どーもー、現在某IT系の会社でjavaエンジニアとして働ている者です(当ブログの管理人です)
昨今、仕事に困らない需要の高まりや、リモートワークやフリーランスなど自由な働き方などで注目されているIT系のエンジニア・プログラマー。
この記事にたどり着いた読者の方も、「現在は未経験だけど、エンジニアに転職したい」と検討している方が多いかと思います。
そして、数あるプログラミング言語の中でも、「java」に興味を持っている方ですね。
というわけで、今回の記事では、エンジニアとして働くメリットや、その中でも、javaを選択するメリット。
また、エンジニア未経験者が転職するためのポイントや、求人情報の見方・会社選びのポイントなどについても、順に解説していきます。
では以下、目次となります。
- IT業界のエンジニアに転職・就職するメリット:4選(javaに限りません)
- javaエンジニアに転職・就職するメリット:5選
- IT実務未経験者が転職・就職するための3つのルートと、それぞれのポイント
- 求人・会社選びの4つのポイントや注意点について
IT業界のエンジニアに転職・就職するメリット:4選(javaに限りません)
まずは、IT系のエンジニアとして働くメリットを、以下にまとめてみました。
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「職業として需要が高く、スキルさえあれば将来的にも仕事に困る事は無い」
上記は、2019年に経済産業省が公表した「IT人材需給に関する調査」の資料にあるグラフですが、
2018年を基準として、2030年にはどれくらいエンジニア等のIT人材が不足するのかを予測したグラフとなります。
グラフから、最大で79万人のIT人材が不足する事が予測されていますね。
(IT人材の需要の伸び率を、高位(約9~3%)、中位(約5~2%)、低位(1%)と、3つのシナリオをもとに試算していて、79万人という数値は、高位シナリオでの予測結果となります。)上記の情報から、いかにエンジニアが不足しているか。そしてこの状況が将来にわたって継続するのか(むしろ、増加していますね)、分かったと思います。
このように、エンジニアなどのIT人材は常に人手不足であり、非常に需要が高い職業となります
このような状況だからこそ、未経験であっても、エンジニアやプログラマーへ転職することも、そこまで難しいことではないのです。
20代はもちろん、30代の未経験者でも、転職することが可能なわけです。
ただし当然ですが、まったく転職準備をしていないと採用までいくのは厳しいので、未経験だからこそ、しっかりとした準備をしたうえで、転職活動をしていく必要があります。
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「スキル次第で、800万以上の高収入も可能」
上述の通り、エンジニアは人手不足で非常に需要が高いので、スキルが高ければ、高年収も期待できます。
実際に、転職サイトやエージェントの求人情報をみてみると、700~800万はけっこうありますし、
1000万以上の求人も、少なからずあったりします。
正社員じゃなく、フリーランス案件であれば、さらに件数は増えるでしょう。
IT業界は年功序列というよりも、実力主義の傾向が強いため、スキル次第で高い年収を期待できるわけですね。
ただし、未経験の場合は、最初は低いです。大体240~300万が相場となります
これについては実務経験もスキルも無いので仕方がないですね。
1社目は下積み期間と考えて、2~3年実務経験を積んだら、次の会社に転職するのがおすすめです。
(3年ほど実務経験があれば、500万円以上は容易に狙えます)
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「自由な働き方ができる」
エンジニアは、PC一台あれば仕事ができる職種でもあるので、昨今の情勢もあり、リモートワークが非常に増えています。
(私自身も、ここ2~3年はずっとリモートワークで、家やカフェから仕事をしている状況です。)また、IT企業は、フレックス制度や裁量労働性を採用しているところも多いでしょう。
このように、働き方が柔軟なところもエンジニアとして働くメリットかと思います。
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「フリーランスとして独立しやすい」
こちらも、専門職であるエンジニアならではですね。
特に昨今では、フリーランスと企業を仲介するエージェント会社が増えており、まったく人脈などが無くても、スキルさえあれば案件(仕事)を獲得しやすい環境となっています。
エンジニアであれば、フリーランスとして生計を立てやすい環境が整ってるわけですね。
以上、IT業界のエンジニアとして働くメリットのまとめでした。
javaエンジニアに転職・就職するメリット:4選
続いて、数あるプログラミング言語の中でも、javaエンジニアとして働くメリットについて、順に解説していきます。
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「javaは特に求人需要が高い」
