの理由です。
また、ferret が提供する、「クライアント向けのSEO対策サービス」は、下記が公式ページになります。
※サービスの詳細内容や実績・評判については、調査していないので、もしサービス利用を検討する場合は、自身で調べてください。
3、ピークウェブ株式会社
公式ホームページ : ホームページ集客のピークウェブ
以下、ピークウェブ を推奨する「3つ」の理由です。
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「SEO に関しての、出版書籍あり」
ピークウェブの顔:「櫻井麻衣子(Webコンサルタント)」さんの著書:「確実な収入のための1日1万SEO」
このように、出版している書籍があることは、信用性の1つとして挙げられるでしょう。
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「SEOに関するブログ運営」
SEO に役立つ情報やノウハウを、定期的に更新しているブログも運営しています(下記)
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「検索エンジンからの評価が高い」
ピークウェブ は、「SEO」関連のいくつかのキーワードで、10位以内に上位表示されています。
例えば、
「SEO対策」※2015/02/15、時点
このように、自身のサービス(or ホームページ)において、競合度が高く超 BIG なキーワードで、実際に成果を出しています。
以上、ピークウェブ を推奨する3つの理由です。
また、ピークウェブ が提供する、「クライアント向けのSEO対策サービス」は、いくつかありますが、下記3つが主要なモノかと思います。
- 「SEOコンシェルジュ」
- 「プレスリリースの配信代行」
- 「SEOサイト診断」
※それぞれのサービス内容や実績・評判については、調査していないので、もしサービス利用を検討する場合は、自身で調べてください。
その他 : 大手のSEO業者一覧
こちらは、実際に、SEO会社に勤務している方の視点で、主力プレイヤーがご紹介されています。
個々の会社については、ザッとしかまとめられていませんが、大体の大手会社がまとめられています。
以上です。
最後に – 自社ブログ(ホームページ)が取り返しのつかない状態になる前に –
最後に一言、
「SEO業者は利用するな!取り返しがつかなくなる前に、、、」
ということで、今までまとめてきた内容に相反するような「まとめ」になるのですが、個人的にはこれが本音です。
もっと詳細にいうと、
SEO 的なノウハウや方向性のコンサルティングを受けるだけなら、全然良いのですが、
コンテンツ作成やリンクの構築まで頼むのは、危険要素がどーしてもあるので、推奨しません(特に、リンクの構築)
もし、ブラックハット的な対策を講じられて、Google からペナルティを受けてしまい、、、
しかも、その原因となるリンクの削除申請にも、業者は、「無理」の一点張り。
このような最悪の状態にならないよう、SEO対策については、自らが知識やノウハウを付けて、おこなっていく事を推奨します。
また、もし業者によって被害を受けた場合、Google に対して、その旨を申告することができるので活用すると良いでしょう(下記)
・Google 公式ヘルプ:SEO が必要なケース
( ” アメリカ合衆国以外の国にある会社に対して申し立てを行う場合は、こちらから行ってください ” の部分)