オススメのDDNS無料サービス3選 「ieServer」「mydns」「No-IP」

DDNSの無料サービスでオススメな3つの「ieServer」「mydns」「No-IP」の特徴と利用手順をまとめてみた

「DDNS」とは・・・一般的な自宅PCのように、プロバイダによって「グローバルIPアドレス」が一定周期で切り替わっていても、固定化されている「ホスト名(ドメイン名)」に、その都度(切り替わる度に)対応させることができる仕組みになります。

これによって、例えば「xxx.dyndns.org」のような、自分だけの「ホスト名(ドメイン名)」を持っていたとして、自宅PCのIPアドレスが一定周期で変更されても、変更されたIPアドレスを「xxx.mydns.jp」に紐づける事で、外部から見たら

”自宅PCのIPアドレスが変更された事など関係なく、「xxx.dyndns.org」にアクセスすれば、自宅PCに繋がります”

このように「DDNS」では、ホスト(ドメイン)名に対するIPアドレスを、いつでも自由に変更できるのが特徴で、主に自宅PCをサーバーとして機能させたい時に、利用されます。

「DDNS」について、もっと詳細な仕組みや、DDNSを自宅PCに設定する手順についてはこちら→【DDNS(ダイナミックDNSサービス)とは?無料DDNSサービスの「mydns」で、自宅PCを設定したみた】

また、上記(リンク先)で紹介しているように、ドメイン(サブドメイン)と共に、この「DDNS」サービスを無料で提供しているところも複数存在しています。

今回の記事では、その中でも特にオススメの3選「ieServer」「mydns」「No-IP」の特徴と利用手順について解説していきます。

以下、目次になります。

  • 【ieServer】の特徴と利用手順のまとめ
  • 【mydns】の特徴と利用手順のまとめ
  • 【No-IP】の特徴と利用手順のまとめ
  • IP自動更新ツール「dice」について

DDNSの無料サービス:【ieServer】の特徴と利用手順のまとめ

DDNS無料サービス  「ieServer」

以下、「ieServer」の特徴をまとめました。

  • 【運営元】:有限会社アゴラ
  • 【利用料金】:無料
  • 【ドメインの種類】:7種類(dip.jp / fam.cx / jpn.ph / moe.hm / myhome.cx / or.tl / orz.hm)
  • 【ホスト(サブドメイン)の取得可能数】:5ホスト(サブドメイン)
  • 【利用制限(定期的な IP更新 or 管理画面ログイン)】

    取得したホスト(サブドメイン)を3ヶ月以上使用しなかった場合(IP更新 or 管理画面ログインしていない場合)、サービスの停止と契約の解除が行われる。

  • 【IP自動更新ツールへの対応可否】:IP自動更新ツールの「Dice」に対応

以上が、「ieServer」の特徴になります。

また、利用手順に関しては、公式ページで解説されています → 「ieServerの利用手順」

DDNSの無料サービス:【mydns】の特徴と利用手順のまとめ

DDNS無料サービス 「mydns」

以下、「mydns」の特徴をまとめました。

  • 【運営元】:Future Versatile Group
  • 【利用料金】:無料
  • 【ドメインの種類】:15種類
  • 【ホスト(サブドメイン)の取得可能数】:5ホスト(サブドメイン)
  • 【利用制限(定期的な IP更新 or 管理画面ログイン)】

    IP更新 or 管理画面ログインが、一週間ない場合・・・DDNS機能の停止(WEBでもエラーページが表示される)
    IP更新 or 管理画面ログインが、一か月ない場合・・・登録データそのものが、自動的に破棄される

  • 【IP自動更新ツールへの対応可否】:IP自動更新ツールの「Dice」に対応

以上が、「mydns」の特徴になります。

また、利用手順に関してはこちらで解説しています → 【mydnsの利用手順】

DDNSの無料サービス:【No-IP】の特徴と利用手順のまとめ

DDNS無料サービス  「no-ip」

以下、「No-IP」の特徴をまとめました。

  • 【運営元】:No-IP

    運営元は海外の会社で、公式サイトや登録フォーム等、全て英語表記である。

  • 【利用料金】:無料(有料プランも有り。有料プランは利用制限がなく、ホストの取得可能数も「25」に増える)
  • 【ドメインの種類】:22種類
  • 【ホスト(サブドメイン)の取得可能数】:3
  • 【利用制限(定期的な IP更新 or 管理画面ログイン)】:30日間「IP更新 or 管理画面ログイン」がない場合、ホスト情報が削除される
  • 【IP自動更新ツールへの対応可否】:IP自動更新ツールの「Dice」対応

以上が、「No-IP」の特徴になります。

また、利用手順に関してはこちらで解説しています(ただし情報が古いため、参考程度に)→ 【No-IPの利用手順】

IP自動更新ツール「dice」について

DDNS 自動連携ツール DiCE

上述している通り、「DDNS」は、ホスト(ドメイン)名に対するIPアドレスを、いつでも自由に変更できるのが特徴になります。

ですが、自宅PCの「グローバルIPアドレス」が、プロバイダによって変更されるたびに、毎回そのIPアドレスを(取得している)「ホスト(ドメイン)」に紐付けてやる作業が必要になります、、、(「固定IP」の場合は、必要ありません)

作業じたいは、「DDNS」サービスを提供しているところの管理画面(Webサイト)にアクセスして、IPアドレスを変更するだけで簡単なのですが、、、これを毎回やるとなると、非常に手間になります。

そこで、この作業を自動化してくれるサービスが「IP自動更新ツール」で、「Dice」は最も広く利用されている「IP自動更新ツール」になります。

なので、DDNSを利用するうえで、IPアドレスが固定化されていない場合は、必ず利用すべきツールなのです。

「Dice」の利用手順に関してはこちらで解説しています → 【DDNSを利用する上で、面倒な「IPアドレスが変更される度にする更新作業」を「DiCE」で自動化してみた】

まとめ

今回の記事では、DDNSサービスでオススメの3つ「ieServer」「mydns」「No-IP」の特徴と利用手順について解説してきました。

最初に述べたように、「DDNS」の利用用途として一般的なのは、自宅PCをサーバーとして利用することです。
もちろん、「ホスト(ドメイン)名」が固定化しているので、Webサーバーとしても機能することができ、Webサイトを公開することもできます。

ですが、「DDNSサービス(無料)」で取得できるのは、あくまで「サブドメイン」になります。
なので、自分の他にも多数の人が、同じ「メインのドメイン」を利用している事になります。

なので、本格的にアクセスを集めるサイトを運営していきたい場合、自分だけのドメイン(独自ドメイン)で公開しているWebサイトに比べて、デメリットが多く存在します。
詳しくは以下リンク先で解説しています

【「独自ドメイン」と「無料ドメイン」のメリット・デメリットをまとめてみる(間違ったドメイン取得をしないために)】

※上記リンクの「無料ドメイン」とは、今回「DDNSサービス」で取得した「サブドメイン」と同じ意味であります。

もし、本格的にアクセスの集まるWebサイトを運営していきたい場合は、ちゃんと「独自ドメイン」を取得して、サーバーも「レンタルサーバー」を利用した方が良いでしょう。

興味のある方は、以下記事が参考になります。

以上です。

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