ランディングページとは・・・直訳すると「着地ページ」となり、その名の通り、訪問者が外部からサイトに訪れるさい、最初に訪れたページの事を指し、「lp(landing page)」とも呼ばれます。
「外部」とは、主に検索エンジンやインターネット広告、ソーシャルメディアの事です。
例えば、「Google」を例にしてみましょう。
下図は、検索結果ページですが、検索結果ページの構成は大きく二つに分けることができます(広告枠と検索結果枠)
広告枠にしろ検索結果枠にしろ、リンクをクリックしたら、各サイトへ飛びますよね。
その着地点となるページが、ランディングページとなるのです。
また、単なる外部からの着地ページとしてだけじゃなく、もう1つ大きな特徴があります。
それは、「訪れてきた訪問者に対して、目的とする行動(商品の購入や会員登録など)をとってもらうために導くこと」です。
要は、訪問者に対して「商品の購入や会員登録」を促すためのページなんですね。
一般的な「ランディンページ(lp)」は、こちらの意味合いが強いでしょう。
なので、普通のWebページ(閲覧を目的とし、商品の購入などを目的としない)と、ランディングページでは、あきらかに構成や内容が違っています。
違いについては、実際に見たほうが良いでしょう。下記に、普通のWebページとランディンページを並べたので、比べて見てください。
上記二つのページを比べると、明らかに違いを認識できると思います。
二つ目のランディングページ(lp)については、「訪問者に対して、お問い合わせを促すために、様々な仕掛けが施されています」
ランディングページでは、このように「いかに、訪問者の行動(商品の購入など)を促せるか」が最も重要なポイントなのです。
例えば、Google上にリスティング広告を出している場合、せっかくお金を投じて多数の見込み客を集客できても、このランディングページが機能していなければ、全くもって意味がなくなります。
なので、ランディングページを制作するさいは、訪問者に、商品の購入やお問い合わせ、資料請求など何らかの行動を促すために最適化する必要があります。
このことを「LPO(landing page Optimization:ランディングページ最適化)」と呼びます。
要は、「いかに、訪問者が行動をとる割合を高められるか・・・」が「LPO」になります。
今回の記事では、この「LPO」で重要なポイントと、ランディングページ(lp)の作り方(制作手順)について順に解説していきます。
以下、目次になります。
- ランディングページ(lp)の作り方(制作手順)
- LPO(ランディングページ最適化)対策で重要な8つのポイントについて
- ランディングページ(lp)の効果測定をおこなう
ランディングページ(lp)の作り方(制作手順)
当章では、ランディングページ(lp)の作り方(制作手順)について、解説していきます(以下、目次)
- ターゲットとランディングページの目的(ゴール)を設定する
- ランディングページ(lp)の構成を定義する
では、順に解説していきます。
ターゲットとランディングページの目的(ゴール)を設定する
ランディングページを制作していく上で、まずやらなければならないのが、ターゲットと目的(ゴール)の設定です。
ここが正確に設定されていないと、見込み客が訪問してもすぐに離脱してしまったり、商品購入などの「目的としている行動」をとってもらえません。
なので一番最初に、ターゲットとランディングページの目的を明確化しておく必要があります。
では、まず「ターゲットの設定」ですが、こちらは「流入元」を具体的に推測します。
要は、どのページからどのように「ランディングページ」に訪れてきたのかです。
検索エンジンの検索結果ページから訪れてきているのか、それともソーシャルメディアから訪れてきているのか、
また、検索エンジンであれば、どのような「検索キーワード」か
例えば、同じ「SEO」でも、”SEO キーワード選定” なのか ”SEO リンク対策” なのかによって、ユーザーが求めている情報は違います。
※SEOについては、こちらで解説しています→SEO対策とは
また、「アフィリエイト」でも、”ブログアフィリエイト” なのか ”メルマガアフィリエイト” なのかによって全然違います。
このように、ユーザーが「ランディングページに訪れた動機」と、「ランディングページの内容」がマッチしていなければ、ユーザーはすぐに離脱してしまうでしょう。
なので、例えば「リスティング広告」を出稿する場合、
仮に「ブログアフィリエイト」というキーワードで広告を出すとしたら、ランディングページの内容も「ブログアフィリエイト」に関する内容でなければいけません。
※下記赤枠が、「リスティング広告枠」です。
●次は、【ランディングページの目的設定】です。
