SEOにおいて、タグの使い方は非常に重要です。
当ブログでも、タグの使い方しだいで検索順位が大きく動くことを何度も経験しています。
そもそもタグを正確に使いこなすということは、そのページの主要テーマを検索エンジンに正確に伝えるという事です。
それにより、結果的に検索順位が上がっていくのです。
では、タグをどのように使えば、検索エンジンに正確に伝わり、順位アップができるのか?
今回はその疑問を解決すべく、検索エンジンにとって重要度の高いタグと、その効果的な使い方をご紹介していきます。
最も重要度の高いタイトルタグ
検索エンジンが最も重視しているタグが、「タイトルタグ」です。
タイトルタグを適切に設定しないと、まず上位表示することはないでしょう。
さらに、検索エンジンの検索結果のタイトル部分に表示されるのも、タイトルタグの内容です。
検索結果の部分で一番目立つ部分ですので、このタイトルによって、クリック率は大幅に左右されます。
これらを考慮して、タイトルタグを適切に設定する際のポイントを3つに分けました。
- 「キーワード選定してから、タイトル選定に進む」:検索エンジンはタイトルを最も重要視しています。ですので、上位表示させたいキーワードをタイトルに含めるのは必須といえます。ですので、タイトル選定の前に、キーワードを決定しておいてください。
- 「一つ一つのページタイトルを必ず重複させないようにする」:検索エンジンは、同じキーワードに対して、1つのサイト内から複数のページを上位表示させることは、ありません。ですので、検索エンジンにとって最も重要視されているタイトルの内容が重複しているページを作っても無意味に終わってしまう可能性が高いです。
- 「全角32文字以内でタイトルを設定する」:グーグルの検索結果では、32文字以降の文字列は「・・・」と割愛されてしまいます。これは、ユーザービリティを非常に下げてしまうので、タイトル選定の際は、32文字以下で設定しましょう。
SEOに効果的な見出し(h1~h5)タグ
見出しタグは、検索エンジンにとってタイトルタグの次に重要視しているタグです。
ですので、見出しタグを適切に扱うことは、SEO対策では必須となります。
SEOに効果的な見出しタグの使い方を3つに分けて、下記にまとめました。
- 「1記事に対して、1つのH1タグを設定する」:H1タグは、見出しタグの中で一番重要度が高いタグです。(H1タグが一番高く、順に低くなっていきます)
ですので、たくさん使ったほうが効果が高いと思いがちですが、使えば使うほど、重要度は分散していきます。
なので、基本的にH1タグは、1つの記事に対して1つを設定しましょう。
※H2以降は、1つのページに対して複数使用するのが普通ですが、重要度が分散してしまうことは一緒なので注意しましょう。
- 「H1タグには、ページの主要テーマを設定する」:上記で述べたように、H1タグは見出しタグの中で一番重要度が高く、1つのページに対して1回の使用を推奨しました。
ですので、H1タグに設定する内容は、「ページの主要テーマ」がベストでしょう。タイトルと同じ内容にするのもオススメです。(私のブログでは、H1タグに記事タイトルを設定しています。)
※一般的に、H1が「大見出し」、H2が「中見出し」、H3が「小見だし」として、定義されています。
- 「Hタグにはキーワードを含めるようにしましょう」:見出しタグは、検索エンジンからの評価が高いので、キーワードを含める事は効果的です。特に、H1タグには、必ず狙っているキーワードを含めるようにしましょう。
検索エンジンの評価対象である 強調(em/strong)タグ
検索エンジンは「強調タグ」の内容も評価対象としています。
ですので、コンテンツ内の(狙っている)キーワードには強調タグを設定してください。
ですが、注意点として「強調タグ」の使用頻度が高ければ高いほど、1つあたりの価値は(分散して)下がってしまいます。ですので強調タグを設定するのは(狙っている)キーワード1つか2つに留めてください。
googleが推奨している meta descriptionタグ
現在一般的に、メタ・descriptionタグは、SEOに効果がないと言われています。
ですが、googleはメタ・descriptionタグの使用を推奨しているのです。
なので、使用していて損はありません。(評価が高くなる日が来るかもしれませんし)
さらに、メタ・descriptionタグは、検索エンジンの検索結果の説明文箇所に表示されます。
なので、ユーザービリティを考慮した場合でも、使用すべき要素です。
また、メタ・descriptionタグに設定する文字列は、100字程度を目処に構成しましょう。
googleが推奨している meta keywordタグ
メタ・keywordタグも、メタ・descriptionタグと同様にSEOの効果はほとんどないとされていますが、googleは使用することを推奨しています。
