SEO 内部・外部リンク対策

SEOの内部・外部リンク対策で効果を出すポイント(業者や相互リンク集の扱い等)と利用すべきツール(被リンク数の確認など)

SEOにおいてリンク対策は、非常に重要な要素になります。

当ブログは、開設後1年で、SEOだけで「7,000 / 日」アクセスを集めるまでに成長しました(下図)

SEO対策によるアクセス推移

ここまで順調に推移してきた背景には、内部・外部ともに、最新の注意を払って「リンク対策」をおこなっているからです。

※内部・外部の違いについて・・・

  • 「外部リンク」 : 他のサイトからのリンク
  • 「内部リンク」 : 自分のサイト内のリンク

ただ、業界的には、Googleのペンギンアップデートによって、リンク施策の内容は、大きく様相を変えました、、、

それによって、時代の流れに付いてこれず、間違ったリンク施策を、未だにやっているサイト管理者やSEO業者を見かけます。

そこで、今回の記事では、外部・内部それぞれのリンク対策において、SEO的に効果を出すためのポイントや、利用すべきツールについて、順に解説していきます。

以下、目次。

  • SEOの外部リンク対策で効果を出すポイント(業者や相互リンク集の扱いなど)
  • SEOの内部リンク対策で効果を出すポイント(リンクの貼り方など)
  • リンク施策で利用すべき5つのツール(リンク切れチェックや、被リンク数の確認など)

SEOの外部リンク対策で効果を出すポイント(業者や相互リンク集の扱いなど)

当章では、外部リンク対策のポイントについて、以下4つにまとめました。

  1. SEO業者や相互リンク集などは、Googleペナルティの原因となるので利用しない
  2. 他のサイトへの寄稿によって、外部・被リンクを得る
  3. TwitterやFacebookなどのソーシャルメディアを活用する
  4. 結局、『コンテンツ』が最も重要な外部リンク施策である

それでは、順に解説していきます。

1、SEO業者や相互リンク集などは、Googleペナルティの原因となるので利用しない

一昔前までは、SEO業者にお願いしてリンクを有料で購入したり、リンクファームに登録して、様々なサイトから相互リンクを集めたり、、、といったSEO対策が普通にありました。

ただ、Googleのペンギンアップデートによって、それらを施しているサイト群は、次々と圏外へと追いやられ、

Googleのガイドラインでも、上述している施策が、検索順位に悪影響をおよぼす旨が記載されています(下記)

Googleガイドライン:リンクプログラム

なので、SEO業者を頼ったり、相互リンク集を作成したりといった施策は、ペナルティの原因となるので、やらないようにしてください。

※一点、「相互リンク」の扱いについて補足ですが、

相互リンク自体が悪いわけではありません。当然、SEO的に有効となるリンクもあります。

参考 : 相互リンクする際の6つのチェックポイント

ただ、リンクファーム的なところに登録するのは、以ての外ですし、わざわざ他のサイト管理者にコンタクトを取ってお願いして・・・

みたいな時間と労力を使うぐらいなら、コンテンツ制作に時間を使った方が、余程効率的でしょう。

2、他のサイトへの寄稿によって、外部・被リンクを得る

外部リンクの取得対策で、他のサイトへの寄稿も有効な施策になります。

要は、寄稿したコンテンツ内に、自分のサイトへのリンクを貼っておく事で、「外部リンク獲得!!」となるのです。

ただ、注意点として、

  1. Googleにインデックスされているサイトである
  2. コンテンツテーマを関連させる
  3. リンクは最小限におさえ、寄稿コンテンツの質を高めるよう努力する

といった点は、注意するようにしてください。

おすすめとしては、認知度も高く、ドメイン価値も高い「NAVERまとめ」がおすすめです。

あとは、はてなブログやライブドアブログを別に開設するのも良いでしょう(コンテンツの充実が最低限必要です)