要は、見込み客に取ってほしい行動の設定です。
商品を購入してほしいのか、会員登録してほしいのか、それとも「お問い合わせ」をしてほしいのか。
これらを明確に設定します。
なぜなら、目的(ゴール)によって、ランディングページの内容や注意すべきポイントは変わってくるからです。
例えば、単に「資料請求を促す」だけであれば、ハードルは低いため、情報量は多くなくて良いですし、簡潔な説明によって、ターゲットの興味を喚起することができれば「OK」です。
ですが、「商品の購入を促す」場合は、「お金を払う」「クレジットカード情報などを入力しなければならない」といった高いハードルになります。
なので、情報量は多めになりますし、実物を見れないため、写真などの画像を多用する必要があります。
さらに「お金を払っても良い」と思わせるために、ターゲットがベネフィットを容易に想像できる事や「いかに良い商品であるか」の信憑性を増す仕掛けが必要となります。
※「ベネフィット」とは・・・その商品を手に入れることによるメリットの事です。
このように、ランディングページ(lp)の目的によって、その内容や特徴は大きく変わってきますので、ここは明確に設定しておきましょう。
ランディングページ(lp)の構成を定義する
ランディングページ(lp)というのは、高いコンバージョン率を出すための構成というものが、ある程度法則化されています。
そこで、当項目では、その構成についてまとめてみました。
まずは、下図の全体構成をみてください。
上図が、全体構成の大枠になります。
では、各構成について解説していきましょう。
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【ファーストビュー部分】
ランディングページを訪れたターゲットは、3秒以内に「自分に必要な情報なのかを判断する」といいます。
いわゆる「3秒ルール」ですね。で、この「3秒間」に確認する場所が、最初に目にする部分である「ファーストビュー部分」です。
なので、ターゲットは「ファーストビュー部分の内容」によって、自分に必要な情報があるのかを判断しているわけなんですね。
なので、いかに『ファーストビュー部分で、ターゲットに興味・関心を抱いてもらい、次を読み進めてもらえるか』が重要になってきます。
では、そのために「ファーストビュー部分」をどのように構成すればよいのか。
まずは、参考にすべき2例を示しますので、下図をみてください。
上図は、どちらも「(ファーストビュー部分を構成する)”キャッチコピー”、”キャッチ画像”、”権威付け”」ともに参考にすべき内容になっています。
では上図を参考に、構成要素の「”キャッチコピー”、”キャッチ画像”、”権威付け”」について、1つずつポイントをまとめていきます。
・「キャッチコピー」
キャッチコピーでは、いかに「ターゲットの興味・関心を惹ける言葉」を設定できるかが重要になります。
以下三つが、ポイントになります。
・画面上部の左側に配置する
・大きな目立つ文字にする
・人の悩みや望みに訴えかける言葉にする以下に、例を挙げてみましょう。
・「パソコン素人の主婦が告白!たった半年で、月に150万円稼いだアフィリエイトノウハウとは」・「在宅しながら月10万円を稼ぐ最も簡単な方法」
・「40でこのみずみずしさ!うるおいのある肌にこだわった●●●とは」
上記のように、「人の悩みや望みに訴えかける言葉」にする事が、キャッチコピーにおいて最も重要なポイントになります。
※キャッチコピーの作り方やポイントについては、下記で詳しくまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
・キャッチコピーとは?読者の注目を一瞬で惹きつけるキャッチコピーの作り方をまとめてみた
・「キャッチ画像」
キャッチ画像は、パッと見て、いかに「目を引く画像」になっているかが重要になります。
以下が、そのポイントです。
・キャッチコピーと関連性のある画像にする・なるべく人物像を入れるようにする
・画質にこだわる:画質が悪いと不信感や不安感を抱かせてしまう可能性があります
・色味を調整する:色味が悪い場合は、暗い印象を与えてしまいます
・人物像は、清潔で笑顔の人にする:笑顔の人物は、見る人に爽やかな清潔感や安心感を与えます。逆に、無表情な人はページの印象を悪くしてしまう可能性があるので注意してください。
以上が、キャッチ画像のポイントになります。
・「権威付け」
権威付けとは、これまでの実績や表彰経験の表示です。
上図で示した二つの例では、どちらも「権威付け」がおこなわれてます(下記)・「体験者130万人突破」
・「日本歯科審美学会認定:ホワイトニングコーディネータ在籍」このように、「権威付け」をおこなうことで、商品やサービスに対しての「信頼性」を向上させることができます。
