どーもー、現在某IT系の会社でjavaエンジニアとして働ている者です(当ブログの管理人です)
今回は、現役で働いている者として、javaエンジニアの転職市場の実態や、会社が求めるスキル&経験について。
また、転職活動や会社(求人)選びのポイント。
さらに、おすすめの転職サイトやエージェントについても、順に解説していきます。
- 「実務経験」:VB.Net:6年 → java:4年
- 「年収」:500~600万
- 「所属企業」:Web系の自社サービス開発企業(正社員)
- 「業務内容」:PM兼開発
こんな感じとなります。
年収は、javaエンジニアとしては平均レベルであり、フリーランスでも無ければ、高年収でも無いので、ごく普通のよくいるエンジニアかなと思っています。
では、以下目次となります。
- javaエンジニアの転職市場の実態 ~求人数や平均年収など
- 採用会社が求めるスキル ~java未経験者の転職・求人についても
- javaエンジニアの転職活動のポイント ~職務経歴書の書き方や、資格の必要性など
- 会社(求人)選びする際の4つのポイント
- javaエンジニアにおすすめの転職・求人サイトと、転職エージェント
javaエンジニアの転職市場の実態 ~求人数や平均年収など
参考:JetBrains公式HP:プログラミング言語のランキング 2020年度版
上記は、JetBrains社が統計調査した「開発者が利用・採用しているプログラミング言語のランキング」の2020年度の結果で、javaは第2位となっています。
このように、javaは世界中の開発現場において需要の高い言語であり、
javaを提供しているオラクル社によると、2016年の段階で、900万人以上の開発者がいるとレポートされており、
2019年には、全世界の3億のコンピュータデバイスでJava実行環境が動作しているとしています。
当然、求人数も非常に多く、以下、ITエンジニアに特化した求人&転職サイトのレバテックのレポートでは、「プログラミング言語別求人案件数(2019年度)」で、断トツの1位となっています。
参考:レバテック公式:プログラミング言語別求人案件ランキング(2020年度版)
これらの統計結果から、各プログラミング言語の中でも、非常に需要が高いのがjavaエンジニア。ということですね。
ではなぜ、ここまで「java」には需要があるのか。
その理由について、以下にまとめてみました。
- javaは、専用の仮想マシン(jvm)さえあれば、どの環境でも動作させることができるため、汎用性が非常に高い(Windows、Mac、Linux、Android、他、組み込み系デバイス等にも採用されています)
- javaはセキュリティ上の信頼性や、処理速度等のパフォーマンスが高い事から、企業の業務システムや基幹システムに多く採用されている(金融系のシステムから、人事・給与・会計などの基幹システム、営業販売管理システムなどなど)
※javaのメリット・デメリットについては、以下の記事でも詳細にまとめているので、良かったらぜひ。
→ Java言語でできること(用途事例)と、学習するメリット:8選 ~初心者向けのまとめです
javaエンジニアの平均年収について
参考:日経クロステック:開発言語別の技術者年収ランキング大公開
上記は、日経クロステックが統計調査した「プログラミング言語別の技術者年収ランキング」の2019年度の結果となります。
この中で、javaは第8位となっており、平均年収は573万円となっています。
javaは需要が高く、採用企業も多いですが、年収ベースでいうと、他の言語に比べて、そこまで高くないことが分かりますね。
他の言語と比較して、javaエンジニアの人口は非常に多いので、”開発者を集めやすいから” といった理由もありそうです。
(上位の、jsやSQLのエンジニアも、集めやすい気はするが・・)
ただ、あくまで上記は平均の金額であり、ITエンジニアは、金額の差が非常に大きい職種でもあります(javaに関わらず)
それは、実際に転職サイトやエージェントの求人情報をみてみれば分かります。
下は300万円台から、上は1000万以上のものまで、かなり幅広いです。
特に、エンジニアの業務の範囲として、大きく上流工程(顧客ヒアリング(要望の整理など)から要件定義・設計作業)と下流工程(実装、QA)がありますが、
特に上流工程の方では、金額が高い特徴にあります。
※実際に(手を動かして)プログラミングをしてシステムを構築していくエンジニアよりも、システムの要件定義や設計書を作成するエンジニアの方が、求人の年収は高くなるわけですね。
(さらに、チームマネジメント・プロジェクトマネジメントでの求人であれば、金額は上がります。)
このように、同じエンジニアという括り(くくり)であっても、業務内容や求められるスキルによって、求人の年収は大きく変わってくるので、覚えておいてください。
javaエンジニアが採用会社に求められるスキルまとめ ~未経験者の転職・求人についても
続いて、求人会社がエンジニアに求めている事について、以下にまとめたので順に解説していきます。