なので、使用するようにしてください。
設定の際に注意しなければならないのが、キーワードの数は1~3が理想とされています。
キーワードが多すぎると、検索エンジンスパムと見なされてしまいます。
当ブログでは、基本キーワードは1つのみ設定しています。
リンク(a)タグの最適化
SEOのリンク対策ですが、「被リンクを集める」といった外部対策の他に、自分一人で行える内部対策があります。
昨今、googleは内部対策についても重要視するようになってきています。
ですので今回は、内部対策においてできることを、3つにまとめました。
- 「アンカーテキストを最適化する」:検索エンジンは、アンカーテキストの内容をリンク先の主要テーマとして認識しています。
なので、せっかく内部リンクを設定しても、アンカーテキストの内容がリンク先の内容とマッチしていなければ、検索エンジンからの評価は低くなります。
なので、「こちらへ」「Home」「記事へ」といったリンク先のテーマがわからないアンカーテキストは設定しないようにしてください。
- 「サイト内のリンクがリンク切れしていないかチェックする」:検索エンジンのクローラーは、リンクを辿って各ページを認識しています。
なので、リンク切れがあった場合、発リンクをしているサイトの評価を減点します。
ですので、自分のサイトにリンク切れがおこってないか、定期的にチェックしてください。
- 「記事コンテンツからリンクを送るようにする」:被リンクの価値は、サイドバーやフッターからのリンクより、記事コンテンツからのリンクの方が価値が高いです。
ですので、上位表示させたいページがある場合は、他のページの記事コンテンからリンクを張ることが効果的になります。
- 「同ページに同一リンク先のリンクが複数ある場合、最初のリンクに正しいアンカーテキストを設定する」:検索エンジンは、コンテンツに同一リンク先のリンクが複数ある場合、評価の対象を「一番最初のアンカーテキスト」に設定しています。
ですので、「一番最初のアンカーテキスト」は必ず正しく設定してください。
装飾タグは全てCSSにまとめる
当見出しの「装飾」とは・・・下記にまとめます。
- 文字のサイズ、太さ、色、下線、位置、行間
- 表のサイズ、罫線、配置、背景色
- ページの背景色 等、、、
タグでいうと、下記が当てはまります。
- <FONT>:文字サイズ等の指定
- <COLOR>:文字色の指定
- <B>:文字を太くする設定
- <I>:文字を斜体にする設定
- <CENTER>:該当要素を「中央寄せ」にする設定
- <BR>:改行
- <HR>:罫線
上記のようなタグは、全てCSSに表記することで解決できます。
そして、要素の「STYLE属性」も全てCSSに表記することで解決できますので、レイアウトや装飾に関しては、全てCSSで表現することを推奨します。
なぜなら、レイアウトや装飾関連を全てCSSとしてまとめることで、HTMLのソースは単純明快化して検索エンジンは内容を把握しやすくなります。そして結果的にSEOの効果が高まります。
まとめ
今回の記事を読むことで、検索エンジンにとって重要度の高いタグと、その効果的な使い方を理解できます。タグの使い方しだいで検索順位は大きく変動してしまうので、ぜひ効果的に使用してブログを構築していってください。
では、最後に各項目をまとめます。
- 「最も重要度の高いタイトルタグ」:titleタグは、検索エンジンからの評価が最も高い要素ですので、SEOに効果的な設定は必須です。
- 「SEOに効果的な見出し(h1~h5)タグ」:見出しタグは、タイトルタグの次に評価が高いタグです。こちらもSEOに効果的な設定は必須と思ってください。
- 「検索エンジンの評価対象である 強調(em/strong)タグ」:強調タグも検索エンジンの評価対象となっていますので、設定を推奨します。
- 「googleが推奨している meta descriptionタグ」:メタ・descriptionタグは一般的にはSEO的に価値は少ないと言われていますが、googleは設定することを推奨しているので、設定しておきましょう。
- 「googleが推奨している meta keywordタグ」:メタ・descriptionタグと一緒です。こちらもgoogleは推奨しているので、設定しておきましょう。
- 「リンク(a)タグの最適化」:内部リンク対策は、自分一人でもできる作業です。外部リンク対策だけではなく、内部リンク対策に関してもgoogleは重要視しているので、ぜひチェックしてください。
- 「装飾タグは全てCSSにまとめる」:装飾系のタグをCSS化することで、HTMLのソースが単純明快し、検索エンジンがコンテンツ内容を把握しやすくなります。その結果SEOの効果も出てきます。
以上です。