他にも、「ランキングNo,1」、「100年の実績」、「満足度99、6%」、「●●新聞に掲載」、「●●さん愛用」といったワードも効果的です。
ポイントとしては、王冠や金メダルといった「金」を基調としたモノの上に記載することです(下図、例)
以上です。
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【問題提起(共感部分)】
「あなたは、このままモテない人生のままでいいですか?」
「間違ったSEO対策をおこなっていませんか?」このように、「ターゲットの悩み」にストレートに刺さる言葉を問題提起として設定します。
ポイントとしては、上記のようなストレートに刺さる言葉を「見出し」として、その下に具体的な説明文を5~10行ほど入れると良いでしょう。
特に効果的なのが、その説明文に「自分の体験談」を記述していくことです(下記、例)
” 2年前の私は、異性との出会いがまったく無く、あっても全然相手にされないような人生を送っていました。もちろん彼女なんて居なく、当時は4年間も彼女がいない生活を続けていたのです。
ですが、”このままではダメだ” と踏ん切りをつけ、「3つの行動」をおこなうようにしたのです。
そうしているうちに、だんだんと出会いが増えていき、異性との関係構築も、今までだったら考えられないぐらいスムーズにいくようになったのです。
そして、念願の彼女も作ることができました。
もし今、あなたが、当時の私と同じ悩みを抱えているのであったら、ぜひ、この後紹介する資料を無料ダウンロードしてください ”
また、例えばダイエット商品の販売であれば、その商品を使う前と後(Before After)の人物像を表示することも有効です(よくありますよね)
このように自分の体験談や「Before After」を語ることで、ターゲットからの共感を得ることができます。
共感を得ることで、「商品購入」や「資料請求」といった行動を促しやすくなるのです。また、これに関係することで、社会心理学者が検証した有名な「検証結果」があります。
・「すみません、コピーを先にとらせてもらえませんか?」
・「すみません、もうすぐ授業が始まるので、コピーを先にとらせてもらえませんか?」もし、自分がコピー機を使っていて、後ろから上記のように声をかけられた場合、どちらに対して、コピー機を譲る気持ちになるでしょうか?
中には、どちらも譲らない。なんて答える方もいるでしょうが、
圧倒的に後者の方が多いと、感覚的にも分かると思います。
実験結果では、
・前者の場合 : 「60%」の人が譲る
・後者の場合 : 「94%」の人が譲るという結果になったそうです。
これだけの違いが出た理由は、「もうすぐ授業が始まってしまう」という事を共有しているからです。これで、伝えられた方は共感反応を示し、お願いを受け入れたのです。
※参考元:書籍「影響力の武器」よりこの法則が、上述している「自分の体験談を述べる」ことにも通じるんですね。
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【CTA】
CTAとは「Call To Action」の略で、日本語では「行動喚起」と訳されます。
ターゲットにとってほしい行動を促すための仕組みで、具体的に言えば「ボタン」や「リンク」・「入力フォーム」などが該当します(下図、例)
この「CTA」のポイントについては、下記5つになります。
1 : ボタンやリンクは、赤や緑を基調とした色に設定する:WEB業界では、赤か緑にすると高いコンバージョン率になるというのは、常識のようです。特徴として、赤は最も目立つ色であり、緑は安心感を与える色のようです。
2 : ボタンやリンクは、左側に配置する
3 : とにかく目立たせる:デザインに合っているかどうかではなく、「目立つかどうか?」「明確な文言かどうか?」を重要視しましょう。
4 : 値引く場合は、定価と値引き後の比較表示をする
5 : CTAは、最後だけ表示するのではなく、各節のあとに表示させる : ランディングページの全体構成例のとおり、CTAは、それぞれの節のあとに表示させるべきなのです。
それは、最後まで読まないと「購入ボタン」や「会員登録」ボタンがない場合、機会損失をしている可能性があるからです。ターゲットからしたら、最後まで読み進めないと「購入」できない場合、それが手間になる可能性がありますよね。
「購入者の声なんていいから、はやく購入したいんだけど、、、」となってしまう場合があり、最悪の場合、離脱に繋がってしまいます。
なので、各節ごとに「CTA」を用意しておく必要があります。
以上、5つのポイントでした。
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【商品の提示】