参考:レバテック公式:プログラミング言語別求人案件ランキング(2020年度版)
上記は、ITエンジニアに特化した求人&転職サイトのレバテックのレポートですが、
javaは全体の3割を超えており、断トツの1位となっていることが分かりますね
このように、javaは、転職・求人需要が高いのが特徴の一つとなっています。
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「様々なサービス・システムにjavaが採用されている」
上記の求人需要の話にも繋がりますが、
javaは、多くの会社の多くのサービス・システムに採用されています。
例えば、誰もが名前を知っている、
GoogleやAmazonをはじめ、Twitter、ebay、楽天、Yahoo、Github、Lineなど、世界的に有名な企業でも採用されています。
これは、javaの特性上、大規模なシステムに最適なプログラミング言語であり、多くのアクセスを捌(さば)ける高いパフォーマンスを用しているからですね。
また、
javaは多くのAndroidアプリに採用されているのも特徴の一つです。
昨今でこそ、「Kotlin」という言語の採用が増えてきていますが、2010年代の後半までは、java一択でした。
そのため、Javaで開発されてきたAndroidアプリは非常に多く、それらの保守の観点からも需要はまだまだ続くでしょう。
※javaの用途やメリット・デメリットについては、以下の記事でも詳細にまとめているので、良かったらぜひ確認してみてください。 -
「情報(ソース)が多く、学習しやすい。」
上述の通り、javaは数あるプログラミング言語の中でも、需要が高く代表的な言語の一つです。
なので、未経験からjavaの学習を始める際も、多くの書籍もあり、ネット上にも多くの情報や、学習サービス等があります。
javaのプログラミングや学習をしている中で、何かしら不明点や困った事があった時にも、ググれば大体の事は解決することができます。
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「他のプログラミング言語への応用がしやすい」
javaはプログラミング言語として、以下のような特徴を持ちます。
・コンパイラ言語
・オブジェクト指向
・静的型付け(ここでは、各項目の詳細については割愛します。)
javaプログラミングでは、上記の理解が必須となりますが、これらはjavaに限らずプログラミングをする上で、非常に重要な概念となります。
このように、javaは言語として、非常に汎用性が高い特徴をもつので、javaを習得しておけば、他の言語を学ぶ際にも応用がききます。
以上、javaエンジニアとして働くメリットについて、順に解説してきました。
Javaエンジニアに、IT実務未経験者が転職・就職するための3つのルートと、それぞれのポイント
上記は、未経験者がITエンジニア(javaに限らず)に転職する際の、3つのルートを示しています。
現状は、この3つのいずれかのルートを通って転職することになるでしょう。
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プログラミングスクールで一定の知識・スキルを付けて、そのまま(スクールのサポートで)転職する or 転職エージェントを利用して転職する
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独学で、一定のプログラミング知識・スキルを付けて、転職エージェントを利用して転職する
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独学なしで、プログラミングスキルを付けずに、転職エージェントを利用して転職する(プログラミング等の研修制度がある企業に入る必要あり)
というわけで、ここではそれぞれの特徴やポイントについて、順に解説していきます。
1、プログラミングスクールに通う ~未経験者がjavaエンジニアに転職
こちらが、最もおすすめの転職方法で、特にこれまでjavaのプログラミング経験が無いといった方には、強くおすすめします。
プログラミングというのは、専門的な知識やスキルが数多く求められ、初心者が挫折しやすい特徴を持ちます。
一般的に、プログラミングを学習する際の挫折率は「90%」と言われています
なので、全く知識・経験が無いところから、javaのプログラミング学習を一人独学でやっていくのは、かなりハードルが高いです。
そのため、ちゃんと学習サポートをしてもらえて、体系的にカリキュラムがまとまっているプログラミングスクールに通う事が、最も賢い選択でしょう。
また、現在のプログラミングスクールでは、プログラミング学習のサポート以外にも、転職用のポートフォリオ作成であったり、転職先の紹介、履歴書の作成や筆記・面接対策といった、転職活動に関するあらゆるサポートをしてくれるスクールも増えてきています
さらに、これらがすべて無料で通えるプログラミングスクールも複数あります。
実務未経験だからこそ、ポートフォリオを作成して、自らのプログラミングスキルを企業に伝えることは効果的となります。
