Facebookページの投稿が、ファン全員に届いているわけではないというのをご存じでしょうか?
ファンに投稿が届くか・届かないかを決めるキーとなっているのが「エッジランク」です。
今回の記事では、この「エッジランク」について、順に解説していきます。
以下、目次です。
- エッジランクとは?
- エッジランクを決定する3つの要素
- 3つの要素の優先度
エッジランクとは?
ニュースフィードの表示方法には、「最新情報」と「ハイライト」があります。
「最新情報」では”新着順に上から時系列で表示”され、「ハイライト」では”個人ごとに最適化された情報”が表示されます。
この「ハイライト」の”個々のユーザーにマッチした表示情報を選定するためのアルゴリズム”が「エッジランク」なのです。
ハイライトはデフォルト設定となっているので、ほとんどのユーザーが「ハイライト」表示しています。
ですので、エッジランクが低いとFacebookページのウォールに何を投稿しても、ファンには表示されない、、、という事態が起こるのです。
エッジランクを決定する3つの要素
エッジランクは、【親密度】×【重み】×【経過時間】で決定され、それぞれの要素を「掛け算」した値になります。
下記に、各要素の詳細をまとめました。
親密度
親密度は、普段どれだけその人とコミュニケーションを取れているかの度合いです。
コミュニケーションとは、下記が該当します(正式には公開されてませんが下記は確実に該当するでしょう)
- コメント
- イイネ!
- タグ付け
- メッセージ
「親密度」の評価を上げるためには、ウォール投稿に対して反応をくれた人にレスを返し、コミュニケーション量を増やしていく事です。
必ず、反応してくれた方には「いいね!」か「コメント」を返すようにしましょう。
そうすると、そのユーザーの「お知らせ」に通知が飛び、一定割合の人が再来訪してくれます。そして、再コメントなどスコア向上につながるアクションをしてくれます。
反応を返すタイミングは、早ければ早いほど良いです(再来訪につながりやすい)
※「お知らせ」通知はホームのこの部分です
「親密度」は一度高くなっても放っておくと徐々に下がっていきます、、、ですので、メンテナンスが継続的に必要になります。
重み
重みを決定する要素は、下記2つになります。
- 【リアクションされた回数】:リアクションとは「いいね!」「コメント」などです。1つ1つの投稿に対してのリアクション回数が見られます。
さらに、リアクションの種類によっても評価が変わり、「いいね!」よりも「コメント」のほうが評価が高いと言われています - 【投稿回数】:リアクションだけではなく、1つ1つの投稿自体にも重みがあります。
こちらは「近況」よりも「写真」や「動画」のほうが、重みが高くなると言われています
上記要素から、「重み」の評価を上げる方法は、”リアクションを増やす”事と”投稿を増やす”事です。
「投稿」は、自分の判断で増やす事ができるのですが、「リアクション」をするかどうかはファンが決めることです。
ですが、投稿方法や投稿内容を工夫することで、リアクションを貰いやすくすることもできます。
具体的な方法については→→→Facebook活用法!【イイネ数】を最大化する10個のウォール投稿戦略
「重み」は”投稿単体”に対して付いていきます。ですので、1投稿に多くの「いいね!」やコメントを集めた場合、Facebookはその投稿を重要と判断し、それほど親しくない相手のページにも表示されやすくなります。
経過時間
経過時間は、下記2つの時間が「より最近の方」が評価が高くなります。
- 投稿がポストされてからの経過時間
- リアクションが付いてからの経過時間
例えば、1週間前にポストされた投稿はニュースフィードに表示されにくくなりますが、その投稿に数秒前に「いいね!」がつけば表示されるでしょう。
経過時間については、運営者側ではどうしようもできないので、あまり意識する必要はありません。
強いていうなら、リアクションを受ければ経過時間が短縮されるので、「リアクションを受けやすい投稿」をすることです(具体的な方法については上記で解説しています)
3つの要素の優先度
エッジランクの3つの要素の優先度(重要度)は下記のようになります(あくまで仮説です)
【経過時間】>【親密度】>【重み】
上記にもある通り、「経過時間」→「親密度」→「重み」の順に重要度が下がっていってます。
仮説の根拠
「経過時間」の優先度が高いのは当たり前として、「親密度」>「重み」とした理由は”ある調査”をして導き出しました。
ある調査とは、私は数か月前に『スターバックス』のFacebookページのファンになりました。
『スターバックス』のFacebookページでは、1つ1つの投稿に「いいね!」が大体1万以上ついていて、コメントも毎回数十件ほどがついています。
この数字は非常に多いほうだと思いますが、これまで私のハイライトに表示されたのを見たことがありません。
もし「重み」の優先度が高ければ、これだけリアクションが多いFacebookページの投稿は表示されるはずですが、されていません。
ですので、「親密度」の方が重要視されていると想定されます。
まぁ、「個人個人のコミュニケーションを最適化する」というFacebookの思想を考えれば明白ですよね。
まとめ
今回の記事ではFacebookの仕様「エッジランク」について解説してきました。
Facebookからのアクセス数を増やすためには、この「エッジランク」を理解することは必須です。
エッジランクを理解した上で、Facebook活用戦略を立てていきましょう。