問題提起をして共感を得たら、次は商品情報を説明していきます。
例えば、カレーを販売する場合、
・カレーを作っている店舗の情報・イメージ写真
・どのような店主で、どのようなスタッフがいるのか。
・どのようなスパイスが入っていて、どのような成分が構成されているのか。
・素材や産地などにこだわりがあるか。
などの情報をまとめていきます。
インターネットのデメリットとして、実際に商品を手に取ることができないし、実物を確認することもできません。
なので、素材や産地情報など詳細な商品データだけでなく、商品を生産している責任者やスタッフの情報を載せるなどして、ターゲットに様々な情報を伝える必要があります。
また、商品画像は、あらゆる角度からの画像であったり、重さや大きさを表現するのに適した画像を用意しておく必要があります(下図、例)
また、情報商材と呼ばれるレポート(主にPDF)の提供であれば、ページ数はもちろん、ネーミングや、外観をイメージできるような画像(下図)の表示も重要です。
※「情報商材」について、詳しくは下記記事にて解説しています。
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【ベネフィットの提示】
「ベネフィット」とは、商品の特徴やメリットとは違います。ベネフィットとは、ターゲットがその商品(サービス)を使うことで得られる「未来像」のことを指します。
要は、どのような問題を解決し、どのような良いことが待っているのか・・・
このことを明確にイメージできる言葉が「ベネフィット」になります。例えば、「世界最小サイズ」という言葉。
これは、商品の特徴であって、ベネフィットではありません。これをベネフィットにすると、「スペースをまったくとらない」とか「ポケットに入る」などが、ベネフィットになります。
この違いは、「主語」が ”商品なのかターゲットなのか” の違いだけです。
主語が「ターゲット」であれば、それはベネフィットと判断して良いでしょう。
要するに、ここで重要なのが、「いかにターゲット目線に立って、ターゲットの悩みや望みに対して訴求できるか」が重要なのです。
また、提示するベネフィットは、最低でも「5個」は用意してください。
書くときのポイントとしては、箇条書きで済ませるのではなく、一つ一つ「見出し」を付け、それに対して3~6行の説明文を書いていってください。※ランディングページの構成要素で「ベネフィット」は非常に重要な要素です。
「お客様の声」や「実績・表彰経験の提示」・「商品販売元の店主やスタッフの声」などは、このベネフィットの信憑性をあげるための要素なのです。
また、「問題提起(共感部分)」は、ベネフィットの内容を受け入れやすくするための「仕掛け」になります。
これらの事から、ランディングページは「ベネフィット」を中心に構成されていると言っても過言ではありません。
以上です。
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【お客様の声】
まずは、実際に例を見てください(下図)
上図のように、既に購入・利用しているユーザーの声や体験談を載せます。
これによって、商品の信頼性を向上させるのが目的になります。ポイントとしては、できるだけ、紹介するユーザーの顔写真や名前、年齢、住所などを載せることです。
そうすることで、より信憑性が増しますよね。もし難しい場合は、少なくともイメージ画像やイニシャル・ニックネームでも良いので、とにかく「よりリアリティを感じる工夫」をとってください。
また、掲載する内容としては、同じことを言っている声をいくつも載せるのではなく、内容が被らないようバラエティに富んだ内容としてください。
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【実績や表彰経験の提示】
ファーストビュー部分でも「権威付け」として提示していますが、後半部分でも、もう一度「実績や表彰経験」を提示するようにしてください。
「●●万人突破!」「ランキングNo,1」「100年の実績」「満足度99、6%」
「書籍出版」「●●新聞に掲載」
「●●さん愛用」「●●学会認定」
上記のような実績や表彰経験がある場合は、記載するようにしましょう。
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【Q&A】
「Q&A」を掲載する目的は、ターゲットの不安や疑問と思ってることを、解決してあげることです。
なので、ターゲットがどのような事に対して不安に思っているのかを推測したうえで、「Q&A」としてその不安を取り除いてあげます。
こうすることで、最後まで読み進め、あと一歩のところで迷っているターゲットを、後押しする効果が見込めます。