- (javaを含め)開発の実務経験
- 複数人での開発プロジェクトの経験
- 上流工程の経験
- プロジェクトや開発チームのマネジメントの経験
※javaに限らないので、他の言語のエンジニアの方も参考にしてください。
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「何よりも、まず開発の実務経験」
こちら、エンジニアへの転職において、最も重要なポイントとなります。
「これまでのキャリアにおいて、エンジニアとして実務経験があるのか」
(当然っちゃ、当然ですが。。エンジニアの場合、専門職なので特に経験が求められます)
大抵の求人会社が、1~3年以上の実務経験を条件としています。
(大手や人気企業の場合は、3~5年以上の経験を条件としているところが多いですね。)
そして、会社が求めている経験とマッチすることも重要です。
転職サイトで、求人情報をみてみると、多くの会社にて、以下のような開発要件が記載されています。
(記載例)開発言語:java
フレームワーク:spring
データベース:mysql
バージョン管理:git
サーバー・インフラ:AWSといった感じですね。
なので、記載されている開発要件にマッチした、実務経験を積んでいることも重要となります。
※ただし、エンジニアとしての開発・実務経験があれば、言語は問わず採用してくれるところも多いです。
(一つの開発言語に精通しているので、他の言語でもすぐに習得して戦力になるだろうと判断されやすい。ということですね)
-
「複数人での開発プロジェクトの実務経験」
こちらも、実務経験が前提となるポイントになりますが、
これまでの実務経験が、個人ではなく複数人での開発プロジェクトであったのか・・についても、重要視されます。
それは、大体の企業の、大体のプロジェクトでは、複数人で進めているからです。
(社内SEとかであれば、個人でのプロジェクトも多いかと思いますが、、)
なので、単なる開発スキルだけじゃなく、複数人での開発プロジェクトの進め方を、実務を通して経験している事も、採用判断のポイントとなります。
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「上流工程の実務経験」
こちらは、求人会社にもよりますが、
上流工程ができる人材を求めている会社も多いです。
転職サイトを見てみると、大体は、明示的に記載されてますね。
「上流の人材を求めているのか、、それとも下流の人材を求めているのか、、」
もちろん、両方ともできる人材を求めている求人もけっこう多いです。
ちなみに、上流の求人の場合、プログラミングの経験が無くても採用してくれる会社もけっこうあります(プログラミング開発の業務領域は、下流のため。)
※上流の仕事について、大まかに言うと、クライアントにヒアリングして要件を詰めていき、その要件を満たすシステムの設計書を作成して、開発者へと共有する。といった業務となります。
といった感じなので、クライアントと共に要件を詰めていくコミュニケーション能力や、
要件を設計書に落とし込む知識・スキルは必要となりますが、プログラミングスキルは必須ではありません。。
※ただし、要件を設計書に落とし込む際や、開発者にそれを共有する際に、システム開発に関する知識・スキル(プログラミング等)があった方が、
スムーズにプロジェクトを進行できたり、精度や品質の高いシステム開発に繋がりやすいでしょう。
(なので上流であっても、プログラミングスキルを求められたり、採用の際にプラスに評価される事は多いです)
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「マネジメントの実務経験」
こちらも、上流工程と一緒で求人会社にもよりますが、
開発だけでなく、マネジメントができる人材を求めている会社も多いです。
転職サイトでも、その辺は明示的に記載されてますね。
ちなみに、マネジメントと言っても、大きく2種類あって、
・チームマネジメント
・プロジェクトマネジメント(PM)チームマネジメントは、開発チーム(メンバー達)のマネジメントですね。
各メンバーが働きやすいような環境を整えたり、チームが一丸(いちがん)となって業務を進めていけるようにしたり、チームの代表として、他の部署やチームと諸々の調整をしたり、、
一方、プロジェクトマネジメントは、その名の通り、プロジェクトのマネジメントです。
ちゃんと納期までに終えられるように、スケジュール・進捗管理をしたり、アサインメンバーのリソース調整をしたり、
システムの品質や、開発コストのことも考えながらプロジェクトの方針を決定したり、必要に応じて、クライアントや他の部署との調整をしたり、、といった仕事になります。
エンジニアは、「開発だけしたい」・「マネジメントはやりたくない」といった方が非常に多いので、マネジメントができる人材も需要は高いですね。
以上、採用会社がjavaエンジニアに求めているポイントのまとめでした。
java未経験の場合、転職はできないのか?
