パラグラフ(paragraph)とは・・・直訳すると「文章の段落」という意味になります。
ですが、小学校の時に国語の授業で習った「作文の段落」のように、単に ”読みやすくするために文章を区切った、それぞれのまとまり” とは大きく異なります。
今回解説していく「パラグラフ(paragraph)」とは、ある1つのトピックについて述べている複数の文の集まりのことを指します(1つの文で構成されることもあります)
そして、ビジネス文書や論文(レポート)・ブログ記事を書くさいに、この「パラグラフ(paragraph)」を意識することで、読者にとって、とても「読みやすい」文章にすることができます。
今回の記事では、その理由と、「パラグラフ(paragraph)」の書き方について順に解説していきます。
以下、目次になります。
- 文章のパラグラフ(paragraph)構成例
- パラグラフ(paragraph)の書き方
- パラグラフ(paragraph)の重要性について
文章のパラグラフ(paragraph)構成例
上述している通り、ビジネス文書や論文・ブログ記事の文章構成に、「パラグラフ(paragraph)」は最適となります。
例えば、当記事も「パラグラフ構成」を意識した文章にしています。
以下に、当記事のパラグラフを示してみましょう。
上図から、当記事は下記5つのパラグラフで構成されている事が分かります。
- 「導入部」
- 「文章のパラグラフ(paragraph)構成例」
- 「パラグラフ(paragraph)の書き方」
- 「パラグラフ(paragraph)の重要性について」
- 「まとめ」
最初に述べたとおり、「パラグラフ」とは、ある1つのトピックについて述べている文の集まりのことです。
なので、当記事であれば
「文章のパラグラフ(paragraph)の書き方」というパラグラフには、”パラグラフの書き方” についてのみ書かれています。
これは、読者の「読みやすさ」に非常に貢献します。
なぜなら、読者は
先頭文を読むだけで、「パラグラフの書き方について、書いてあるんだな!」と、あらすじを把握した上でその文章を読み進めることができるからです。
これが、パラグラフ構成の最も重要なポイントになります。
では、次は具体的に「パラグラフの書き方」について解説していきます。
パラグラフ(paragraph)の書き方
上述しているとおり、パラグラフの最も重要なポイントは、先頭文を読んだだけで「そのパラグラフのあらすじ」を理解できる点になります。
なので、パラグラフの先頭文には、「そのパラグラフの要約」を設定しなければなりません。
また、注意しなければならないのが、同じトピックに関しての内容が二つ以上のパラグラフに書かれていたり、逆に、1つのパラグラフに2つ以上のトピックについて書かれてはいけません。
要は、パラグラフとトピックの内容は、「1-1」の関係じゃなきゃダメだということです。
では以下に、パラグラフの書き方についてポイントをまとめます。
- パラグラフの先頭文には、「そのパラグラフの要約」を設定する
- 同じトピックに関しての内容が、二つ以上のパラグラフに書かれてはいけない
- 1つのパラグラフには、1つのトピックについてのみ書く
以上です。
パラグラフ(paragraph)の重要性について
上述している通り、パラグラフ構成の一番のメリットは、
先頭文を読むだけで、「そのパラグラフの内容のあらすじ」を把握できることです。
これによって、以降の文章をスムーズに読み進めていくことができますし、先頭文を読むだけで、必要な情報かを判断することができます。
不要であれば、次のパラグラフにスキップすれば良いですしね。
これによって、読者の速読も容易になります。
さらに、「先頭文の要約」以外のトピックに関しては、そのパラグラフには記載されていないので、(読み手にとって)重要な情報の読み落としも無くなるでしょう。
以下に、「パラグラフ構成」のメリット一覧をまとめました。
- 先頭文を読むだけで、「そのパラグラフの内容のあらすじ」を把握でき、スムーズに読み進めることができる
- 必要、又は不必要な情報かを容易に判断できる
- 速読や流し読みが容易にできる
- (読み手にとって)重要な情報の読み落としが減る
以上です。
まとめ
今回の記事では、パラグラフ構成についてと、パラグラフの書き方・重要性について順に解説してきました。
何度も述べてる通り、パラグラフ構成にすることで、各パラグラフの先頭文を読むだけで、あらすじを把握した上でその文章を読み進めることができるので、読者にとって非常に読みやすい文章にすることができます。
なので、ビジネス文書や論文、ブログ記事コンテンツを書く機会のある人は、ぜひ意識して書いてみてください。
また、別記事で「分かりやすい文章」と「説得力のある文章」についてもまとめていますので、ぜひ読んでおいてください(下記)