以上、ランディングページの各構成要素の説明でした。
LPO(ランディングページ最適化)対策で重要な8つのポイントについて
当章では、LPO(ランディングページ最適化)対策のポイントについて、8つにまとめています。
では、順に解説していきましょう。
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【リンクの設置はNG】
前章で解説しているように、ランディングページはかなり縦長なページ構成となります。
これは、「商品購入」や「会員登録」といった行動をとってもらう事を目的とした場合、ページ内で全ての情報を完結するのが最も効果的だからです。なので、情報量が多い縦長のページとなってるわけですね。
だから、ページ内に、他ページヘのリンクなどあってはならないのです。
せっかく、「目的とする行動」を促すために、各ステップを踏んで読み進めてもらうよう構成しているのに、他ページヘ飛んだ瞬間、全てが水の泡となってしまいます。なので、ランディングページ内に「他ページヘのリンク」の設置はしないでください。
※もちろん、「CTA」は別です。
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【各構成(章)の最初は、必ず「見出し」を設定する】
前章で解説している「ランディングページの各構成要素」ですが、必ずそれぞれの要素の最初は「見出し」設定してください。
なぜなら、人がWebページを見るときの基本特性として、「流し読み」があります。
基本的に、人がWebページを閲覧する際、熟読ではなく「流し読み」が基本です。
なので、作り手側は、それを考慮して「目に止まる配慮」をしておく必要があります。
これが、見出しの設定なのです。
ポイントとしては、「見出し」だけを読み進めていっても、ある程度の内容を把握できるようにしておく事です。
参考例として、下記のランディングページは、綺麗な「見出し構成」になっています。
(アジャンタ通販ショップ:インドカレーセット)上記のように、ランディングページの基本構成は、「見出し1」→「説明文1」→「見出し2」→「説明文2」・・・のように構成されています。
これは、「読みやすい文章構成」として基本となっている「パラグラフ(paragraph)構成」にも通づる事です。
詳しくは、こちらで解説しています→パラグラフ(paragraph)とは?文章の段落構成を最適化することで読みやすい文章にしてみたまた各構成内の内容も、「見出し」設定の方が良いと判断出来る部分は、「見出し」設定にしてください。
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【限定要素の演出】
ランディングページでは、よく見かけますが
「今だけ●●●円」、「限定●●人」など、限定要素を演出することも、コンバージョン率を上げる上で効果的です。
また、下図のようにランディングページの上部に「カウントダウンタイマー」を表示しているページもよく見かけます。
このように、「販売停止まであと●●日」などと表示することで、限定感を演出しているのです。
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【返品保証を付ける】
ネット上での商品購入のデメリットとして、実際に商品を見たり触ったりすることができません。
なので、後日商品が送られてきた時に、「あれ、思ってたのと全然違う、、、」なんて事があるわけです。
これは、購入する際の不安要素の大きな1つです。そこで、この不安要素を解消する有効な手段の1つが「返品保証」なのです。
「返品保証」を謳っておくことで、ターゲットが不安要素を解消するとともに、「それだけ商品に自身があるんだ」と思わせることもできます。
なので、なるべくなら「返品保証」を付けておきましょう。
※実際、「返品保証」を謳っていても、商品がよほど粗悪でなければ、返品をしてくるケースは稀です。
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【販売者や責任者のプロフィールを公開する】
個人で商品を売り出している場合は、その人の顔写真や住所・お問い合わせ先の電話番号を明記するようにしましょう。
また、企業で売り出している場合も、責任者やスタッフの顔写真やプロフィールを明記しておくことで、信頼性を向上させることができます。 -
【箇条書きでまとめれる部分はまとめる】
箇条書きでまとめれる部分は、チェックマークなどを用いて箇条書きでまとめましょう。
そうすることで、情報のまとまり感が増し、読みやすくなります。 -
【動画を活用する】
動画で発信した方が効果的となる要素は多々あります。