上述にて、会社が求めているモノをまとめてきました。
java開発の実務経験がとにかく重要であると。
では、javaが未経験の人は、javaエンジニアとして転職できないのか・・
“よく、未経験可という求人を見るが、実際どうなのか?”
その辺の事について、ここでは解説していきます。
まず、”未経験”といっても、大きく以下の4種類に分けられます。
- javaも他の言語も、一切の知識・実務経験が無い
- (勉強や個人開発などで)javaに関する知識はあるが、(他の言語も含めて)実務経験は無い
- javaの知識は無いが、他の言語の実務経験がある。
- javaの実務経験は無いが勉強はしていて、さらに他の言語の実務経験もある
一番上は、正直論外ですね。ヤル気だけアピールしてもまず転職できないでしょう、、
可能性があるのは下3つであり、下に行くほど、可能性は上がっていきます。
やはり、他の言語だとしても「実務経験」は高く評価されますね。
プログラミング言語は、言語が違っていても、基本的な構文など、共通点は多いですし、
言語以外の部分(DBや、インフラ、開発ツール、開発プロジェクトの進め方など)でも、多くの共通点があります。
なので、「すぐに戦力になってくれるだろう」と判断されやすいわけですね。
また、仮に実務経験が無くても、準備次第でちゃんとjavaエンジニアとして転職する事は可能です。
(それだけ、エンジニアの人材不足は深刻な問題となっています)
未経験からの転職の場合、大手や人気企業は厳しいと思いますが、多くの企業で未経験採用をおこなっています。
javaなどプログラミングの研修制度が充実した企業も多いですし、最初はOJTによる先輩エンジニアの方がサポートをしてくれる会社がほとんどです。
ただし、最初は給料は高くないですし(240~300万程度)、業務を覚え一人前のエンジニアになるまでは、必死に努力する必要はあります。
ですが、2~3年ちゃんとした実務経験を積んでスキルさえ付ければ、大手など人気企業への転職も可能ですし、
飛躍的に給与をアップさせたり、フリーランスとして働けたり、リモート勤務など自分の希望する働き方が可能となります。
これも、エンジニア職の良いところですね。
では、全く実務経験がない状況で、一番最初にjavaエンジニアとして採用してもらえるためには、どのような準備が必要なのか。
主に、以下の2パターンが王道かなと思います。
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独学で、javaプログラミングの基本知識・スキルをつけて、オリジナルの転職時ポートフォリオを作成してから、転職活動を始める
-
プログラミングスクールにて、javaプログラミングの基本知識・スキルをつけて、あとは上記と同じです
※転職用ポートフォリオとは、転職活動の際に自分のプログラミングスキルを証明するための制作物(自分で制作したオリジナルのアプリケーション)の事を指します。
制作物としては、Webサービスがおすすめで、掲示板が定番ですが、ブログとかカレンダーとか、TODO管理とか、そういったWebサービスを想定しています。
(データベースと連携して、データの表示・追加・更新・削除が、一通りおこなえるようなサービスであれば、何でも良いです。)
※ポートフォリオの作成については、以下の記事も参考にしてください。
要は、個人(独学)でやるか、プログラミングスクールに行くかですね。
ただし、(javaを含め)プログラミング学習を独学でおこなうのは非常にハードルが高く、業界ではプログラミング学習の挫折率は「90%」と言われています。
なので、全く知識・経験が無いところから、一人独学でやっていくのは、かなりハードルが高いです。
そのため、未経験の方はプログラミングスクールに通う事をオススメします。
現在のプログラミングスクールでは、(javaを含め)プログラミングの学習フォロー以外にも、転職活動までしっかりサポートしてくれる所がほとんどですし、
さらに、それらがすべて無料で利用できるスクールも複数あります。
なので、javaエンジニアになりたい未経験の方は、プログラミングスクールに通う事をぜひ検討してみてください。
※javaを学べる、おすすめのプログラミングスクールについては、以下の記事にてまとめているので、ぜひ参考にしてください。
→ javaが学べるプログラミングスクール・講座のおすすめ:6選 ~料金無料の教室や社会人向けなど
javaエンジニアの転職活動のポイント ~職務経歴書の書き方や、資格の必要性など