というわけで、未経験からjavaエンジニアに転職する際の、おすすめのプログラミングスクールについて、以下にまとめているので、ぜひ確認してみてください。
→ javaが学べるプログラミングスクール・講座のおすすめ:8選 ~料金無料の教室や社会人向けなど
2、独学でプログラミングスキルを付けて、転職エージェントを利用する ~未経験者がjavaエンジニアに転職する方法
続いて、独学でプログラミングの学習を進めていくパターンです。
基本的には上述の通り、プログラミングスクールを利用するのがオススメではありますが、学生時代にプログラミングの経験があるといった方等は、独学で挑戦してみても良いでしょう。
というわけで、ここではプログラミング学習を独学で進め、転職活動をしていくポイントについて、以下にまとめたので、順に解説していきます。
- プログラミング学習のポイント
- 資格取得について
- 転職用ポートフォリオの作成について
- 転職サイト・エージェントの利用について
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「プログラミング学習のポイント」
こちら、細かいポイントは様々あるのですが、最も重要な事として「アウトプットをちゃんとすること」です。
javaプログラミングを学ぶ際、当然インプットはすると思うのですが、それで終わりにせずに、ちゃんとインプットした内容を、アウトプットすることが重要となります。
※ここで言うアウトプットとは、実際にプログラミングをして、作成できたプログラムを動作させることを指します
なので、まずはjava(JDK)と開発環境(Eclipse等)を、PCにインストールするところ(環境構築)から始めていきます。
そして、javaの開発環境と実行環境が整ったら、あとは書籍や入門サイトの情報からインプットして、インプットした情報をもとに、プログラムを組んで実行していってください。
(要は、インプットとアウトプットの繰り返しです)
「アウトプットがなぜ重要なのか・・」
それは、インプットによって、javaの基本構文などを頭では理解できていても、実際にプログラムを組んでみると、想定通りに動かない事が多々あります(特に、最初は)
その原因は、些細なミスから致命的なミスまで様々ですが、原因を追究・特定して、解決していく事を繰り返していくことで、より実践的なプログラミングのスキルが身に付きます。
そして、企業が求めているのは「実践的なプログラミングのスキル」になります(インプットによる知識だけでは無く、、)
だからこそ、アウトプットが重要なわけですね
ちなみに、インプットする際は、書籍でもネット上のjava入門サイトでも良いですが、
最近だと、未経験者用のプログラミング学習サービス:「Progate」がオススメですね。
Progate(プロゲート)とは、100ヶ国以上、250万ユーザーに提供されているオンラインプログラミング学習サービスです。(2022/4時点)
2022/4時点では、15種類の言語を学ぶことができ、javaもその中に入っています。
スライド講義を通して、各言語の基本構文をインプットしていき、
その後、演習問題として、実際にプログラムを組んでアウトプットする必要もあります(答え合わせあり)
これを繰り返していきながら、学んでいくサービスとなります。
※Progateは環境構築が不要で、サービス内にあるエディタを利用することになりますが、より実践的に学んでいくために、javaや開発環境の構築は自分のPCにて、やっておくことをオススメします。
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「資格取得について」
IT系の資格は、国家資格から、ベンダー系の資格まで、様々なものがあります。
(私も、学生時代に「基本情報処理技術者」という国家資格を取得しました。)
javaも、「Oracle Certified Java Programmer」という、オラクル認定の有名な資格があります。
・「Oracle Certified Java Programmer(オラクル認定Javaプログラマ)」
オラクル社が主催するベンダー試験です。
試験は、Bronze、Silver、Goldの3種類があり、Goldが最も難易度が高いレベルです。
世界的に通用する資格であり、Java関連の資格では、最も一般的な資格になりますね。
※ちなみに補足ですが、主催しているオラクル社は「java」のライセンスを保持している会社でもあります
これらの資格を取得することで、javaプログラミングに関する知識は付きますし、「知識がある事」の一定の証明にはなると思います。
なので、効果が無いわけでは無いのですが、
企業が求めているのは、「実践的なプログラミングのスキル」であり、知識ではありません。
なので、転職活動する際には、そこまで有効なアピールにはならないでしょう。
そのため、未経験者が転職活動する上で有効なのは、資格よりも、次に挙げる「ポートフォリオ」の作成がオススメとなります。
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「転職用ポートフォリオの作成」
