タイトル(title)とは・・・直訳すると「表題」や「題名」といった意味になります。
様々なところで、利用されている用語になりますが、今回の記事では、Webページ(ブログの記事ページ)で利用されるタイトル(title)を指す事とします。
例えば、当ページのタイトルは、以下になります。
・「タイトル(title)を設定する手順と、設定する際のポイントを5つにまとめてみた」
今回の記事では、このようにWebページに「タイトル(title)」を設定する手順と、必要性について。
また、SEO的な面を考慮した「タイトル設定」のポイントについて順に解説していきます。
※SEOについては、こちらで解説しています→SEO対策とは
以下、目次になります。
- Webページにタイトル(title)を設定する手順
- タイトル(title)タグを設定する2つの理由について
- SEOを考慮したタイトル設定のポイント
Webページにタイトル(title)を設定する手順
Webページにタイトル(title)を設定するには、<title>(タイトルタグ)を設定する必要があります。
例えば、当ページであれば下記のように記述します。
<title>タイトル(title)を設定する手順と、設定する際のポイントを5つにまとめてみた</title>
</head>
上記のように、タイトルタグの中に「タイトルに設定したい文字列」を記述してやります。
また、タイトルタグは、<head>(ヘッダタグ)の中に記述する必要があります(上記参考)
以上で、タイトルの設定は完了です。
一点注意しなければならないのが、<title>(タイトルタグ)に設定した文字列は、Webページ上には表示されないという事です。
当ページに表示されているタイトルは、<h1>(見出しタグ)に設定している文字列になります(下図参考)
ただ、ソースを確認するとちゃんと設定されていることが分かります(下記)
※一般的に、ページ上に表示されているタイトルは、h1タグ等の「見出しタグ」に設定されているケースがほとんどです。
では、<title>(タイトルタグ)には、何のために設定するのか・・・
その理由については、次章で解説していきます。
タイトル(title)タグを設定する2つの理由について
上記の見出し通り、「タイトル(title)タグ」を設定する理由としては、大きく二点あります。
では、順に解説していきます。
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検索結果ページへの記事タイトルの設定
以下に、検索結果のページ例を示します。
赤枠部分が、ページのタイトルになります。ここに設定されるのが、タイトルタグの内容になります。※もし、「タイトルタグ」がページに設定されていない場合は、検索エンジンの方が、この部分(上図赤枠)に表示される内容を、勝手に設定してくれます。
なので、この部分をサイト運営者の方で設定したい場合は、タイトルタグの設定が必須になります。
-
検索エンジン(クローラー)にページのタイトル情報を通知するため
※クローラーについては、こちらで解説しています→クローラーとは?「Googlebot」にクローリングさせたい場合とさせたくない場合の対処法
タイトルタグを設定するもう一つの理由が、クローラーに「ページのタイトル情報」を通知するためです。
クローラーは、タイトルタグの文字列を「コンテンツを要約した情報」と認識します。
要は、「このページは、●●●についてのページだな」といった具合に認識するのです。なので、タイトルタグに正確な情報が設定されていれば、検索エンジンにも正確な「コンテンツ情報」を伝える事ができるので、そのページの「検索エンジンへの登録」の促進に繋がりますし、SEO的にも効果的に作用します。
なぜなら、検索エンジンは「タイトルタグ」に設定してある内容を、コンテンツ内で最も重要視している要素としているからです。
なので、「SEO対策」をおこなっている場合は、必ずタイトルタグを設定して、コンテンツを端的に表した文字列(かつ検索エンジンに認識してほしい文字列)を設定しておく必要があります。
また、ユーザーに見える部分のタイトルも、的確に設定しておく必要があります。
上述している通り、ユーザーに表示されるタイトルについては、見出しタグ(h1~hn)に設定されている場合がほとんどです。
当記事のタイトルも、「h1タグ」で設定しています(以下)
実は、この見出しタグの内容ですが、こちらについても検索エンジンは「そのページのコンテンツ内容」を認識する際の重要な要素としています。
特に、「h1タグ」ほど重要度は高くなり、h2 → h3 → h4 → ・・・と順に下がっていきます。
なので、「見出しタグ」を設定する際は、ユーザーだけじゃなく検索エンジンも対象にした内容設定にしてください。
