Advanced REST clientの使い方まとめ

「Advanced REST client」の使い方まとめ ~GoogleChromeの拡張ツール

どーもー、某IT企業に勤める当ブログの管理者ですが、先日API(REST形式)のクライアントツールを実装する上で、とても役立ったツール。

・Advanced REST client(ARC)

このARCは、GETやPOST、RESTといったhttpリクエストの通信をチェックできる、Google Chromeの拡張機能(ツール)になります。

Advanced-REST-client GET-POSTリクエスト-1

上記は、とあるWebページのPOST送信(パラメーター無し)のチェックをしている時のARC画面です。

今回は、この「Advanced REST client」の使い方について、自分自身の覚書きも含めてまとめていきたいと思います。

以下、目次。

  1. ARCのダウンロード・インストール・起動手順
  2. 基本的な使い方 ~GET・POST・RESTリクエスト
  3. オレオレSSL証明書の場合にエラーになる問題の解決手順

Advanced REST clientのダウンロード・インストール・起動手順

Chromeウェブストア Advanced REST client-1

ARCのダウンロード・インストールは、chromeのウェブストアからおこなえます(以下)

→ Chromeウェブストア:Advanced REST client

(※OSにインストールするのではなく、Chromeにインストールするイメージです。)

インストールが終わったら、Chromeの「設定メニュー」:「拡張機能」から確認することができます(以下参考)

GoogleChromeの設定:拡張機能-1

以下のように、Advanced REST clientが追加されていることが確認できたら、ウェブストアのページからアプリを起動してください(以下参考)

Chromeの拡張機能:Advanced REST clientの起動-2

以上です。

Advanced REST clientの基本的な使い方 ~GET・POST・RESTリクエスト

続いて、ARCの基本的な使い方です。以下に利用用途ごとにまとめてみました。

  • パラメータ無しのGET・POSTリクエスト

    Advanced-REST-client GET-POSTリクエスト-1

    上記は、POSTリクエストのパラメータ無し通信をチェックしている画面になります。

    (Header、Body共にパラメーターは設定していません。)

    手順としては、「Method」にGet or POSTを設定し、URLを入力、「SEND」ボタンを押下するだけです。

    すると、画面下部にHTTPステータスやレスポンスのHeader、Body内容が確認できます。

  • パラメータありのGET・POSTリクエスト

    ここでは例として、以下のようなフォーム値をパラメーター設定してPOSTリクエストするパターンになります。

    フォーム値のPOSTリクエスト-2

    以下が、リクエスト内容になります。(Header とBody)

    ARC フォーム値のPOSTリクエスト-2-2

    上記の通り、「Header」には、以下2つを設定していて、

    ・content-type : application/x-www-form-urlencoded
    ・cookie : JSESSIONID=aaa

    (上記の画面では、セッション管理をしていたので、cookieを設定しています。cookieを設定するかは該当ページの設定によります。)

    また、「Body」には、フォーム値のキー&バリューを設定します。(ここでのキー:HTMLタグのID値になります)

    上記であれば、FTP通信する際に必要となるアカウント情報:host、user、password を設定している形になります。

  • jsonデータ形式のRESTリクエスト

    RESTは、API通信に一般的に使われるリクエスト方式になります。
    そしてjsonは、RESTで一般的に利用されるデータ形式になります。

    以下、実行例。

    Advanced-REST-client jsonのRESTリクエスト-3

    上記の、Header、Body値は以下になります。

    「Header」

    ・content-type : application/json
    ・x-authkey : aaa

    ※「x-authkey」は、私の方で設定した項目になります(Header項目は、任意の値を自由に設定することもできる)

    「Body」については、json形式でリクエストデータを設定します。

    jsonも、キー&バリューでデータを設定する形式になります。

    以下、サンプル(上から、オブジェクト、文字列、数値、配列)

    {
    “authenticationField”: {“ID”: “aaa”,”ticketID”: “bbb”},
    “memberID”: “ccc”,
    “rating”: 5,
    “comment”: “あああ”,
    “FeedbackInfoArray”: [{"ID": "111","winner": "abc"}]
    }

    (jsonのオブジェクト形式 = キー&バリューです)

以上、ARCの基本的な使い方でした。

また、「Advanced REST client」では、これまでの利用履歴(History)が残るのですが、これが個人的に非常に便利だと思っています。

(以下のように、過去にチェックしたリクエスト内容が保持されていて、すぐに該当情報を開くことができます。)

ARCの使い方:リクエスト履歴-1

Advanced REST clientでオレオレ証明書(自己SSL証明書)の場合にエラーになる問題の解決手順

続いて、ちょっと個人的に困った部分について。対応手順をまとめておきます。

ARCでは、オレオレ証明書のサイトへのリクエストの場合、デフォルトのままだと以下のようにエラーが出てチェックができません。。

Advanced-REST-client オレオレSSL証明書のエラー-1

というわけで、オレオレ証明書のサイトへもARCでチェックができるようにしていきますが、

まずは、「Use XHR extension」をONにしてください。

ARCの自己SSL証明書対策-2

すると、上記のように「ARC PROXY EXTENSION」という画面が表示されますので、インストールボタンを押下してください

すると、「ARC cookie exchange」をChromeにインストールする画面が開きます(以下)

ARC cookie exchange-3

「ARC cookie exchange」をChromeにインストールが終わったら、準備完了。

ARCを再起動して、再度「Use XHR extension」をONにして、試してみてください。

Advanced-REST-client オレオレSSL証明書対策-4

※もし、まだ以下のようにエラーが出る場合・・・

ARC:自己SSL証明書のエラー-5

該当サイトのオレオレ証明書を、Chromeに信頼できる証明書として認識させる必要があります。

というわけで、まずは証明書のダウンロードをしてください。以下のようにChromeで該当サイトを開いてURLの部分から(以下参考)

Chrome オレオレ証明書のダウンロード手順-6

すると、以下のように証明書画面が開きます。

デフォルトのままだと以下のように、「このCAルート証明書は信頼されていません。信頼を有効にするにはこの証明書を信頼されたルート証明書機関のストアにインストールしてください」と記載されているはずです。

ダウンロード手順は、以下を参考(「詳細」タブから「ファイルにコピー」ボタンをクリックする)

Chrome 自己SSL証明書のダウンロード手順-7

上記のように、証明書をダウンロードできたら、続いてChromeにその証明書をインストールしていきます。

以下、インストール手順(Chromeの設定画面からおこなえます)(ちゃんと、「信頼されたルート証明機関」としてインストールしてください)

Chrome オレオレSSL証明書のインストール-8

以上。これでインストール完了です。

以下のように、「信頼されたルート証明機関」に追加されていることを確認してください。

Advanced-REST-client オレオレSSL証明書対策-9

ちなみに、Chromeで該当ページを開いて、証明書を確認してみると、証明書の情報が変更されています(以下)(ただ、保護されていない通信。となっている部分が気になるが。。。)

ARC 自己SSL証明書対策-10

というわけで、この状態で再度ARCを試してみてください。(ちゃんとARCを再起動すること)

Advanced-REST-clientの使い方:起動-11

以上です。

というわけで、今回は「Advanced REST client」の基本的な使い方から、個人的に困った部分含めまとめてきました。

非常に便利なツールだと思うので、参考になったら幸いです。では。

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