キャッチコピー(キャッチフレーズ)の事例集をまとめました。
現在、就活中で自分をPRするときのキャッチコピーに迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
※キャッチコピー(キャッチフレーズ)とは・・・主にテレビCMや新聞・雑誌の広告に用いられている言葉(コピー)のことで、「企業や商品のイメージを、ユーザーに印象付けること」を目的とした内容になります。
以下、キャッチコピー例
・ココロも満タンに、コスモ石油
このように、「企業や商品のイメージを、ユーザーに印象付けること」を目的とした言葉がキャッチコピー(キャッチフレーズ)になります。
※企業や商品を対象とした「キャッチコピー(キャッチフレーズ)」については、下記で詳しく解説しています。
なので、これらを就活に置き換えると、「自分のイメージを、採用担当者に印象付けること」が、就活時でのキャッチコピーになります。
この「キャッチコピー(キャッチフレーズ)」ですが、なんと・・・内定をもらう方の7割が付けてるそうです(参照元→内定者の7割は実践!就活の面接で効果的なキャッチコピー)
上記のデータから、いかに「キャッチコピー(キャッチフレーズ)」が重要視されているかが分かると思います。
そこで今回の記事では、キャッチコピーの事例集(20選)と、キャッチコピーを作成する際のポイントについて、順に解説していきます。
以下、目次になります。
- 就活時における【キャッチコピー(キャッチフレーズ)】の事例集(20選)
- 就活時における「キャッチコピー(キャッチフレーズ)」を作成するときの2つのポイントについて
就活時における【キャッチコピー(キャッチフレーズ)】の事例集(20選)
当章では、実際に就活の現場で使われた「キャッチコピー(キャッチフレーズ)」の事例について、「20」にまとめましたので、順に紹介していきます。
- 【お母さん】 : 面倒見がよく、困った人を放っておけない人柄だから
- 【グローバル人間】 : 英語を話すことができ、留学の経験もあるので、海外の友達が非常に多いため
- 【裏方さん】 : 華やかな仕事でなくても、サポート役として誰かのために一生懸命働けるため
- 【向上心の塊】 : 自分の成長に対して非常にストイックであるため
- 【不屈の努力家】 : どんな困難にぶつかっても意志を貫き、努力をし続けることから
- 【野球バカ】 : 小中高と野球一筋で、今でも野球の楽しさを追い求めているので
- 【主体的に動く正確】 : あらゆる仕事に対して、主体的に行動して働けることをアピールするため
- 【会社の歯車では終わりたくない】 : 周囲からの指示で、受動的に働いていくのではなく、自分が中心となって周囲を動かしながら、働いていきたいから
- 【好奇心旺盛で行動力に自身がある】 : どんなことでも好奇心をもって、行動的に働くことをアピールするため
- 【YESマン】 : 困難なことでも、「できない」と思考停止するのではなく、「できる」ようになるための方法を模索する性格だから
- 【忍耐力と協調性が強みです】 : 例え自分のやりたくない仕事でも、嫌な顔せずに精一杯働き、かつ自分のことだけじゃなく周囲を見ながら働けることをアピールするため
- 【世渡り上手】 : 周囲とうまく関係性を構築しながら働いていけるといった、自分の持つコミュニケーション能力をアピールするため
- 【スーパーポジティブ】 : どんな困難な状況になっても、ポジティブ思考でいれるため
- 【集中力だけは、金メダル級】 : 何らかの難しい事象の因果関係等を、集中して紐解くことが得意だったので
- 【10年間、水泳一筋】 : 小2から高3までの10年間、水泳一筋でやってきたから
- 【接客MVP】 : バイト先のファミリーレストランで、接客のMVPを受賞したので
- 【風邪に嫌われる男】 : 4年間、一度も風邪をひかなかったので
- 【ピンチをチャンスに変える男】 : どんな困難な状況でも、気持ちを切り替えて、それをチャンスだと思って、精力的に打開策を考え実行していくことをアピールするため
- 【読書家】 : 1年に300冊もの本を読んだため
- 【自転車で日本一周しました】 : 大学2年の時に、自転車で日本一周したため、そのエピソードで根性があることをアピールするため