続いて、javaエンジニアが転職活動する際のポイントについて、以下にまとめたので順に解説していきます。
- 職務経歴書を作成する
- 自分のスキル・経験と、会社の求人条件をマッチさせる
- 資格の必要性について
※言語はjavaに限りません。また、他言語への転職についても、基本的には同じなので参考にしてください
では、一つずつ順に解説していきます。
1、職務経歴書を作成する
エンジニアの転職では、必ず職務経歴書が必要となります。
この内容次第で、書類選考の合否は、大体が決まると言ってもいいでしょう
当然、書類選考の次の面接のネタにもなりますしね。
そのため、転職活動の際は、非常に重要なポイントとなります。
では、具体的にどのような内容・フォーマットで、まとめていけば良いのか。
以下に、職務経歴書を作成する際の6つのポイントをまとめました。
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「職務経歴」
まずは名前の通り、職務経歴をまとめます。最も重要な部分ですね。
まとめる際は、初めて入社した企業から、時系列に沿って記載していけば良いです。
この時、担当したプロジェクト毎に記載していけば良いですが、プロジェクトの数がかなり多い場合は、サービス or 会社ごとにまとめるか、
または、特にアピールしたいプロジェクトだけピックアップして記載しても良いです。
以下のようなフォーマットでまとめれば良いでしょう。
・プロジェクト(サービス)の概要
・プロジェクトの期間と人数
・担当した業務(要件定義・設計、開発、QAなど)と、役割(プロジェクトリーダー、テックリード、メンバー)
・開発環境・技術(OS・プログラミング言語・フレームワーク・DB・使用ツールなど)また、
まだ、実務未経験の場合については、以下の観点でまとめていってください。
・前職での経験(転職先のエンジニア業務にも活かせそうなら。)
・プライベートでの開発・プログラミング経験
・大学時代の専攻・研究テーマ(転職先の業務にも活かせそうなら。) -
「開発のスキルセット」
これまでの実務経験やプライベートにて培ってきた、自分の開発スキルを棚卸ししてください。
具体的には、プログラミング言語(javaなど)やフレームワーク、DB、他、開発環境やツールなどです。
これらを、使用期間や補足情報とともに、まとめていきます。
-
「IT系の資格」
IT系の資格を何かしら取得している場合は、それも記載してください(取得した日とともに。)
例えば、国家資格の「基本情報」や「ソフトウェア開発」、
マイクロソフトやオラクル、シスコなど、ベンダー系の資格などです。
javaでいえば、オラクルの「Oracle Certified Java Programmer」が、最も有名ですね。
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「自己PR」
自己PRについては、まず会社の求人条件を確認した上で、それに紐づけてPR内容を決めていく必要があります。
一つ、PRしたい実務経験を決めて、
その業務概要、役割、自分の出した成果(PRポイント)を、具体的にまとめていけば良いです。
(成果については、定量的にまとめられそうなら、その方が吉です。)
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「GithubやQiitaアカウント」
自分のGithubやQiitaアカウントを持っている場合で、かつ、求人企業にアピールできそうな場合は、
そのアカウント情報も記載しておくと良いでしょう。
最近では、自分のGithubアカウントを転職用のポートフォリオとして扱っている人が、かなり増えています。
(そもそもGithubアカウントを登録しないと、利用できないエンジニア特化型の転職サイトがあったりもします。)
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「志望動機」
志望動機については、職務経歴書には特に記載しなくても良いです。
履歴書に記入欄がある場合は、そこに記入して、無い場合は面接時に話せば良いでしょう。
以上、職務経歴書を作成する際の6つのポイントでした。
また、当たり前のことになりますが、職務経歴書を書くときは、きちんと見やすいフォーマット・体裁で、まとめるようにしてください。
内容によっては表形式でまとめたり、インデントもちゃんと揃えて、論理的で矛盾の無い内容になるようにしてください。
