Googleアナリティクス イベントトラッキング

Googleアナリティクスのイベントトラッキング機能で、コンバージョン数(クリックカウント等)を計測するための、設定手順

Googleアナリティクスでは、「イベントトラッキング」といって、サイトに訪れたユーザーのアクション(コンバージョン)を計測することができます。

例えば、

  1. 「広告リンクのクリック」
  2. 「ファイルのダウンロード」
  3. 「動画の閲覧」

などなど、、、

これらを、「イベント」として定義し、トラッキングすることで、

  1. 1日の、広告リンクのクリック数
  2. 1日の、動画閲覧回数
  3. 1日の、お問い合わせ回数

などを、把握する事ができます。

今回の記事では、この「イベントトラッキング」をおこなう手順を、1から順に解説していきます。

以下、目次。

  • Googleアナリティクスのイベントトラッキングコードを、サイト上に設置する
  • Googleアナリティクスで、イベントトラッキングのレポートを確認する
  • トラッキングするイベントを、コンバージョン(目標)として設定する

Googleアナリティクスのイベントトラッキングコードを、サイト上に設置する

Googleアナリティクスで、コンバージョン数を計測すには、まず「イベントトラッキング・コード」を、該当箇所に設置する必要があります。

そこで当章では、例として、リンクのクリックカウントと、ファイルのダウンロードカウントをおこなうための、トラッキングコードの設置手順について、順に解説していきます。

※以降の手順に入る前に、予め Googleアナリティクスの「アクセス解析」用のトラッキングコードをサイト上に設定しておいてください(以下、参考)

初心者必見!【Google Analytics(アナリティクス)】の導入と使い方

では、本題に入っていきます。

  • 【任意のリンクのクリック数を計測する、イベントトラッキングコード】

    下記の赤文字部分が、トラッキングコード(js)になります。

    <a href=”http://sample.com” onClick=”ga(‘send’, ‘event’,  ‘link-sample’, ‘click’, ‘http://sample.com’);”>任意のリンク</a>

    このように、クリック数を計測したいリンクに、トラッキングコードを設置してやります。

    コードの構成としては、

    ・「ga(‘send’, ‘event’, 」 : 固定コードです
    ・「’link-sample’, 」 : 「カテゴリ」と呼ばれ、任意の値を設定できます
    ・「’click’, 」 : 「アクション」と呼ばれ、クリックカウンタの場合は、’click’ を指定します
    ・「’http://sample.com’ 」 : 「ラベル」と呼ばれ、リンク先のURLを指定します

    以上です。他のイベントトラッキングコードも、基本的にはこのような構成となります。

  • 【ファイルのダウンロード数を計測する、イベントトラッキングコード】

    <a href=”http://sample.jp/sample.zip” onClick=”ga(‘send’, ‘event’,  ‘Download’, ‘zip’, ‘sample.zip’, 100);”>zipファイルのダウンロード</a>

    上記から分かるとおり、基本的にはリンクのクリックカウントと変わりません。

    一点、「100」という数字の項目が増えていますが、こちらは「値」と呼ばれ、一回のイベントあたりにカウントされる値になります(必須項目ではありません)

    例えば、ファイルダウンロードが有料で、1,000円だった場合、ここに「1,000」と設定することで、ダウンロード回数だけじゃなく、合計販売価格も計測することが可能になります。

  • 【サイト内の全リンクのクリック数を計測する】

    下記は、サイト内の全リンクを、外部 or 内部に分けて、計測するためのトラッキングコードになります。

    <script type=”text/javascript”>jQuery(function() {
    jQuery(“a”).click(function(e) {
    var ahref = jQuery(this).attr(‘href’);
    if (ahref.indexOf(“websae.net”) != -1 || ahref.indexOf(“http”) == -1 ) {
    ga(‘send’, ‘event’, ‘内部リンク’, ‘クリック’, ahref);}
    else {
    ga(‘send’, ‘event’, ‘外部リンク’, ‘クリック’, ahref);}
    });
    });
    </script>

    ※jQuery 必須

    上記は、「href」属性をラベルに設定しているので、リンク先ごとにクリック数をチェックする事が可能です。

    こちらを、サイト内の全ページに設置することで、サイト内の全てのリンククリック数を把握することができます。

    参考元:少し玄人ぶって、Googleアナリティクスのイベントトラッキングをサイト改善に使ってみよう!

以上です。

※一点、注意点として、上記は、「ユニバーサルアナリティクス(analytics.js)」を利用していることを想定したイベントトラッキングコードになります。

もしあなたが、「旧来のGoogleアナリティクス(ga.js)」を利用している場合は、コードが違ってきますので、注意してください。

例えば、ファイルダウンロードカウントの場合は、下記のようになります。

<a href=”http://sample.jp/sample.zip” onClick=”_gaq.push([‘_trackEvent’, ‘Download’, ‘zip’, ‘sumple.zip’);”>製品ダウンロードはこちら</a>

以上です。

※今回参考にした記事 : [ユニバーサルアナリティクス対応]イベントトラッキングを使ってファイルのダウンロード数や外部リンクのクリックを計測する方法

Googleアナリティクスで、イベントトラッキングのレポートを確認する

トラッキングコードをサイト上に設置したら、次の日には、Googleアナリティクス上で集計され、レポートとして確認することができます。

確認手順としては、まず、Googleアナリティクスを開いて、メニューの「行動」→「イベント」→「サマリー」をクリックしてください(下図参考)

すると、設定したイベントの、イベント数(クリック数やダウンロード数等)を確認することができます。

Googleアナリティクス イベントトラッキング レポート-1

また、トラッキングコードに「値」を設定している場合は、その合計値や、

どのページから、イベントがおこなわれたかも確認することができます(下図参考)

Googleアナリティクス イベントトラッキング レポート-2

以上です。

トラッキングするイベントを、コンバージョン(目標)として設定する

Googleアナリティクスでは、トラッキングするイベントを「コンバージョン(目標)」として定義することもできます。

個人的には、上述している「行動レポート」から確認すれば十分だろ、、、と思いますが、いちよ、こちらの手順もまとめておきます。

まず、イベントを「コンバージョン」として設定する手順ですが、

管理画面のメニューから「コンバージョン」→「サマリー」をクリックしてください(下図参考)

すると、目標を設定するように促されるので、「目標を設定」ボタンをクリックしてください。

googleアナリティクス コンバージョン設定-1

すると、「アナリティクス設定」画面が開くので、こちらの「目標」を選択して、「+ 新しい目標」をクリックしてください(下図参考)

googleアナリティクス コンバージョン設定-2

目標設定画面(下図)が開いたら、「テンプレート」→「アカウントの作成」にチェックを付け、「次のステップ」をクリックしてください。

googleアナリティクス コンバージョン設定-3

次に、「目標」の名前を任意なモノに設定し、タイプを「イベント」にチェックを付け、「次のステップ」をクリックしてください(下図参考)

googleアナリティクス コンバージョン設定-4

すると、下図のように「目標の詳細」画面が開くので、「カテゴリ」 or 「アクション」 or 「ラベル」 or 「値」 を設定し (トラッキングコードに設定した内容であること)

「コンバージョンの目標値として、イベント値を使用」に「はい」を設定し、「目標を作成」ボタンをクリックしてください。

googleアナリティクス コンバージョン設定-5

以上で、完了です。

下図のように作成した目標が、追加されているのを確認してください。

googleアナリティクス コンバージョン設定-6

これで、「コンバージョン」メニューからも、イベント数を確認することができます。

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