以上、就活時における【キャッチコピー(キャッチフレーズ)】の事例集(20選)でした。
就活時における「キャッチコピー(キャッチフレーズ)」を作成するときの、2つのポイントについて
当章では、就活時における「キャッチコピー(キャッチフレーズ)」を作成するときのポイントを2つにまとめましたので、順に解説していきます。
採用担当者は、「キャッチコピー(キャッチフレーズ)」の内容を見ているわけではない
結論から言うと、キャッチコピーというのは、余り重要ではありません。
なぜなら、採用担当者はキャッチコピーの内容を見て評価しているわけではないからです。
では、何を評価しているのか・・・
それは、キャッチコピーで述べた理由を、ちゃんと論理的にエピソードも交えて、話せるかを評価しているのです。
いくら「キャッチコピー」で、採用担当者の興味・関心を引くことができても、その理由部分が、稚拙な文書であったり、説得力がなかったりすると、「上辺だけ」だと判断されてしまいます(文章の書き方については、下記にて詳しく解説しています)
キャッチコピーの目的は、あくまで採用担当者の興味・関心を引き、自己PRの「概要(結論)」を最初に明確化することが目的です。
最初に「概要(結論)」を提示しておくことで、採用担当者は、以降のあなたの話しを理解しやすくなります。
なぜなら、「●●●なことに関して、これから話していくんだな」と、話の内容を予測しながら聞くことができるわけですね。
これは、学術的にも証明されていて、心理学の世界では「メンタルモデル」と呼ばれています(詳しくは、こちらで解説しています→メンタルモデルを考慮した「理解しやすい文章」の書き方についてまとめてみた)
これらが、キャッチコピーの目的であって、採用担当者の評価は、そのあとの理由であるということを理解しておいてください。
「キャッチコピー(キャッチフレーズ)」の内容は、採用側を第一に考える
キャッチコピーを考えるさい、陥りがちなのが「自分の事」を第一に考えてしまうことです。
まぁ、普通に考えれば「自分のことをアピールする言葉」なのだから、自分を第一に考えることは当たり前じゃないか、、、と思ってしまいます。
もちろん「自己PR」ですので、これは当然のことで自分の事も考えなければなりません。
ですが、優先順位を付けるとしたら、「採用側 > 自分」といったように、採用側よりも低く設定すべきなのです。
例えば、下記二つの企業に応募するとします。
・「IT系の開発職」
・「転職支援をする人材会社」
この時、上記二つの企業で、「求めている人物像」が一緒でしょうか?
普通に考えて、全く違いますよね。
上記は、「ITの開発職」ですので、「求めている人物像」としては、プログラミング経験があるとか、論理的にものごとを考えれる事が挙げられます(「論理的」とは何か・・・具体的にはこちらで解説しています→三段論法を用いて、論理的な文章を作成する手順とは)
逆に、「転職支援をする人材会社」の「求めている人物像」としては、人と接することが主な仕事なりますので、コミュニケーション能力や、「人」に関して好奇心旺盛な事(心理学を学んでいた等)が挙げられると思います。
このように、応募先の「業界」・「会社」・「職種」によって、「求められる人物像」というのは全く違います。
なので重要なのは、応募先の企業がどのような人物を求めていて、それを満たすためには、どのようなことを「PR」すれば良いのか・・・
これを第一に考えることです。
その上で、自分の強みとなる経験や性格を、紐付けてあげるわけです。
以上です。
まとめ
今回の記事では、キャッチコピーの事例集(20選)と、キャッチコピーを作成する際のポイントについて、順に解説してきました。
これらを参考に、キャッチコピーを作成し「自己PR」することで、効果的に採用担当者に「自分の強み」を伝えることができるでしょう。
最後に2013~2014年に、一躍有名になった就活生「菊池良さん」を紹介します。
彼は、自分に「世界一即戦力な男」と名付け、自信をアピールするためサイトを開設し、自身の紹介動画や経歴、ビジョンを載せることで、瞬く間に有名人になっていきました。
現在(2014/5)では、2万以上の「イイね」が付いている彼のサイト(下記)
このように、インターネットが発達し、様々なWebサービス(ソーシャルメディア等)が立ち上がってきたことで、戦略的に自分をアピールできる時代になってきたわけですね。