SEO対策において、日々の検索順位チェックは欠かせません。
現状、自分のサイトが、どれぐらいの位置にいるのかを把握しておくことで、
今後、そのキーワードを対策していくかの判断や、他のキーワードを対策する時の指標となります。
また、日頃から順位を確認しておくことで、検索エンジンの挙動(順位変動)把握や、ペナルティを受けた時の対応もとりやすくなります。
実際、当ブログでも、対策している主要キーワードの順位は、ほぼ毎日チェックするようにしています。
そこで、今回の記事では、検索順位をチェックするSEOツールの紹介や、自社サイトの順位を上げるためのポイントについて、順に解説していきます。
以下、目次。
- SEO 検索順位チェックツール3選(順位変動・推移の確認も可)
- SEO対策!自社ブログ(ホームページ)のランキングを上げるための「6つ」のポイント
- 検索順位が著しく下がった時に、チェックすべき5ツール
SEO 検索順位チェックツール3選(順位変動・推移の確認も可)
当章では、おすすめの検索順位チェックツールについて、3つにまとめました(以下)
- 【GRC】
- 【Googleウェブマスターツール】
- 【Google検索】
では、それぞれの特徴や使い方について、順に解説していきます。
GRC : 多数のSEO対策者が利用
検索順位チェックツールの中で、もっとも高機能で使いやすいツールが、「GRC」になります。
10年以上の長い運用実績があり、多数のSEO対策者が利用している事から、信頼性が高いことも分かります。
「GRC」の特徴としては、大きく3つあり、、、
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【日々の検索順位推移を、グラフ形式で確認できる】
「GRC」では、下図のように、複数の検索キーワードの順位を一括で確認でき、日々の順位推移もグラフ上で確認することができます。
※Google、Yahoo、Bing の3対応
このように、一目で、検索順位の推移を確認できるのが、メリットの一つになります。
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【検索上位100サイト分の、検索順位推移も、一覧で確認することができる】
「GRC」では、さらに、競合100サイト分の順位動向も確認することができます。
これで、どのサイトが上がってきていて、どのサイトが落ちているか・・・といった競合チェックが、一目で行えます(下図参考)
このように、上位100サイト分の情報が表示され、チェックしたサイトの順位推移をグラフ上で確認することができます
さらに、、、
上位100サイト分の順位変動をもとに導き出された、「検索順位の変化指数」を確認する事もできます。
これによって、検索エンジンのアルゴリズムが更新されたかどうかの予測がおこなえます。
※上図では、12月の初めに、Yahooで大きな変化が起きた事が分かります。
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【本格的に利用するには、「有料版」にしなければならない】
「GRC」には、無料版と有料版のライセンスがあります。
当然、無料版では制限があり、
・URL数 : 3URLまで
・キーワード数 : 20件までといった制限があります。
なので、4つ以上のサイトをチェックしたい場合や、21個以上のキーワードをチェックしたい場合には、「有料版」にする必要があります。
以上が、「GRC」の主な特徴になります。
GRC の使い方やライセンス形態について、詳しくは下記の記事にてまとめているので、ぜひ参考にしてください。
・検索順位チェックのSEOツール【GRC】 : 使い方とライセンス形態(無料・有料)について
SEO に必須の「Googleウェブマスターツール」
Googleの提供するウェブマスターツールは、SEO対策をしていくうえで、欠かす事のできないツールになり、
このツールでも、自分のサイトの検索順位を確認することができます(下図参考)
上図の、「平均掲載順位」というのが、それに該当します。
また、検索結果に表示された回数や、そこからクリックしてサイト訪問に繋がった回数については、グラフ形式(時系列)で確認することができます。
Googleウェブマスターツールは、他にも、SEO対策をする上で便利な機能が多々あるので、サイト管理者の方は、必ず導入しておいてください。
※導入手順や使い方については、下記記事にてまとめてます。
・Google対策に必須!ウェブマスターツール(WebMasterTool)へのサイト登録と基本的な使い方
Google検索
Google検索は、まぁ「ついで」みたいなモノですが、ササッと現状の順位を確認したいときに、直接 Google を開いて確認しています。
こんな感じで、やったー2位だー」とね。
ただ、一点注意が必要なのが、
Google は、検索結果にパーソナライズ表示を適用しています。
なので、人によっては、よく見るサイトが通常よりも、上位に表示されたりするため、「シークレットウィンドウ」で確認するようにしてください。
以上、3つの検索順位チェックツールでした。
SEO対策!自社ブログ(ホームページ)のランキングを上げるための「6つ」のポイント
当ブログは、開設から1年半が経ち、おかげさまで検索エンジンからのアクセスは順調に推移しています。
上図から分かるとおり、現在では、検索エンジンからのアクセスだけで、「7,000 / 日」を超えるまでに至っています。
そこで当章では、SEO対策で検索順位を上げるためのポイントについて、6つにまとめましたので、順に解説していきます。
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【キーワード選定】
SEO対策に置いて、最も重要なのが「キーワード選定」です。
どのようなキーワードで、上位表示したいのか・・・これを決めないと、ターゲット像も定まりませんし、コンテンツの作りようがありません。
具体的な選定方法については、下記記事を参考にしてください。
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【タイトル(titleタグ)の設定】
キーワードが決定したら、次は、タイトルを設定しましょう。
Google は、titleタグの内容を非常に重要視しているので、設定するさいは、
・キーワードを含ませる
・ターゲット(検索ユーザー)を意識した、分かりやすい内容にするこれら、2点を考慮してください。
参考 : SEO対策で必須!タイトルタグを設定するための5つのポイント(文字数やキーワードの包含、ページタイトルの重複有無など)
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【コンテンツの章構成】
Google は、論理的に体系化されたコンテンツを好みます。
論理的に体系化・・・?