特に、「h1タグ」に設定するタイトル内容は重要です。検索エンジンは、タイトルタグの次に「h1タグ」を重要視していると認識しておけば良いでしょう。
※見出しタグに設定するタイトル内容と、タイトルタグに設定する内容は、基本は同じに設定してください。
当サイトも、すべての記事で同じに設定しています。少なくとも、内容が全く違う、、、といったような設定にはしないでください(検索エンジンが、コンテンツ内容を認識する際に、マイナス要素となってしまいます)
以上です。
次章では、SEOを考慮したタイトル設定について解説していきます。
SEOを考慮したタイトル設定のポイント
上述している通り、検索エンジンがコンテンツ内で最も重要視している要素が「タイトルタグ」の内容になり、次いで見出しタグの内容になります。
また、これらは両方とも、ページのタイトルが設定される事になりますので、いかに検索エンジン対策(SEO)で、「タイトルの内容」が重要なのかが、分かると思います。
タイトル設定を間違えると、いつまで経っても「上位表示させたい検索キーワード」で上位表示しなかったり、意図していたキーワードと、全く違ったキーワードが上位表示してしまうといった事に陥ってしまいます。
そこで、当章では、SEOを考慮したタイトル設定のポイントを5つに分けて、順に解説していきます。
以下、5つのポイントになります。
- 上位表示させたい「検索キーワード」を決めてから、タイトル(title)を設定するようにする
- ページごとに、必ず一意のタイトル(title)を設定する
- タイトル(title)を、全角32文字(半角64文字)以内に設定する
- タイトル(title)のキーワード内に、不要な空白や文字を記入しない
- ユーザーが読みたいと思える「タイトル(title)」を設定する
では、順に解説していきましょう。
上位表示させたい「検索キーワード」を決めてから、タイトル(title)を設定するようにする
検索エンジンを利用するユーザーは、(何かしらの)キーワードを入力して、目的のページヘ遷移します。
例えば、「SEO」について知りたい場合は、「SEO」というキーワードを入力して、検索しますよね。
そして、検索結果に表示されたページ群は、「SEO」というキーワードにマッチしたコンテンツとなっているわけです。
さらに、最初の1ページ(上位10位)に表示されたページ群は、「SEO」というキーワードにマッチしていて、かつ検索エンジンからの評価が最も高いコンテンツとなっているページ群なのです。
これらの事から、SEO対策をおこなうには、まず「自分のサイトを上位表示させたいキーワード」を決定する必要があります。
そして、検索エンジンから最も重要視されている「タイトル」に、このキーワードを含める事で、
「このページは、●●●についてのコンテンツとなっていますよ」
と、効果的にアピールする事が可能となります。
なので、タイトルには、必ず「キーワード」を含める事が必要になります。
当サイトも、必ずページを作成するさいは、「キーワード」を含めるようにしています(ちなみに、当記事は「タイトル」と「title」というキーワードで、上位表示を目指しています)
また、SEOの中で、キーワードを選定する作業も非常に重要な項目です。
その理由や、具体的な選定方法についてはこちらで解説しています→SEOで「キーワード対策」をおこなう本質と、6つの対策ポイント
ページごとに、必ず一意のタイトル(title)を設定する
サイト内にあるページは、必ずタイトルが被らないようにしましょう。
タイトルは、ユーザーからも検索エンジンからも、「そのコンテンツがどのような内容なのか」を判断する際の最も重要な要素となります。
なので、タイトルが被っていると、同じようなコンテンツが複数存在していると認識されてしまう可能性が高くなります。
仮に、検索エンジンから、同じようなコンテンツが複数存在していると認識されてしまったら、重複しているコンテンツに関しては、検索結果から除外されてしまいます。
例えば、サイト内に「Aページ」「Bページ」「Cページ」が存在し、この三つのページを、検索エンジンが「重複しているページ」と見なした場合、この三つの中でどれか一つは、検索結果に表示されますが、残りの二つのページは、検索結果に表示される事はありません。
そりゃそうですよね、検索ユーザーからしたら、同じコンテンツが検索結果に複数表示されても、全くメリットがありません。
また、サイト内の全コンテンツ内で、「重複しているコンテンツ」の割合が高いと見なされた場合、検索エンジンから「ペナルティー」を受けてしまい、検索順位が落ちたり、検索結果から除外されるといった影響を受けてしまうので、注意が必要です。
このように、検索エンジンから「重複コンテンツ」があると認識されてしまった場合は、デメリットが大きいですので、そう認識されないよう、「タイトル」をページごとに一意に設定しておくようにしましょう。