javaに限らず、プログラミングでは、綺麗で見やすいソースとなっていること。論理的で無駄が無いことも、求められるスキルです。
そういった観点でも、職務経歴書を書くときも、同じように注意して書くようにしましょう。
2、自分のスキル・経験と、会社の求人条件をマッチさせる ~javaエンジニアの転職活動のポイント
上述の「職務経歴書」を書く際にも意識すべきポイントになりますが、
「ちゃんと即戦力になりますよ」
上記を、ちゃんと論理的にアピールしないといけません。
そのためにも、職務経歴やスキルセットの棚卸しや、まとめる事が重要になってくるわけですね。
転職先の会社によっても、求めてくるスキルは様々です。
単純に開発者としてのプログラミングスキルを求めているのか、それとも、プロジェクトの上流工程である要件定義や設計作業のスキルを求めているのか。
さらに、クライアントからのヒアリングや調整、やりとりの部分も任せたいのか。
もしくは、プロジェクト全体のマネジメントや、開発チームのマネジメントを任せたいのか。
この辺の会社の求めているモノについては、求人情報に掲載されているので、それに擦り合わせるように、自分のアピールしたいスキルや経験も決定していく必要があります。
もちろん、自分のキャリアパスやビジョンを明確にしておくことも重要になってきます。
将来的にマネジメントではなく、プログラミングなどの技術的な専門分野で、もっと成長していきたい。
こういったキャリアパスを描いている方が、マネジメント系の職種に応募してもダメですよね。。
このような、転職時のズレが生じないように、ちゃんと自分自身で整理をしておいてください。
ちなみに、javaに限らずエンジニアのキャリアパスとしては、主に以下の6つが該当します。
- チーム・マネジメント
- プロジェクト・マネジメント
- ITコンサル
- テックリード
- 上流工程
- 下流工程
3、資格の必要性について ~javaエンジニアの転職活動のポイント
結論から言うと、javaに限らずエンジニアの転職において、「資格」はそこまで重要視されていません
求人会社の評価で、優先順位は以下のようなイメージですね。
実務経験 >>> ポートフォリオ > 資格
実務経験が圧倒的に評価対象であり、その次が、ポートフォリオ。。最後に「資格」となります。
ただし、資格も意味が無いわけではありません。
資格を持っている事で、「一定の知識・スキルがある」事は、証明できますからね。
特に、難易度の高い資格であれば、ポートフォリオよりも、評価されることもあるでしょう。
資格補助で、給料がプラスされる会社も多いです。
ちなみに、javaで有名な資格は、以下の2つになります。
-
「オラクル認定Javaプログラマ(Oracle Certified Java Programmer)」
上述でも少し紹介しましたが、オラクル社が主催するベンダー試験になります。
※ちなみに、プログラミング言語:javaの管理やライセンスは、現在はオラクル社となります。
試験は、Bronze、Silver、Goldの3種類があり、Goldが最も難易度が高いレベルとなります。
世界的に通用する資格であり、Java関連の資格では、最も一般的な資格になりますね。
-
「Android技術者認定試験」
Androidに関する開発スキルを認定する試験となります。
※Androidの開発に利用されるプログラミング言語として、javaは広く利用されています
(2017年以降は、Kotlinの採用も増えていますが、Kotlin自体もjavaをもとに作られた言語であり、javaの仮想マシンが無いと動作しません)
というわけで、本試験のプログラムに関する問題にて、Javaの知識・スキルが必要となるわけですね。
ちなみにこの「Android技術者認定試験」は、日本だけじゃなく、全世界160カ国で試験がおこなわれており、世界的にも通用する資格となります。
この資格は、「アプリケーション」と「プラットフォーム」で試験が分かれており、それぞれベーシックとプロフェッショナルの2つのレベルがあるようです。
javaを利用したAndroid開発の業務・案件も非常に多いので、そういった現場(会社)への転職であれば、効果を期待できそうですね
以上、javaで一般的な資格の紹介でした。
というわけで、ここまで3つのポイントに分けて、javaエンジニア(または、javaエンジニアになりたい人)が転職活動する際のポイントを解説してきました。
ぜひ、参考にしていただければと思います。