実際に見た方が、はやいでしょう。
このように、コンテンツが各章で構成されていて、それぞれに分かりやすい見出し(H-tag)が設定されていると、ユーザーにとっても分かりやすいですし、Google もこのような構成を好みます。
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【コンテンツの質】
コンテンツの良し悪しを客観的に判断するのは、なかなか難しいですが、「最低ライン」は設定しておきましょう。
コンテンツを作る際、最低でも・・・
1 : ターゲット(検索ユーザー)を意識した内容にする
2 : 文字数が、2,000文字以上
3 : 画像のnameとalt属性には、その画像を表した内容を設定する
4 : リンクは、リンク先の内容が分かるテキストにするこれらは、満たすようにしましょう。
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【page-URL の最適化】
記事URL を設定するさいは、その記事を表したモノにしてください。
・ダメな例 : https://viral-community.com/fjkdafoie983.html
・良い例 : https://viral-community.com/seo.html -
【Meta(Description・Keyword)の設定】
Metaタグは、SEO的に設定しておいた方が良いタグです。
表だって表示はされませんので、ユーザーが見ることは無いですが、Google はMetaタグの内容を見ているので、設定しておきましょう。
※設定手順については、下記の記事を参考にしてください。
以上です。
これら、6つのポイントについては、最低でも考慮するようにしてください。
当ブログでも、コンテンツ生成するさいは、必ず考慮しているポイントになります。
※下記記事も参考になります。
・SEO対策の7つの基本とは?「1万PV/日」を達成したブログSEOの方法(キーワード選定や順位チェック、ツール紹介など)
検索順位が著しく下がった時に、チェックすべき5ツール
当章では、検索順位が著しく下がった際、その原因追究に必要なSEOツールを、5つにまとめたので、順に紹介していきます。
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【GRC】
上記でも解説していますが、
「GRC」では、上位100サイト分の順位変動をもとに導き出された、「検索順位の変化指数」を確認する事ができます。
これによって、検索エンジンのアルゴリズムが更新されたかどうかの予測がおこなえ、
自社サイトの検索順位が著しく下がったタイミングと合致すれば、その更新が原因と特定できるでしょう。
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【Google ウェブマスターツール】
Google ウェブマスターツールでは、Googleからペナルティを受けたかどうかの確認ができます(下図参考)
もし、ペナルティを受けている場合は、検索順位にも大きな影響が及ぶので、早急に対応してください。
確認手順は、GMT を開いて、「検索トラフィック」→「手動による対策」から確認できます(下図参考)
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【Panguin Tool】
「Panguin Tool」は・・・Googleアナリティクスと連携して、Googleのパンダ・ペンギンアップデートによる影響を受けたかどうかを確認できるツールになります。
※パンダ・ペンギンアップデートについては、下記をご覧ください。
・パンダ・ペンギンアップデートとは?主要Google検索アルゴリズムの違いや影響と、SEO担当者の対策(回復手順)
このツールでは、
下図のように、サイトのアクセス数の推移に対して、「パンダ」・「ペンギン」・「その他のアップデート(順位変動率が高いもの)」が起きた日を確認する事ができます。
これによって、サイト運営者は、自分のサイトが、「パンダ・アップデートに影響を受けた!」といったように、原因を特定する手がかりになります。
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【namaz】
namaz.jp は、順位変動指標を確認することができるツールになります。
下図のように、時系列順にグラフ化されており、「いついつに大きな変動があった」といった具合に確認ができます。
この変動があった日に、自社サイトの検索順位が著しく落ちた場合は、Google のアルゴリズムによる影響とみて間違いないでしょう。
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【Google セーフブラウジング】
Google は、ウィルス的な不正なソフトウェアがインストールされているサイトに対して、警告を促し、検索順位を下げるといった対策をとっています。
なので、自社サイトの検索順位が著しく下がった場合は、不正なソフトウェアがインストールされていないかをチェックしておきましょう。
チェック方法は、Google の提供する「セーフブラウジング」を利用します。
下記URL の「xxx」の部分に、自社サイトのURLを設定してください。
http://www.google.com/safebrowsing/diagnostic?site=xxxこちらを開くと、下図のようなページが開きます。
当サイト(上図)は、特に問題ないことが確認できます。
以上、ツール紹介でした。
また、、、
SEO的に、Google からペナルティを受けるような内容(原因)や、ペナルティを受けてからの改善手順については、下記の記事にてまとめているので、ぜひ参考にしてください。
・SEO対策注意!Googleからのペナルティ・チェック(確認)や解除に必要な無料ツール(サービス)と検索順位を落とす原因