3、TwitterやFacebookなどのソーシャルメディアを活用する

TwitterやFacebookなど、主要ソーシャルメディアでの拡散度は、SEO的にみても評価対象ですし、

拡散されればされるほど、様々な人に見てもらえることで、外部・被リンクを得れる確率は高まります。

なので最低限、ユーザーがコンテンツを共有しやすい仕組みは構築しておく必要があります。

具体的には、

主要ソーシャルメディアの共有ボタンと、アカウント・ウィジェットぐらいは、設置しておきましょう(下図)

外部リンク施策:ソーシャルボタンの設置

外部リンク施策:ソーシャルアカウントウィジェットの設置

あとは、

拡散されるツイートというのは、どういった特徴があって、インフルエンサーが反応するようなツイートは、どういった内容か・・・

といった事を分析・実施・検証していくと良いでしょう。

4、結局、『コンテンツ』が最も重要な外部リンク施策である

最後のまとめ的なポイントになるんですが、結局外部リンクの施策は、コンテンツに帰結すると思います。

それは、Googleの考えをみても明らかで、あくまで「ナチュラル・リンク」を推奨し、その取得方法について、下記のように言及しています。

※ナチュラルリンクとは、ユーザーがコンテンツを見て、有益と感じた上で、自然発生的に付いたリンクの事です。

他のサイトから、自分のサイトへの高品質で関連性の高いリンクを作成してもらう最善の方法は、インターネット上で自然に人気を獲得する「関連性の高い独自のコンテンツ」を作成することです。

良質なコンテンツを作成すると、それが利益につながります。

リンクは編集者による人気投票のようなもので、役立つコンテンツの数が多いほど、誰かがそのコンテンツが自分のサイトのユーザーにとって役立つことに気付き、リンクを作成してもらえる可能性が高くなります。

参考元 : Googleガイドライン : リンクプログラム

当ブログでも、ナチュラルリンク論を信仰していて、それは結局、コンテンツ作成に帰結するわけで、

なので、外部・被リンクを得るために何か特別にやった・・・といった事はまったくありません。

※質の高いコンテンツの作成ポイントについては、下記の記事にてまとめているので、ぜひ参考にしてください。

検索エンジンとユーザー双方に最適化したコンテンツ作成手順をまとめてみた

以上、外部リンク対策の4つのポイントでした。

SEOの内部リンク対策で効果を出すポイント(リンクの貼り方など)

当章では、内部リンク対策の4つのポイントをまとめました(以下)

  1. アンカーテキストを最適化する
  2. SEO的に不利な「リンク切れ」対策
  3. 内部リンクの設置場所による、SEO的な価値の違いについて
  4. リンク数の上限数(ページ単位)について

では、順に解説していきます。

1、内部リンクのアンカーテキストを最適化する

Googleは、アンカーテキストの内容を、リンク先ページの「主要テーマ」として認識します。

なので、「リンク先ページ」にマッチした内容で、テキスト設定する必要があります。

例えば、

リンク先ページの主要テーマが「ダイエット」なのに、アンカーテキストに「SEO」と設定しても、リンクを受けた側は、検索エンジンから全く評価されません。

むしろ、マイナス評価となってしまう場合も、、、

なので、内部リンクを設定するときは、ちゃんと「リンク先」を表したアンカーテキストにしてください(基本、タイトルで良いですが)