※タイトルは、検索エンジンが(そのページ内で)最も重要視している要素ですが、タイトルの内容だけ変えても、コンテンツの本文が全く一緒であれば、重複コンテンツと見なされますので、注意してください。
重要なのは、ページごとにオリジナルのタイトルとコンテンツの本文を設定する事です。
※サイト内に、タイトルが重複しているページがないかのチェックは、「Googleウェブマスターツール」で確認する事ができます(事前に、Googleウェブマスターツールにサイトを登録している必要があります。登録手順に関しては、こちらで解説しています→【Google対策に必須!ウェブマスターツール(WebMasterTool)へのサイト登録と基本的な使い方】)
手順に関しては、まず「Googleウェブマスターツール」でサイトの管理画面を開き、左のメニューから「検索のデザイン」→「HTMLの改善」を選択します(下図参考)
下図のように「HTMLの改善」画面が開いたら、こちらでタイトルタグの内容が重複しているかのチェックができます。
下図では、特に問題がないことを確認できます。
また、問題がある場合は、下図のように表示されます。
「タイトルタグの重複」というリンクをクリックすれば、どのページのタイトルタグなのか・・・といった詳細情報を確認できるのでしょう。
以上です。
タイトル(title)を、全角32文字(半角64文字)以内に設定する
こちらは、SEO対策とは直接的な関係はありません。ですが、非常に重要な項目です。
以下は、検索結果のページですが、タイトル部分を見てください。
タイトルの最後の部分が「~…」となっている事が分かりますね。
これは、検索結果ページに表示されるタイトルには、文字数制限があるからです。
具体的にいうと、全角32文字(半角64文字)を超えてしまった場合、以降「…」と表示されてしまいます。
なので、下手したら検索ユーザーが、タイトルからコンテンツ内容を予想できない状態になってしまいます。
このような状態では、まずクリックされる事はないでしょう。
なので、なるべく制限以下の文字数におさえ、「どのようなコンテンツなのか・・・」を、タイトルで明確化しておく必要があります。
もし、制限を超えてしまう場合も、制限内の文字列で「コンテンツ内容が伝わる文字列」にしておくことが重要です。
タイトル(title)のキーワード内に、不要な空白や文字を記入しない
これは、タイトルだけに限った話じゃなく、コンテンツ全体にいえる話です。
例えば、「SEO」というキーワードを、上位表示させたい場合に、「S-E-O」などと、不要な文字を入れてはいけないという事です。
また「S E O」といったように空白を入れるのも、NGです。
このように、不要な文字がキーワード内に入っていても、検索エンジンは、不要だと認識することはありません。
要は、上記だと「S-E-O」とそのまま認識してしまうのです。
なので、「SEO」というキーワードで対策したいのに、このような不要な文字を入れたせいで、全く意味のない結果に終わってしまいます。
※「SEO リンク」といったような複合キーワードを対策したい場合は、キーワード間であれば、空白や文字を設定しても問題ありません。
ユーザーが読みたいと思える「タイトル(title)」を設定する
こちらは、SEOには関係のない項目ですが、ユーザーの関心を引き、(タイトルの)クリックを促す事を目的とした項目となります。
SEOにおいて、ページが上位表示されたとしても、検索結果に表示されている「ページタイトル」がクリックされなければ意味がありません。
なので、タイトルを一目見た時に、ユーザーに関心を持ってもらえるようにする事も重要です。
そこで、検索ユーザーに興味・関心を持ってもらえるポイントを以下にまとめています。
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【インパクトのある記号を使用する】
タイトルに使用している記号を最適化します。
具体的な、「最適化の例」を以下に示します。
・【区切り文字】 : “、” や “。” じゃなくて、”!” を使用する
・【カッコ】 : “()” じゃなくて、”【】” を使用する -
【前半の10文字程度に、強調ワードを設定する】
以下、例になります。
・初心者必見!~
・知らなきゃ損!~
・2013年最新情報公開!~強調ワードの最後に、ビックリマークを付ける事もポイントです。
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【後半部分に、まとめキーワードを含める】
まとめキーワードとは、以下の様な文章を指します。
・~の5つのポイント
・~の5つの法則
・~の5つの条件このように、「まとめキーワード」を使用することで、ユーザーから「分かりやすく、まとめられたコンテンツになっている」という印象を持ってもらえる効果があります。
以上、タイトル設定の5つのポイントでした。