javaエンジニアが会社(求人)選びする際の8つのポイント
続いて、求人会社の選び方について、採用ページをチェックするポイントを以下にまとめたので順に解説していきます。
- 職種・業務内容
- 開発要件
- 開発対象
- 勤務地
- 年収
- エンジニアの人数
- 勤務条件
※javaに限りません。また未経験の方も、参考にしてください。
では、順に解説していきます。
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「職種・業務内容のチェック」
これは、上述でも記載している通り、
・開発なのか
・PMなのか
・上流工程 or 下流工程なのかちゃんと、自分の希望とマッチしている職種かどうか、チェックしてください。
-
「開発要件のチェック」
具体的に、プログラミング言語、フレームワーク、DB、開発環境&ツール、などの情報が記載されていることと、
そして、ちゃんと希望とマッチしているかどうか。
以下のような自分の希望が、提示されている開発要件とマッチするかどうかチェックします。
「これまで経験した技術と同じ条件で転職したい」「モダンな開発がしたい」
「サーバサイドの開発がしたい」
-
「開発対象について」
開発対象が自社サービスなのか。
それとも、他社サービスの開発を請け負って、開発するのか。
※いわゆる、SIerと呼ばれる企業であれば、後者になります。
SIerであれば、プロジェクト(案件)ごとに、関わる人やサービス、開発要件、勤務地、勤務条件などが変更になることも想定しておく必要があります。
(特にjavaエンジニアの求人は、他の言語と比較して、SIerが多いです)
-
「勤務地について」
こちらも、上記に関係してくる部分になるのですが、
SIerの場合、自社での開発なのか、クライアント先(客先)での開発なのか(SES:客先常駐と言います)によって、勤務地の扱いが大きく変わります
自社での開発であれば、ずっと同じ場所での勤務となりますが、
客先常駐での開発であれば、プロジェクトが変わる毎に、勤務地が変わることになるので、こちらも考慮しておく必要があります。
※自社開発のSIerと、客先常駐のSESの違いについては、以下の記事でもまとめているので、こちらもぜひ。 -
「年収のチェック」
転職する際、当然「年収」についても確認すると思いますが、
そもそも、年収が良い会社というのは、ちゃんと利益を出せていて、それを社員に還元・投資してくれる会社ということです
そして、年収が良いところは、だいたい福利厚生も良いし(家賃補助あり等)、勤務条件(フレックス、リモートOKなど)も良いところが多いです
様々な部分が好循環で回っているわけですね。
そういった意味でも、「年収」にはこだわりを持って、転職活動すると良いでしょう。
※目安としては、未経験者であれば、240~300万円台。
3年以上実務経験があれば、500万以上は、十分に可能な範囲です。
(求人サイトでは、600万以上の会社も多数あるので、スキル次第では高年収も十分に期待できます。)
(また、javaエンジニアの求人数は特に多いので、有利となります。)
-
「エンジニアの人数」
エンジニアの人数は多ければ多いほど、開発体制・環境が整ってたり、開発ノウハウがまとまってる可能性が高いです
その分、ガチガチにルール化されていますが、それも含めて大人数での開発に最適化されており、何かしら困った事があっても、すぐに解決できる仕組みやノウハウがあるでしょう。
エンジニアとしての自分のスキルを上げるといった観点でも、学べる点が多いと思います。
一方で、社内エンジニアとかだと「一人だけで開発・保守している」なんて話も、よく聞いたりします。
人数が少ない場合は、自由に裁量をもって仕事ができますし、インフラからバックエンド・フロントエンドと幅広い仕事ができるといったメリットがあります。
逆に、人数が多い所では、ほぼ間違いなく「分業体制」となっているため。
それぞれに善し悪しがあるため、自分の希望にマッチする求人会社をチェックする必要があります。
-
「勤務条件」
こちらも当然、転職する際はチェックするとは思いますが、
「求人会社に、完全労働裁量性やフレックス、リモート勤務制度があるかどうか・・」
これは、様々な働き方の選択が可能であり、その仕組み化もちゃんとされている。ということなので、
会社がエンジニアが働きやすい環境をちゃんと作っている。という証拠でもあります。
この辺もちゃんとチェックするようにしましょう。