過ちがちな間違いとしては、「Home」や「記事へ」といったアンカーテキストにしがちですが、

こちらは、Googleからは全く評価対象とならないので注意してください。

2、SEO的に不利な「リンク切れ」対策

「リンク切れ」とは・・・リンク先ページのURLが間違っていて、アクセスできない状態を指します。

なので、当然ユーザーにとって不親切な状態となりますし、SEO的に見ても、減点対象となってしまいますので、注意してください。

といっても、

記事数が多くなってくると、定期的に確認していくことが困難になります。

そこで、自動で「リンク切れ」を検出してくれるツールを利用すると便利です。

このツールに関しては、次の章にて紹介しているので、参考にしてください。

3、内部リンクの設置場所による、SEO的な価値の違いについて

内部リンクを、SEO的な側面で見た時に、設置場所によって、評価価値が異なります。

内部リンクの設置場所:SEO的な価値

以下に、設置場所ごとの価値について、まとめたので参考にしてください。

  • 【記事本文(コンテンツ内)】

    SEO的に見て、内部リンクの評価価値が一番高いのが、記事本文(コンテンツ内)になります、

    なので、コンテンツに関連する記事が他にある場合、積極的に本文内からリンクするようにしましょう。

    ※無闇やたらに貼るのではなく、あくまで内容が関連していて、ユーザーにとって有益と判断した時のみ、貼るようにしてください。

  • 【サイドバー & フッター】

    一般的に、サイドバーやフッターには、内部リンクが集中していると思います。

    例えば、ブログの場合、

    下図のように、サイドバーには「人気記事」を表示させ、フッターには「関連記事」を表示させるといったケースが、デフォルト化しています。

    【サイドバー】
    サイドバーの内部リンク例

    【フッター】
    フッターの内部リンク例

    このように、リンクが集中していてテンプレート化している場所からの内部リンクは、評価も低くなります。

    ただ、

    人気記事や関連記事は、あった方がユーザーの回遊率も上がりますし、SEO的に見ても、効果がない訳ではないので、設置しておいた方が良いでしょう。

以上です。

4、リンク数の上限数(ページ単位)について

以前、googleのガイドラインでは、

「1つのページに表示するリンク数を適切な数に抑える(100未満)」と記載がありました。

ただ現在では、具体的な上限数についての言及はなく、「ユーザーエクスペリエンスの観点から導き出せる合理的範囲内」であればOK!としています。

参考元 : SEMリサーチ : Google Matt Cutts氏、「1ページあたり発リンク100未満」ガイドライン撤廃について説明

なので、ユーザーの観点から、リンク数については判断するようにしてください。

以上、内部リンク対策の4つのポイントでした。

リンク施策で利用すべき5つのツール(リンク切れチェックや、被リンク数の確認など)

当章では、リンク施策で利用すべきツールを、以下の用途ごとにまとめました。

  1. リンク切れのチェック
  2. 被リンク(バックリンク)の確認

では、順に紹介していきます。

リンク切れのチェックツール:2選

上述している通り、リンク切れは、SEO的に評価を落とす状態です。

ただし、記事数が膨大になってくると、手動でリンク切れチェックをするのは困難になってきます(というか無理)

そこで、便利なのが、自動でチェックをしてくれるツールです。

以下が、おすすめのツール:2選です。

  1. 「dead-link-checker.com」
  2. 「Broken Link Checker」(Wordpress限定)

特におすすめなのが、「Broken Link Checker」で、当ブログでも利用しています。

WordPressを使っている場合は、必須プラグインなのでぜひ導入しておいてください。

それぞれの UIイメージや使い方については、下記の記事にまとめています。

SEO対策のおすすめツール : リンク切れのチェックツール2選

被リンク(バックリンク)の確認ツール:3選

SEO対策をやっていれば、

●自分のサイトに、どれくらいのリンクが付いているのか・・・

また、

●競合サイトに、どれぐらいのリンクが付いているのか・・・

といった事(被リンク情報)を確認したい状況があるでしょう。

そんな時に、便利なのが、以下に挙げている3つのツールです。

  1. 「Googleウェブマスターツール」(自分のサイトのみ確認可)
  2. 「Open Site Explorer」
  3. 「Ahrefs Site Explorer」

これらのツールでは、

貼られている被リンク数だけじゃなく、

● どのサイトから貼られているのか・・・
● どのようなアンカーテキストが設定されているのか・・

といった事も確認できます。

これらのツールの、UIイメージや使い方については、下記の記事にてまとめているので、参考にしてください。

被リンクの無料チェック・確認ツール(サービス)3選と、SEOでバックリンクを増やす注意点(Googleペナルティ対策)

以上です。

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