転職用のポートフォリオとは、エンジニア・プログラマーとしてのスキルを証明するために自分自身で作成する、オリジナルのアプリケーションやWebサイトのことを指します。
(最近では、Herokuのようなサービス上でアプリケーションを公開して、ポートフォリオとしてPRするケースも多いです)
あとは、作成したjavaのソースコード(プログラム)を、github上にアップして、それをポートフォリオとするのでも良いです。
このポートフォリオの作成によって、「何かしらのシステム・アプリケーションを、javaでプログラミングして完成させた」という証明ができ、
一定の実践的なプログラミングスキルがあることも証明できるわけですね。
特に、システムの仕様や、利用している技術によっては、高い評価に繋がります。
では、具体的にどのようなシステムやアプリケーションを作成すれば良いのか。
前提としては、Web上のサーバーサイドで動作するアプリやサイトが良いでしょう。
あとは、データベースと連携して、一連の処理(一覧表示、検索、更新、追加、削除)ができるもの。
よくあるのが、掲示板とかですね。あとは、何かしらのデータを管理するアプリでも良いです。(時系列に体重を管理したり、貯蓄額を管理したりなど)
あとは、どのような技術を利用するのか・・も重要なポイントです。
プログラミング言語だけでなく、フレームワーク、データベース、サーバー、開発環境、バージョン管理、などなど。
これら利用する技術は、言語によって変わってきますが、javaエンジニアに転職したい場合には、
以下のような技術を利用しておけば、未経験でも転職に困る事は無いでしょう。
・アプリ概要:サーバーサイドのWebアプリケーション(掲示板など)
・プログラミング言語:java
・フレームワーク:spring、mybatis、junit ※最初なので、springbootではなく通常のspringを採用(サーバー(tomcat)の学習がしやすいため)
・アプリ・サーバー:tomcat
・フロントエンド:jsp(html)、css、javascript(jQueryも利用する)(UI系だけでなく、ajaxも学習・利用する)
・javaプロジェクトの型&ビルドツール:Gradle
・データベース:mysql
・開発環境:Eclipse
・バージョン管理:git(github)
※それぞれの詳細については、ここでは割愛します。未経験の方は何を言っているかサッパリだと思いますが、今後、学習していって、ポートフォリオを作成する段階になったら参考にしてください。
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「転職サイト・エージェントの利用」
独学の場合、ポートフォリオの作成が完成したら、いよいよ転職サイトor転職エージェントに登録して、本格的に転職活動を進めていく事になりますが、
未経験者の場合は、転職エージェントの利用をおすすめしています。
※転職エージェントとは、転職希望者と企業のあいだに入って、転職活動をサポートしてくれる会社(または、そこの担当者)を指します。エージェントは、転職希望者にマッチするような会社の紹介から、履歴書・職務経歴書の添削(てんさく)、面接対策など、転職活動に関するあらゆる活動のサポートをしてくれます。
そのため、
「転職活動をどのように進めていけば良いか、分からない。」
「履歴書の内容や、面接での対応など、客観的な意見がほしい」
といった未経験方は、転職エージェントを利用することをおすすめします。
とはいえ、どのような転職エージェントがあって、どこがおすすめなのか、全く分からないと思います。
というわけで、以下におすすめの転職エージェントをまとめているので、ぜひ参考にしてください。
以上、独学でプログラミング学習を進め、転職活動をしていく際のポイントまとめでした。
3、独学せずに、転職エージェントを利用して転職する ~javaの研修制度がある企業に転職
こちらは、プログラミング学習など一切せずに、そのまま企業へ転職してしまって、会社に入ってから研修でjavaプログラミングのスキルを身に付けていくパターンとなります。
実際に、転職サイトやエージェントを確認してみると、「未経験可」・「未経験歓迎」と記載されている求人情報も、けっこう多いです
ちなみに以下、実際にとある転職サイトにあった、未経験可の求人情報になります。
未経験可の求人の特徴を挙げると、
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給料が低い(新卒レベルのところも多数)
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大体、3ヶ月の試用期間がある
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人物重視、ポテンシャル採用と記載がある。
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研修制度あり
大体、どこの会社も上記は共通しています。
給料が低いのは仕方ないとして、注意すべきなのは「試用期間」ですね。