例えば、「どのような人が販売しているのか」「商品を生産する上でのこだわり」などは、動画で発信したほうが、より信頼性が増すでしょう。
このように動画を用いたほうが、伝えたいことがより伝わる。であったり、信頼性が増すといった時には、動画を活用することをオススメします。
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【ページの表示スピードの確認】
ランディングページを開く際の「表示速度」も非常に重要です。
ユーザーは、ページが開くのに「3秒」以上待ってくれません。
「3秒」経っても表示されない場合は、高い確率で離脱してしまうのです。なので、定期的にランディングページの表示速度をチェックしておきましょう。
ページの表示速度は、Googleの「PageSpeed Insights」でチェックすることができます(下記)
以上です。
ランディングページ(lp)の効果測定をおこなう
ランディングページを作成し公開したら、次は効果測定をおこなう必要があります。
- 「どれぐらいの人が訪れていて、どれぐらいの割合でコンバージョンしているのか」
- 「途中で離脱している割合はどれぐらいなのか」
- 「ちゃんとページを読み進めてもらえているのか」
これらを計測して、問題点を抽出し、それらを改善していく必要があります。
最初から、高いコンバージョン率を誇るランディングページを作ることは、どれだけ経験があっても難しいことです。
なので、効果測定をして、都度改善していく作業が必ず必要になります。
では、まず効果測定に必要なツールを設定していきましょう。
必要なツールは、アクセス解析ツールの「Googleアナリティクス」と、訪問者の動きを可視化するヒートマップツールの「UserHeat」
まず、Googleアナリティクスについてですが、下記にて設定手順や使い方を解説しているので、参考にしてください。
・初心者必見!【Google Analytics(アナリティクス)】の導入と使い方
「Googleアナリティクス」の設定ができたら、下記のことを確認します。
- ランディングページ(lp)への訪問者数
- コンバージョンの割合(各CTAのクリック率など)
- 途中で離脱している割合
- 平均滞在時間
これらを確認して、「集客が足りてるか」、「訪問者が途中で離脱していないか」、「滞在時間が短くないか」、「コンバージョン率が低くないか」など、問題点となる要素を抽出してください。
次に、訪問者の動きを可視化するヒートマップツールの「UserHeat」ですが、設定手順については公式サイトにて解説されています(下記)
このツールでは、クリック回数が多い箇所や、よく見られている箇所の特定が可能です。
これによって、「見てもらうべき部分が、ちゃんと見られているか」だったり、「クリックされるべき部分が、ちゃんとクリックされているか」を確認することができるので、問題点の抽出ができます。
もし、見てもらうべき部分が、ちゃんと見られていない場合は、掲載場所の入れ替えを検討し、
クリックされるべき部分が、ちゃんとクリックされていない場合は、ボタンの移動や追加、又はもっと目立つように大きさや色を変更するといった事を検討しましょう。
このように、問題点を抽出することができたら、改善案を出して、実際に修正していってください。
そして、また効果測定をして、修正して・・・の繰り返しによって、コンバージョン率を上げていくのです。
まとめ
今回の記事では、ランディングページ(lp)の作り方と、「LPO対策」のポイントについてまとめてきました。
ランディングページは、ネット上での売上高や顧客の獲得数に非常に大きな影響を持ちます。
また、ちょっとランディングページを改善するだけで、コンバージョン率が2.5倍になったりもします。
だから、ランディングページを作成したあとの検証ステップが、非常に重要なのです。
また、ネット上で公開されている他のランディングページを参考にすることも非常に有用です。
下記サイトのように、様々なLPをまとめたサイトも多々ありますし、Google上のリスティング広告をクリックすることで、リンク先の「LP」を確認することもできます。
これらのソースから、「同じ商品、かつ同じ目的(商品購入や会員登録)」なものを探して、比較分析することで、効率的にランディングページを最適化することができるでしょう。
追記:ランディングページ(lp)で、商品を販売する場合の注意点
ランディングページで商品を販売する場合は、必ず「特定商取引法に基づく表記」を記載してください。
もし記載がない場合は、「違法」となります。
詳しくはこちらで解説しています→特定商取引法(特商法)とは?特定商取引法に基づく表記(表示)と、規制内容についてまとめてみた