以上、javaエンジニアが会社(求人)選びする際の7つのポイントでした。
・【IT業界未経験からエンジニア転職】おすすめの求人企業を選ぶ5つのポイントまとめ
(未経験者向けとなっていますが、エンジニアの方にも参考になる内容となっています。)
javaエンジニアにおすすめの求人サイトと、転職エージェントについて
javaに限らずエンジニアの方が転職活動する場合、転職サイトor転職エージェントを利用することになります。
以下、それぞれの特徴をまとめてみました。
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「転職サイト」
求人情報がまとめられたサイトで、求職者と会社(採用担当)が直接コンタクトをとって進めていきます。
転職サポートなどは特にありません。
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「転職エージェント」
求職者と会社の間に、エージェント(転職をサポートする会社の人)が入って、転職活動を進めていく事になります。
エージェントは、求職者にマッチするような求人会社の紹介であったり、
履歴書・職務経歴書の添削、面接対策など、転職活動に関するあらゆるサポートをしてもらえます。
というわけで、特におすすめするのは転職エージェントになります。
未経験の方であったり、エンジニアとして初めて転職する方、転職活動に不安がある方などは、エージェントを利用すべきでしょう。
逆に、転職活動に自信があり「サポートなんていらない」って方は、転職サイトでも良いと思いますが。
もちろん、併用もできるし、複数の転職サイトやエージェントを利用することもオススメです。
特に転職エージェントは、求人数や紹介会社の違いだけでなく、サポート内容や担当者との相性もあるので、複数社に登録しておくのがおすすめです
では、具体的におすすめの転職サイトと転職エージェントを紹介していきます。
※実務経験がある方と、未経験の方、それぞれのおすすめをまとめていきます。
javaの実務経験があるエンジニアにおすすめの転職サイトと転職エージェント:3選
まずは、これまでのキャリアでjavaエンジニアとして実務経験がある方向けのおすすめについて、以下にまとめていきます。
- マイナビクリエイター
- クラウドリンク
- paiza転職
では、順に紹介していきます。
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「マイナビクリエイター」
こちらは、CMでもお馴染み、大手の総合転職企業:マイナビグループが提供している、「IT・Web・ゲーム」に特化した専門の転職エージェントとなります。
2013年にサービス開始、もうすぐ10年目と歴史と実績のあるエージェントで、
求人件数も、公開求人だけで4千件を超えています(2022/12時点)
ITに特化した転職エージェントということで、転職サポートの質も高く、
業界出身者のキャリアアドバイザーによって、職務経歴書の書き方やポートフォリオの作り方、面接対策まで、専任でサポートしてもらえます。
もちろん、会員登録からサービスの利用まで、すべて無料なので、javaに限らずエンジニアの方はぜひ。
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「クラウドリンク」
こちらは、IT企業の中でも、自社サービスや自社内開発、社内SEの求人に特化した転職エージェントとなります(javaに限りません)
上記の通り、ITエンジニア向けのサポート満足度や、転職先とのマッチング度について、No.1の実績を持っています(2021/7、日本トレンドリサーチ調べ)
クラウドリンクが取り扱っている求人は、100%:自社開発企業で、大手からスタートアップまで幅広い優良求人が揃っており、
累計取扱求人数は、2800件を超えています。
また、クラウドリンクでも、IT業界に精通したキャリアコンサルタントが履歴書の添削や面接対策・入社後のフォローまで、しっかりサポートしてくれるため、転職活動が不安な方にもおすすめです。
というわけで、javaエンジニアの方はぜひ登録してみてください(もちろん、会員登録からサービスの利用まで、すべて無料です)
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「paiza転職(パイザ)」
こちらは、登録者のプログラミング・コーディングスキルを可視化することで転職することができる、エンジニア・プログラマーに特化した転職サイトとなります。