要はこの期間に、「こいつ、使えそうかどうか」を、判断されるわけです。
まあ、企業として試用期間を設けることは、当然ですよね。
なので、この3ヶ月は必死で頑張った方が良い期間となります。
というわけで、どちらにせよ、まずは転職エージェントに登録するところから始める必要があります。
→ Javaエンジニアにおすすめの転職エージェント:6選 ~未経験者へのおすすめも
以上、
未経験者がjavaエンジニアに転職する際の、3つのルートと、それぞれの特徴やポイントまとめでした。
未経験者がJavaエンジニアに転職する際の、求人・会社選びのポイントや注意点について
続いて、IT企業の求人・会社選びについて、そのポイントや注意点を解説していきますが、
まず、IT企業といっても、中小から大企業まで、様々な企業が存在していますが、
大きく、以下の3つに分類することができます。
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「自社サービス開発」
名前の通り、自社でサービスを提供していて、その開発も自社でおこなっているケースですね。
GoogleやAmazon、Microsoft、楽天、Yahooなどなど、誰もが知っているIT企業は、大体これです。
知名度もそうですが、良好な労働環境や高い年収など、3つの分類の中で最も競争率が高く、転職するのが難しい特徴を持ちます。
ほとんどの企業で未経験採用は無く、大体の会社が最低でも実務経験が3年以上などの条件を付けています。
仮に未経験可だとしても、一定のプログラミングスキルは求められるでしょう。
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「受託開発(SIer)」
いわゆる、SIer(System Integrator)と呼ばれる企業ですね。
クライアントとなる企業から、システム開発の依頼を受けて、開発業務をおこないます。
基本的にはクライアント先ではなく、自社で開発業務をおこなうのが特徴です。
(SIerでも、自社で開発するため、”自社開発”と求人に記載されていることがありますが、上記の「自社サービス開発」とは違うので、注意してください)転職の難易度的には、上記の「自社サービス開発」の会社よりは、ハードルは低いですが、それでも実務経験を最低条件としているところも多く、
未経験可だとしても、一定のプログラミングスキルが求められる会社が多いでしょう。
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「客先常駐(SES)」
こちらは、上記の「SIer」と混同されているケースも非常に多いのですが、大きく違いがあります。
「SES」とは、「System Engineering Service(システム・エンジニアリング・サービス)」の略称です。
クライアントが希望するスキルを持ったエンジニアを紹介・派遣するようなサービスで、労働時間単位でエンジニアを紹介する契約形態のことです。
(分かりやすく言うと派遣ですね。厳密には違いますが、、)
そして、基本的にSESのエンジニアは、クライアント先の会社で業務をすることになるので、「客先常駐」が多いです。
プロジェクトによって期間は様々で、数ヶ月~数年のスパンで常駐することになります。
また、SIerの企業がSESからエンジニアを派遣してもらっているケースも非常に多いです(人手が足りない時など)
このために、SIerとSESが混同されてしまうわけですね。
ちなみに「未経験可」で募集をしているところは「SES」の割合が多いです
SESでは、1~3ヶ月程度の研修を受けたのち、どこかのクライアント先に送られることになります。
1社目は大体、先輩社員がすでに常駐している企業に送られ、OJTも兼ねて、働く事が多いです。
というわけで、未経験者の転職先として一番多いのが、このSESになりますが、
労働環境は、クライアント先によって変わりますし、業務内容も変わってきます(当然ですよね)
現場によっては、PCの梱包やセットアップなど、プログラミングとは関係ないような雑務をさせられた。。なんて話もありますが、
様々な現場で、様々な経験を積みながらスキルアップできるのも、SESのメリットとなります。
(フリーランスのエンジニアも、SESの出身者が非常に多いですしね)
また、SIerかSESの判断については、客先常駐かどうかをチェックすれば良いす。
客先常駐の場合、勤務地が、以下のように記載されていることが多いので、チェックは容易です。
東京・神奈川・埼玉・千葉の各プロジェクト先※客先常駐(SES)については、以下の記事も参考にしてください。
以上、IT企業の3つの分類とそれぞれの特徴でした。
戦略的にキャリアを考えている方は、まず未経験枠でSESに入社して2~3年ほど実務経験を積んでから、
条件の良いSIerや自社サービス開発の会社に転職する方が多いですね(もしくは、フリーランスになるか)
というわけで、今回の記事では、javaエンジニアとして働くメリットや、実務未経験者が転職するためのポイントなどについて、順に解説してきました。
現在未経験で、今後javaエンジニアとして転職したいと思っている方の参考になっていれば幸いです。では。