今回の記事は、「SEOとは何なのか?」といった、これからSEOについて勉強していく方と、
「SEO対策で何が正しい情報なのか判断ができない」といった、SEO対策を始めたばかりの方を対象に
- 「検索エンジンについて」
- 「SEO対策の概要」
- 「Googleの理念にそったSEO対策」
- 「今までは有効だったが、今では無効になっているSEO対策」
について、順に解説していきます。
上記を理解することにより、Googleの理念に沿った、正しい「SEO対策」を行っていく事ができるでしょう。
検索エンジンについて
SEOの概要説明に入る前に、SEOの対象である「検索エンジン」について理解をしておきましょう。
検索エンジンとはgoogleやyahooのことで、ユーザーが検索キーワードを入力して「検索」すると、(数万~数百万件の)検索結果を表示してくれます。
検索エンジンは、登録されているWebページをキーワードに応じて表示しますが、その際の表示順位はそれぞれの検索エンジンが独自のルール(アルゴリズム)に従って決定しています。
現在では、yahooの検索結果を表示させるアルゴリズムがgoogleのアルゴリズムを採用したので、(SEO業界では)検索エンジン=googleという認識でも良いでしょう。
SEO(検索エンジン最適化)対策の概要
SEOとは「search engine Optimization」の略であり、訳すと「検索エンジン最適化」となります。
Wikipediaの方では下記のように紹介されています。
「ある特定の検索エンジンを対象として検索結果でより上位に現れるようにウェブページを書き換えること。または、その技術のこと。 」
なぜ、SEOが必要なのか・・・
それは、検索エンジンでキーワード検索をして表示された検索結果ページにて、上位に表示されるか・されないかで、クリック率に天と地の差が生まれるからです。
上記理由により各企業や個人が、「検索エンジンが検索キーワードによる検索結果として表示する順位の決定をするアルゴリズム」を分析し、その分析に沿って自社サイトを修正・最適化をしています。それがSEOです。
検索エンジン・Googleの理念にそったSEO対策
Googleは、自社の検索エンジンに対して理念を持って運営しています。
それは、「世界中のあらゆる情報を整理して、検索ユーザーに最高の情報を届けることを使命としていること」です。
Google社の優秀なエンジニアは日々この理念の元で、検索エンジンのアルゴリズムにアップデートを加え続けています。
ですので、Googleの理念にそってSEO対策を行っていけば、自然と検索エンジンは攻略できます。
では、もっと具体的に言うと、SEO効果を最も引き出すために重要な事は「他のどのサイトよりも圧倒的にユーザーの役に立つコンテンツを届ける」ということです。
要するに、ユーザーにとって有益なコンテンツを継続的に制作・発信し続けていくことが、一番の検索エンジン対策になるのです。
なので、コンテンツのHTML構造を最適化したり、キーワードを多数詰め込んだり、被リンクを自作自演で設定したり・・・といった、小手先の検索エンジン対策に時間を使わないでください。
なぜなら、上記のような小手先のテクニックは、コンテンツの価値を向上するものではないからです。
価値のともなわない対策を行なっても短期的には効果があったとしても、中長期的にみた場合は必ず、価値の高いコンテンツを継続的に発信しているサイトに大差で負けてしまうからです。
それは、Google社は日々「検索ユーザーに最高のコンテンツを提供する」といった使命のもと、アルゴリズムを更新し続けていることから、あきらかな事です。
今までは有効だったが、今では無効になっているSEO対策
google社は、先ほども言ったように日々検索エンジンのアルゴリズムを更新し続けています。
ですので、「以前は高評価されていたが、現在では逆に減点評価されてしまう」SEO施策も複数出てきています。
具体的な例でいうと、
- 「以前は、単純にリンクの数が評価対象であった」:過去のSEO対策では「どれだけ多くのリンクを集めるか!」が、全てでした。ですが現在ではgogleのチェックが厳しくなり、自作自演のリンクやリンクファームを利用して得たリンク等、不自然に貼られているリンクはスパムと判定され、厳しく減点されます。
- 「以前は、キーワード詰め込みが有効であった」:以前のSEO対策では、コンテンツにキーワードを羅列した文章を設定したり、メタタグ・キーワードに多数のキーワードを設定したり・・・といったキーワード詰め込み施策は有効であったが、現在では「単にキーワードを羅列した文章」や、コンテンツに関連性のないキーワードを設定した場合、検索エンジンから減点評価をされてしまいます。
- 「以前は、メタタグの内容が評価対象の重要項目であった」:以前の検索エンジンは、メタタグのディスクリプションやキーワードに設定してある内容を、評価対象として重要視していましたが、現在ではほとんど意味がない項目となっています。ですが、設定しておいて損はないですし、今後どのようにアルゴリズムが変化していくか不明ですので、設定しておくことを推奨します。
上記例のように、過去では有効だった施策が、今では逆に減点評価されてしまう事もあるほど、検索エンジンのアルゴリズムは日々進化しています。
特に有名なのが、
- 2011年:パンダアップデート
- 2012年:ペンギンアップデート
です。実際に上記のアップデート後に順位を著しく落としたサイトも多数存在しています。
ただそれらのサイトに共通していることが、自作自演でリンクを設定したり、コンテンツが他サイトのコピーだったり、情報量が少なかったりと、「コンテンツで他サイトに差別化できずに、小手先のテクニックに頼ってしまっている」という点が、大きな共通点です。
上記の点でも、SEO対策で一番重要な事は「オリジナル性が高く、検索ユーザーの役に立つコンテンツ」を発信し続けていく事です。
※リンクに関して・・・今回の記事で勘違いしてほしくないのが、「SEO対策にリンクは重要である」という事です。ただ、もっと重要な事が(自作自演等で作った)不自然なリンクではなくて、自然に付けられたリンク(サイトを見た人が自発的に貼ってくれるリンクのこと)を増やしていく事が重要である。ということです。そのためには、やはりユーザーが「為になった!」と思ってくれるコンテンツを作る事が重要になります。
まとめ
googleの理念を基に、すべての検索には検索者の期待がこもっていることを重大に受け止めてください。
そしてその期待を裏切らないコンテンツの制作・発信を心がける事が、SEOにおいても一番重要であると理解していただきたいです。