登録している会員数も累計:40万人超えと、業界最大級の転職サイトです(2022/4時点)
求人件数も非常に多く、4000件を超えています。
paiza転職を利用することで、自分のプログラミングスキルの客観的なレベルが分かりますし、
エンジニア転職の選考によくある技術的な試験の対策・練習にもなるので、javaエンジニアの方は、ぜひ登録して試してみてください。
以上、javaエンジニアとして実務経験がある方向けのおすすめの転職サイトと転職エージェントでした。
転職サイトやエージェントでは、それぞれ独自の特徴を持っているので、複数登録して並行して利用していくことをおすすめします
※目安としては、2~3社
未経験からjavaエンジニアになりたい方向け。おすすめの転職サイトと転職エージェント:3選
続いて、未経験の方へのおすすめについて、以下にまとめていきます。
- GeekJob(ギークジョブ)
- UZUZ:ウズキャリIT
- type転職エージェント
では、順に紹介していきます。
-
「GeekJob(ギークジョブ)」
こちらは、javaプログラミングの未経験者を対象とした、プログラミング学習支援と転職支援をセットにした、転職エージェントになります。
Java、PHP、Rubyといった転職需要の高い人気言語の学習支援を受けることができ、
利用者の転職成功率は:97.8%と非常に高い数値で、1000名以上が異業種・実務未経験から(javaを含む)エンジニアに転職成功した実績を持ちます。
また、転職サポートについては業界に精通したキャリアコンサルタントから、職務経歴書や履歴書の添削、面接対策などのサポートを受けることができ、
全てのサポートが完全無料となります。
ただし、20代の方(第二新卒やフリーター等)が限定となるので、ここだけ注意が必要です。
ギークジョブでは、事前の体験会や無料カウンセリングもやっているので、ぜひ。
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「UZUZ:ウズキャリIT」
こちらも、javaプログラミングの未経験者を対象とした、プログラミング学習支援と転職支援をセットにした、転職エージェントになります。
2012年にサービス開始して以来、ITエンジニアへの転職サポートを得意として、累計3.6万人以上のサポート実績があります(2021年度までの実績)
転職支援については、業界に精通したキャリアコンサルタントから職務経歴書・履歴書の添削や面接対策などのサポートが受けることができ、
2020年には、上記の通り「転職支援サービスのサポート満足度:No,1」にも選ばれています(ゼネラルリサーチ社の統計調査)
さらに、紹介企業については「離職率・労働時間・雇用形態・社会保険の有無」など、厳しい基準をクリアした優良企業に厳選して紹介しています。
もちろん、javaプログラミングについての学習支援を受けることができ、
全てのサポートが完全無料となります。
ただしウズキャリITも、20代の方(第二新卒やフリーター等)限定と年齢制限があるので、注意が必要です
まずは、無料の事前相談から受けられるのでぜひ。
-
「type転職エージェント」
こちらは、一都三県の首都圏の求人に特化した、(javaに限らず)ITエンジニアの転職に強い転職エージェントで、
サービス開始から19年、31万人以上の転職支援実績があります。
求人数も非常に多く、ITエンジニア職だけでいっても「1.8万件」ほどの求人があります(2022/7時点)
一方で、上述している転職エージェントとは違い、(javaに限らず)プログラミングの学習支援はおこなっていませんが、
type転職エージェントには、「年齢制限」が無いので、30代以上の方でも利用することが可能です
エンジニア未経験可の求人についても多数取り扱っているため、(javaに限らず)エンジニアとして働いた事が無い人や、プログラミング未経験者の方にも、おすすめの転職エージェントになります。
もちろん、会員登録からサービスの利用まで、すべて無料なので、首都圏在住の方はぜひ登録してみてください。
以上、未経験からjavaエンジニアになりたい方への、おすすめの転職サイトと転職エージェントでした。
というわけで、
だいぶ長くなってしまいましたが、今回は、javaエンジニアの転職市場の実態や、転職活動や会社(求人)選びのポイント等について解説してきましたが、
転職活動中の方や、今後しようと思ってる方の参考になっていれば幸いです。